わがままな流れ星。「巨乳になれるように」と願うＡＫＢ４８メンバーは（ときめき研究家）

「企画派」「生身派」の分類とは別に、「書斎派」「現場派」に分類すると、私は明らかに「書斎派」である。コンサートや握手会といった現場に参加するより、書斎（家）でＣＤやＤＶＤを鑑賞することを好むタイプである。劇場公演にもたまには行くが、それは非日常的な刺激や、新たな発見を求めて行く意味が強い。あくまで、日常のＣＤやＤＶＤ鑑賞がメインの活動である。もっと家に書斎などなく、自分一人で使用できるＡＶ装置もないので、メインの鑑賞方法は通勤電車の中での楽曲鑑賞である。
劇場公演中のセットリストのＣＤが３枚同時に発売され、ナッキーさんにも勧められ、全部購入した。通勤は片道80分かかるので、ちょうど１セットリストを片道で聴けることになり、もう随分聴き込んだ。「書斎派」改め「電車派」を名乗ろうか。

劇場でまだ一度も見たことのないＫ５『逆上がり』では、『逆上がり』『街角のパーティ』が気に入っている。でも一番は『わがまな流れ星』だ。
「わがまま」を歌った曲を思い出してみたが、意外に苦戦した。

山口百恵『秋桜』では、嫁ぐ前に母親と思い出を語りながら「今更ながらわがままな私に唇噛んでいます」と感謝している。
榊原郁恵『わがまま金曜日』では、「ウウウわがままわがまま放題し放題　水玉模様の金曜日」と、10分以内に水玉の傘を持って迎えに来いなど、借り物競争のような難題を吹っかけている。
南野陽子『トラブルメーカー』では、ひとり旅したいと彼に告げ、許されれば寂しい！、止められれば信じてないの？と困らせる。「ただのわがまま私はトラブルメーカー」。
松田聖子『わがままな片想い』は、『天国のキッス』のＢ面。好きだけどプライドが邪魔して告白できない状況を「わがままな片想い　愛してるわ本当よ」と表現。
もっと沢山ありそうだが、３日位考えてこれくらいしか思い出せなかった。
どれも愛のあるわがまま、許されることを前提としたわがままである。

『わがままな流れ星』のわがままとは、願い事が多すぎて欲張りなことを言っているのだろう。美人になりたい、賢くなりたい、赤ちゃんもほしい、果てにはアカデミー賞もほしい、願い放題だが、その中に「巨乳になれるように」がある。大胆な歌詞だと思った。
女の子のことは実際わからないが、こういうことを願う子も結構いるのだろうか。
浅香唯『コンプレックスＢＡＮＺＡＩ』には、「胸は無くても女は根性」という歌詞があり、胸が小さいことをコンプレックスに感じている子がいるのは事実なのだろう。

公式ＨＰのプロフィールで調べると、小林香奈はＢ７７、小野恵令奈はＢ７８、で歌詞にはリアリティがある。因みに、武道館の１日目にこの曲を歌った小嶋陽菜はＢ８０、篠田麻里子はＢ８７。数字だけで見れば、篠田はチームＡ、Ｋ、Ｂメンバーの中では最も「巨乳」だ（我ながらバカバカしくなって研究生やＳＫＥ、ＳＤＮを調べるのはやめた。ＳＤＮにはもっと大物がいそうだ。）。
やはり、この曲は、小林、小野のための曲だと思う。

Ｐ．Ｓ
この記事のことを考えていたら、スーパーの食堂で「巨峰ソフト」のことを「巨乳ソフト」と注文しそうになった。危ない、危ない。