少女時代の新曲『The Boys』のプロモーションビデオは、動画共有サイト「ユーチューブ」で再生回数1000万回を突破した。
19日にユーチューブで公開された『The Boys』韓国語バージョンのプロモーションビデオは、公開4日目の23日に再生回数1000万回を超えた。たった4日でユーチューブの再生回数が1000万回を上回るのは異例なだけに、少女時代のグローバルな人気や影響力があらためて証明された形だ。
また、『The Boys』のプロモーションビデオは24日午前10時現在で韓国語と英語の2バージョン合計再生回数が1280万回を突破するなど、全世界のファンの間で熱い反響を呼んでいる。
「警察の日」に当たる今月21日夜、仁川市中心部で暴力団員らが、警察官の目の前で流血の事態を繰り広げた。暴力団員らのうち一人は刃物で刺され重傷を負った。
21日夜、警察に「仁川市南洞区九月洞のキル病院葬祭場に暴力団員が集まり、大声を上げている」という通報が数回寄せられた。そこで、仁川南洞警察署の刑事5人が現場に出動し、暴力団員らの動きを観察した。葬祭場には、交通事故で死亡した組員の妻を弔問するため、暴力団「クラウン派」の組員約100人が集まっていた。
午後11時50分ごろ、警察官たちが動向を見守っていた葬祭場の隣で、暴力団「新三角派」の組員K容疑者(34)が、同派からクラウン派に移籍したL組員(34)の左肩や内ももを刃物で2、3回切り付けた。
クラウン派の組員らは、L組員がけがをしたとの知らせを受け興奮した様子で、葬祭場の外に続々と出てきた。一方、新三角派の組員約30人も知らせを受けて現場に駆けつけ、両組織がにらみ合う状況がしばらく続いた。
警察の機動隊や防犯巡察隊など約70人が現場に出動し、両組織の組員らに解散を命じ、騒ぎは収まった。
新三角派は仁川市南洞区の風俗街・間石洞を、クラウン派は同市延寿区一帯を拠点に活動しており、これまで両組織による縄張り争いはなかった。両組織は歴史が浅いため、構成員に関する正確な統計もなく、管理の対象にもなっていなかった、と警察は説明した。
だが、警察の生ぬるい対応が原因で流血の事態が発生した、と指摘する声が出ている。
警察の関係者は「暴力団員らが弔問のために集まったというだけでは、検挙するだけの法的な根拠に欠けるため、刑事5人が現場で動向を注視していた。そのとき突然、一人の男が刃物で相手を切り付けたため、防ぐことはできない状況だった」と話した。警察は、刃物を使用したK容疑者に対し逮捕状を請求するとともに、監視カメラの画像を分析し、犯行に加担した他の組員を割り出す方針だ。一方、警察庁は、今回の事態に対して適切な対処ができなかった責任を問い、南洞署のアン・ヨンス署長を解任するとともに、刑事課長と強力(凶悪犯罪担当)課長、庶務室長、所轄の地区隊(日本の交番に相当)署長に対し重い懲戒処分を下す方針を固めた。
オランダの消費者雑誌がサムスン電子の新型ドラム式洗濯機を酷評していることが分かった。オランダの消費者雑誌『コンスメンテンボンド』はこのほど、インターネットの公式ホームページに「サムスン電子のドラム洗濯機(エコバブル8キロ型)は性能が低い」との評価を掲載した。このエコバブル洗濯機は気泡(バブル)を発生させて洗浄力を高める方式を採用、エネルギー消費量も最大70%まで削減できる新製品だ。
同誌は「サムスンのドラム洗濯機は一般の洗濯機より洗濯の性能が低く、温水の温度を40度に設定しても31度までしか上がらない」と指摘した。また「40度の通常コースと15度の『冷水エコ』コースの洗浄力はほぼ同じ、というサムスン電子側の説明は事実と違う。実際は冷水で洗濯すると洗浄力が落ちた」と指摘している。
