여기저기 한국 ヨギチョギ韓国

韓国のこと いろいろ あれこれ いまむかし

1970年代から現在の韓国なんでも情報いろいろ目と足で集めました。

在日3世のオペラ歌手、韓国で初リサイタル

2011-10-31 19:30:12 | Weblog

 

 幼いころから声が人一倍美しかった少女は、歌が大好きだった。小さな口で日本の童謡を口ずさみ、家族・親族の集まりでは大人たちが好きな流行の歌を歌った。「一番上手な歌を生涯続けたい」と思いソプラノ歌手になった少女は昨年8月、東京オペラシティで開かれたパシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)チャリティコンサートに出演し、オペラ「ラ・ボエーム」のアリア「私の名はミミ」を巧みに歌い上げた。

 

 このオペラ歌手の名は「千恵・リー・サダヤマ」という芸名で活動している、在日3世の李千恵(イ・チョンヘ)=31=。鳥取県で生まれ、広島の朝鮮初中高級学校を卒業した。父親は慶尚北道の出身で、3歳のときに日本に渡った在日の企業家だ。

 

 李千恵は31日夜、ソウルの新羅ホテル迎賓館で開催するリサイタル(独唱会)で「ラ・ボエーム」のアリアやイタリア・フランスの歌曲など8曲を披露する。今回、韓国で行う初のリサイタルとなる。李千恵の韓国後援会長を務める呉在煕(オ・ジェヒ)元駐日韓国大使は「70万人の在日同胞の中から正統派オペラ歌手が出たのは初めて」と話す。

 

 PMFは、新鋭音楽家を発掘するため、米国の音楽家、故レナード・バーンスタインの提唱で1990年に北海道・札幌で始まったクラシック音楽祭。昨年のPMFでオーケストラを指揮したメトロポリタン歌劇場首席指揮者のファビオ・ルイージ(52)は、14年ぶりに行われたオペラ声楽オーディションで「私の名はミミ」を歌う映像を見て、当時ロンドンにいた李千恵に目を付けた。44倍という高い競争率をくぐり抜けた李千恵と共に舞台に立った出演者約100人は、皆日本人だった。韓国国籍を持つ李千恵は「祖父や父の世代と違い、私は日本で差別されたことはない。音楽の世界では歌の実力さえあればチャンスが与えられる。PMFでも、日本人の共演者たちが主役の私に敬意を払ってくれた」と語る。

 

 韓国ではまだ無名だが、一昨年にはイタリア・ミラノ市立音楽学校の声楽家マスタークラス(最高演奏者課程)を卒業し、英国のチャールズ皇太子主催の行事でシューベルトの「アヴェ・マリア」を歌った。李千恵は「歌さえ上手ならば、世界のどこでも認められるという自信がある」と力強く語った。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 外国にサーバー置く従北サイ... | トップ | 少女時代が1位=『人気歌謡』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事