AKB48 チームBのファンより

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『さよならサーフボード』と『君だけが秋めいていた』を気に入った。(ときめき研究家)

2015-09-14 22:44:10 | ときめき研究家
『ハロウィンナイト』のカップリング曲のうち、『さよならサーフボード』と『君だけが秋めいていた』は気に入った。どちらも夏の終わりの感傷を切なく歌った曲だ。

『さよならサーフボード』(アンダーガールズ)。
夏の終わりに過ぎた恋を回想するというのは、もはやAKBグループの定番のテーマだ。
『涙の湘南』『ビーチサンダル』『そばかすのキス』『風の行方』『他人行儀なSunset beach』『波音のオルゴール』など。何曲作られても語り尽くせない感傷が止まらない。
AKBグループ夏の歌の8つのキーアイテム(「波乗り」「かき氷」「サンダル」「日焼け」「海の家」「水着」「監視(員)」「キス」)のうち、「海の家」「遊泳禁止(監視員の類語)」「陽灼け」「水着の跡」と4つ使用している。

その上でこの歌の新しいところは、「遠距離恋愛のカップルは別れる」という「『木綿のハンカチーフ』の呪縛」もテーマとして盛り込んでいることだ。
この歌の2人は、かつては同じ海で陽灼けするまで遊んだ恋人だったが、どちらかの卒業により遠距離恋愛になり、やがて心も離れて行ったのだろう。それでも結論を急ぐ必要はなかったのに、サーフボードから落ちるみたいに破局を迎えてしまった。
「帰りの列車を変更するより風の向きまで待ち切れなかった」というフレーズの解釈が難しい。遠距離を会いに来て、少しでも長く一緒にいたいので列車の時間を変更したように、柔軟に彼女の気持ちを待てばよかったというような意味だろうか。少し難解だ。

曲調は爽やか。tさんのコメントのように、BGMとして聴けば非常に心地よい曲だ。センターの兒玉遥は舌足らずで甘ったるいアイドルらしい渾身の歌い出しだが、「うみのいえの」の「うみ」がちょっと出遅れ気味なのが残念。

『君だけが秋めいていた』(アップカミングガールズ)。
ピーナッツさんの言う通り「グレーのカーディガン」がキーワードだ。
『ギンガムチェック』の「カーディガンはいつから着る?」とは、大人になった彼女の象徴で、2人の距離感を感じるアイテムだ。一方「半袖」「夏服」「腕まくり」は少年の象徴で、『ポニーテールとシュシュ』をはじめ多くの歌で使われている。同級生の男女ではいつも女性が大人びているものだが、とりわけ夏休み明けにはその落差が痛感させられることが多い。
夏休みが終わり、彼女の微妙な変化に気づくというのは『言い訳Maybe』でも歌われた状況だ。

いつもの夏なら、彼がライフセーバーをしている海に、彼女も1、2回は顔を見せていたのだろう。水着姿で泳いだり、肌を焼いたり、海の家でかき氷を食べたりもしたのだろう。そして、彼にも挨拶くらいはしたのだと思う。
今年の夏はどこで何をしていたのか、気になる。「相変わらずね」という彼女の何気ない言葉に心は乱れる。
この2人の関係は、『ラブラドールレトリバー』の2人の数年後のような気がしてならない。

曲調は穏やかだが妙に心に残る。今の季節に似つかわしい曲だ。
Aメロの背後で流れている小太鼓の軽やかなリズムが、彼の心のざわめきを表現していて印象的だ。
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