また「洗濯機のすすぎ回数は2回だけで時間も短すぎるため、すすぎ能力が低い。普通の洗濯物は比較的きれいになるが、汚れがひどい物については性能が落ちる」としている。米国の消費者雑誌『コンシューマーリポート』にも昨年「サムスン電子製洗濯機のバブルは洗浄力に影響を及ぼしていない」という記事が掲載されている。
サムスン電子はこれについて「再実験した結果、40度洗濯コースは37度まで温度が上がった。5度の差は誤差範囲内だとその雑誌も関連内容を認めた」と説明した。
そして「当社のドラム洗濯機はドイツの電子技術協会(VDE)など多数の認定機関から優秀さを認められており、ドイツの消費者雑誌『テスト』10月号も当社製品をボッシュやミーレなどと共に優秀製品に選定している」とコメントしている。
中学校の歴史教科書の改訂に向けて準備作業を行っている歴史教科書執筆基準開発委員会は先日「大韓民国は国連から韓半島(朝鮮半島)で唯一の合法政府として承認された」という文言から「韓半島で唯一の」という部分を削除することを決めたが、これに対して激しい議論が起こることが予想されている。
国史編さん委員会と学界関係者が23日に明らかにしたところによると、19日午前に執筆基準の開発に向けて共同研究を行っているチームのメンバー4人がソウル市立大学の李益柱(イ・イクチュ)教授の研究室に集まり、17日の公聴会を経て得た結果に基づき「大韓民国は国連から韓半島で唯一の合法政府として承認された事実に留意する」という文言から「韓半島で唯一の」という表記を削除することを決めた。チームはこの修正案を国史編さん委員会のイ・テジン委員長にすでに報告し、同委員会は最終案を取りまとめて24日に教育科学技術部(省に相当)歴史教育課程開発推進委員会に提出する予定だ。
「国連から韓半島で唯一の合法政府として承認」という部分について、一部の学者から「大韓民国を唯一の合法政府として承認した1948年の国連総会決議は、38度線よりも南の地域に限定されていた。そのためこの文言には誤りがある」という声が上がり、この部分を削除すべきとする意見が出たという。
しかし「韓半島で唯一の」という文言の削除には大きな議論が起こりそうだ。明知大学のカン・ギュヒョン教授は「“韓半島で唯一の合法政府”という言葉は、当時の時点で韓半島で国連から合法政府として認められた唯一の政体だったという点を改めて表現したものだが、これを削除するのは牽強付会(けんきょうふかい=都合の良いように理屈をこじつけること)だ」「歴史教育課程開発推進委員会の審議など、後の段階で修正しなければならないだろう」とコメントした。
拉致被害者家族会の崔成竜(チェ・ソンヨン)代表(59)は「北朝鮮はこれまで『(韓国から)拉致した人はいない』として拉致の事実を否定してきたが、北朝鮮が『生死確認不可』『連絡が途絶えた』など主張している人々について、詳細な情報が明らかになった。韓国政府と国際社会は北朝鮮に対し、拉致被害者の生死確認と送還を強く求めるべき」と訴えた。
崔代表は2006年、日本政府と共に、日本人拉致被害者の横田めぐみさんの夫が、1978年に全羅北道群山市の仙遊道海水浴場から北朝鮮の工作員によって拉致された金英男(キム・ヨンナム)さん(当時17歳)だったことを突き止めた。
崔代表は「日本は拉致問題を解決するために、首相を本部長とする拉致問題対策本部を設置し、国の公権力を統括する国家公安委員長が拉致問題担当大臣を兼任するなど、問題の解決に積極的に取り組んでいるが、韓国の場合、戦後の拉致被害者が517人に上るにもかかわらず、政府は拉致被害者問題の解決に消極的だ」と批判した。さらに「金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)両政権時代は『拉致被害者』という言葉すら使われなかったが、李明博(イ・ミョンバク)政権が発足してからも拉致被害者専門部署さえ設置されていない」と指摘した。
