童謡がアイドルの起源という新説(ナッキー)
書名:童謡の近代
著者:周東 美材
岩波書店 2700円 この本が日経新聞去年の12月13日、朝日新聞本日に載っていたので要約して引用します。
日経新聞見出し 「未熟さ」尊ぶ起源見出す
童謡が大正時代、ちょうど社会が近代から現代に脱皮する過程で生まれた。
進学や就職で地方から大都市に出てきた、新中間層が、子供を中心とする家庭をアイデンティティのよりどころとし始めた。
子供向けの雑誌「赤い鳥」は1918年の創刊。鈴木三重吉。
本居長世は「赤い靴」「青い目の人形」を作曲。自分の三人の娘を歌手にして、童謡の普及に貢献した。
その経緯は日本のポピュラー音楽におけるアイドルの起源とも重なる。
子どもの可愛らしい歌を尊ぶ「未熟さ」に積極的な価値を見出す。
現在の日本文化の特徴として受け継がれている。
この本を読んでいないで批評は控えるが、現在アイドルがこれだけ盛んになっていなければ、未熟さに積極的な価値が日本文化とは言われないから、歴史は現代によって新しく解釈されることのみ指摘できる。
朝日新聞書評は次回に。
ナッキー
書名:童謡の近代
著者:周東 美材
岩波書店 2700円 この本が日経新聞去年の12月13日、朝日新聞本日に載っていたので要約して引用します。
日経新聞見出し 「未熟さ」尊ぶ起源見出す
童謡が大正時代、ちょうど社会が近代から現代に脱皮する過程で生まれた。
進学や就職で地方から大都市に出てきた、新中間層が、子供を中心とする家庭をアイデンティティのよりどころとし始めた。
子供向けの雑誌「赤い鳥」は1918年の創刊。鈴木三重吉。
本居長世は「赤い靴」「青い目の人形」を作曲。自分の三人の娘を歌手にして、童謡の普及に貢献した。
その経緯は日本のポピュラー音楽におけるアイドルの起源とも重なる。
子どもの可愛らしい歌を尊ぶ「未熟さ」に積極的な価値を見出す。
現在の日本文化の特徴として受け継がれている。
この本を読んでいないで批評は控えるが、現在アイドルがこれだけ盛んになっていなければ、未熟さに積極的な価値が日本文化とは言われないから、歴史は現代によって新しく解釈されることのみ指摘できる。
朝日新聞書評は次回に。
ナッキー