また崔代表は「金大中政権が非転向長期囚62人を北朝鮮に送還したとき、1000人以上に達する拉致被害者と国軍捕虜の帰国についても要求すべきだった。今からでも政府は拉致問題専門部署を立ち上げ、被害者の生死確認や帰国を強く求めていくべき」と主張した。
6・25戦争(朝鮮戦争)後に韓国から北朝鮮に拉致された被害者のうち、21人が平壌に住んでいることが分かった。
24日に発売される「週刊朝鮮」によると、北朝鮮当局が作成した満17歳以上の平壌市民の個人データを、拉致被害者家族会(崔成竜〈チェ・ソンヨン〉代表)が所有する戦後拉致被害者505人のデータと付き合わせた結果、拉致被害者21人の平壌居住が確認されたという。
今回分かった拉致被害者は、1977‐78年に全羅南道・紅島で拉致された当時高校生のイ・ミンギョさん(52)、チェ・スンミンさん(53)、イ・ミョンウさん(51)、ホン・ゴンピョさん(51)の4人と、60‐80年代に拉致された漁師10人、69年に拉致された大韓航空乗務員3人、71年に西ドイツで拉致された在西ドイツ大使館労務官のユ・ソングンさん(78)家族3人、79年にノルウェーで拉致されたコ・サンムン元首都女子高校教師(63)。
このうち、大韓航空乗務員だったソン・ギョンヒさん(65)など12人は、南北離散家族の面会行事、北朝鮮メディアへの出演、韓国政府当局者の確認などで生存が確認されていたが、漁師のイ・グァンウォンさん(62)など残りの9人は今回初めて生存が確認された。
拉致被害者たちは北朝鮮で結婚し、平壌の万景台区域八骨2洞や牡丹峰区域興富洞などにまとまって暮らしており、うち15人は「朝鮮労働党112連絡所」などのスパイ教育機関に勤務していることが分かった。
拉致被害者の家族たちは、韓国政府がこれまで積極的に送還に努めず、連座制(北朝鮮渡航者の家族にまで社会的不利益を負わせる制度)などを適用したため、苦痛を受けたと批判している。イ・グァンウォンさんの兄ジョンユさん(71)は「弟が生きていると分かってうれしい」と話した。
元お笑い芸人で映画プロデューサー兼監督のシム・ヒョンレ氏が社長を務める映画制作会社「ヨング・アート・ムービー」の元社員43人が、未払い賃金と退職金8億9153万ウォン(約5900万円)の支払いを求め、シム氏を相手取り未払い賃金請求訴訟を提起した。
ソウル南部地裁の関係者が23日に語ったところによると、社員らは訴訟と併せ、任意競売手続きに入った同社名義の土地と建物についても、配当要求申請書を提出したという。
ソウル市江西区五谷洞にあるヨング・アート・ムービーは、用地6827平方メートル、建物面積1655平方メートルで、鑑定価格は37億1646万ウォン(約2億4700万円)。シム氏は賃金未払いの容疑について、8月にソウル地方雇用労働庁の調査を受けた。ソウル南部地検が事件の送致を受け、捜査を進めている。
欧州財政危機の中で大企業の業績悪化はある程度予想されていたことだ。市場が思わしくないのに、独走できるはずはないからだ。
ただし、幸いなことは、韓国の主要企業の世界シェアが上昇していることだ。韓国企業が不況期にも攻撃的な投資を行い、ハードウエア生産分野では他国の追随を許さない競争力を確保しつつある。サムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーS2」は、発売から5カ月がたった9月末、販売量は1000万台を突破し、韓国の携帯電話販売史上で最短記録を樹立した。同社は第3四半期(7‐9月)にアップルを抜き、世界のスマートフォン市場で首位に立った。
半導体と液晶パネルは「コリアブランド」のシェアが50%を超えている。半導体は過去2四半期でシェアを5ポイント、液晶パネルは3ポイント引き上げた。テレビもソニー、パナソニックなど日本の競合メーカーが低迷し、サムスン電子、LG電子が市場支配力を拡大した。
造船産業も欧州の財政危機が本格化した8月以降、世界の船舶受注量の半分以上を獲得している。世界首位の地位は不動で、低賃金を強みとする中国企業との受注量の差は広がっている。韓国製自動車の世界シェアも第1四半期の7.7%から第2四半期には9%に上昇した。
問題はハードウエア中心の韓国企業の収益性低下だ。成均館大の鄭泰明(チョン・テミョン)教授(ソフトウエア学)は「韓国企業はシェア拡大だけに満足せず、韓国の優れたハードウエアとソフトウエアの能力を融合し、付加価値を高めるべきだ」と訴えた。
今月19日に発表された大韓航空の7‐9月期の営業利益は、前年同期比で50%近く減少した。特に、航空貨物部門の不振が目立った。韓国から海外への航空貨物も減少したが、とりわけ中国から米国など他国に運ぶ航空貨物の売り上げが30%も落ち込んだのが致命的な原因だった。
韓国企業にとって最大の懸念事項は、欧州経済の低迷ではない。韓国企業の実績のカギを握るのは「中国経済の温度」なのだ。中国は韓国にとって最大の輸出国で、輸出入に占める割合は2000年の9.4%から今年は20.3%まで高まった。世界経済が危機に陥る中で韓国企業が踏みとどまっているのも、中国経済が好調だったからだ。だが中国まで不安定になれば、韓国は大企業、中小企業にかかわらず、非常に大きな打撃を受けることになる。
最近、中国経済もさまざまな分野で黄信号がともり始めている。中国最大の輸出相手である欧州(輸出割合22%)の9月の輸出増加率は9.8%で、先月(22.3%)に比べ大幅に落ち込んだ。中国の輸出が鈍化すれば、中国を生産拠点として活用している韓国にとっても、中国経由の輸出への影響は避けられない。韓国の対中輸出の増加率は今年8月まで17%だったが、9月には1.6%減少した。
中国の7‐9月期の経済成長率も9.1%にとどまり、4‐6月期の9.5%を下回った。10‐12月期には8%台まで落ち込む、と専門家は予想する。中国の経済成長率が1ポイント低下すれば、韓国の成長率は0.3‐0.5ポイント落ち込むというのが定説だ。
専門家は、中国経済が欧州のように急激に悪化する可能性は小さいとみている。英国の経済週刊誌「エコノミスト」は「中国経済に関する警告の信号は出ているが、中国政府の豊富な財政条件を考えると、中国経済が硬着陸する可能性は小さい」と分析している。
ソウルを訪問した外国人が最も好きな韓国料理は「サムギョプサル(豚バラ肉)」であることが分かった。
ソウル市は最近、外国人を対象に「ソウルのおいしい食べ物」を調査した結果、「サムギョプサル」が1位になったと24日、明らかにした。2位は「キムチまたはキムチを使った料理」、3位はトッポッキだった。 ソウル市は9月から5週間、外国人1984人を対象にアンケート調査を実施した。
言語圏別に英語圏(952人)では1位が「キムチ」、2位が「サムギョプサル」、3位が「トッポッキ」となり、日本人(162人)の場合は1位が「蔘鶏湯(サムゲタン)」、2位が「サムギョプサル」、3位が「キムチ」の順となった。 中国語圏は1位が「サムギョプサル」、2位が「トッポッキ」、3位が「キムチ」だった。
このほか外国人に人気がある韓食は「ビビンパ」「牛カルビ」「冷麺」「ポッサム(蒸し豚)」「豚カルビ」「キムパプ(のり巻き)」などだった。 ソウル市の関係者は「韓国の伝統食のほか、冷麺、ボッサム、キムパプなど韓国人がよく食べる韓食が外国人に広く知られていることが確認された」と述べた。