家族会は拉致事件や家族らによる送還要求運動など、これまでの活動ぶりを収めた写真を12日まで市庁舎のロビーに展示する。
家族会は先月27日、京畿道・議政府で拉致被害者の送還を求めるキャンペーンを行っている。12月11日まで全国を回り、拉致被害者の送還を訴える予定だ。
同事件をめぐり、北朝鮮は拉致した乗務員・乗客50人のうち、39人を1970年に送還したが、残り11人は生死が確認されていない。
歌手兼俳優のRain(ピ/チョン・ジフン、29)が11日、ファンの歓声と涙に見送られ入隊した。
この日、京畿道議政府の第306補充隊に入所したRainは、5週間の基礎軍事訓練を終えた後、1年9カ月にわたり現役兵として服務する。
Rainは約1000人のファンや取材陣の前にりんとして立ち、帽子を脱いで短く切った髪を見せ、深くお辞儀をした。
Rainが「大げさに入隊するようで申し訳ない」と言ってうっすら涙を浮かべると、ファンは「泣かないで!」と叫びながら、Rainの本名を連呼した。
こらえ切れない様子で涙を見せたRainは「ここまで来てくれてありがとう。10年間僕を応援してくれて感謝している」と短くあいさつした後、ファンの拍手を受けながら入所した。
なお、第306補充隊前にはこの日、朝早くから多くのファンが押し寄せた。ワールドスターであることを証明するかのように、米国や中国、台湾、日本からも大勢のファンが集まり、Rain入所の瞬間を見守った。
釜山国際映画祭(BIFF)を訪れるのは3回目という日本の俳優、妻夫木聡(30)は「青春のシンボル」だった。純粋だが未熟な恋をしたり(『ジョゼと虎と魚たち』)、意味もなく声を張り上げ走ったり(『69 sixty nine』)、まるで全身で青春を叫んでいるかのようだった。その上、日本を代表するイケメン俳優でもある。そのクリクリとした目と切々とした笑顔がなければ、観客は『ウォーターボーイズ』や『涙そうそう』を見て、これほどまでに泣いたり笑ったりできなかっただろう。
9日、釜山市海雲台区の「映画の殿堂」で妻夫木聡に会った。山下敦弘監督『マイ・バック・ページ』の主演俳優として釜山を訪れたのだ。妻夫木聡はこの映画で、1960年代後半から70年代初めにかけての全共闘(全学共闘会議)時代が終わるころの記者・沢田役を演じた。沢田は武装した学生活動家・梅山(松山ケンイチ)を取材するうちに学生運動のとりこになり、徐々に極端な思考にはまっていく。前作『悪人』に続き、再び重くさまざまな面を持つ役を演じた。これで「青春」からも「イケメン」からも一歩遠ざかった感がある。
『マイ・バック・ページ』は週刊朝日や朝日ジャーナルなどで記者をしていた川本三郎氏が、記者時代の自身の経験を基につづった回想録の映画化だ。妻夫木聡は「原作者にお会いすることもできましたが、あえてそうしませんでした。僕は『川本』を演じるのではなく、新しい『沢田』を作り出そうとしました」と話す。その代わり、当時の雰囲気や記者役を自分のものにしようと「学生運動の舞台になった東京大学の安田講堂に行って写真を撮ったり、建物に触ってみたりしました。また、出版社に行って記者に会い、お話を聞きました」と語った。
「『悪人』のころから演技の方法に変化が生まれました。以前は役の人物ががどのような行動や考え方をするか突き詰め、一つ一つ演技に加えていきました。でも、今は逆に僕の行動や振る舞い、話し方といった特性を一つ一つ際立たせるように演じています」
少し前、KBS第2のトークバラエティー番組『キム・スンウの乗勝長駆』に出演した中堅女優Aさん。普段は高飛車でクールなイメージを持たれ、一般の人々とは距離感があったが、このトーク番組に出演して以来、一躍好感度がアップした。予想外の気さくなトークで恥ずかしい個人的なエピソードまで率直に告白したのがよかったようだ。Aさんの関係者は「ほかのトーク番組からもオファーが数多く寄せられたが、視聴者にどのように受け止められるか悩み、すべてお断りしていた。だが、幸いこのトーク番組は彼女のイメージをうまく生かしてくれたようだ」と話す。
「トーク番組全盛時代」の今、スターたちは深い悩みに陥っている。現在放送中のトーク番組は地上波だけで10番組以上あり、ケーブルテレビチャンネルも合わせると20番組を超える。スターたちは映画・ドラマ・アルバムPRのため、自分に合ったトーク番組を選ぼうと考えに考え抜いている。
これまでバラエティー番組にあまり出演したことのないタレントに人気なのは『キム・スンウの乗勝長駆』やSBS『ヒーリングキャンプ うれしいじゃないか』だ。両番組に出演したスターたちはイ・ムンセ、キム・ワンソン、キム・ガプス、オク・ジュヒョンらをはじめ、有名シェフのエドワード・クォン、ソプラノ歌手スミ・ジョー、キム・ハンギル&チェ・ミョンギル夫妻、プロゴルファーの崔京周(チェ・キョンジュ)ら、各界の有名人が多い。こうした番組は「落ち着いたトーク番組というイメージだし、司会者やレギュラー陣の質問がきつくなく、ゲストは好きなだけ自分のことを語れるのがいい」(ある女優の関係者)と評価されている。また、個性的な有名司会者がいないことが放送開始当初は短所と指摘されたが、その分ゲストにスポットライトが当たるので、今ではそれがこの番組ならではのメリットになった。
KBS第2『ハッピートゥギャザー』、SBS『カン&イ・スンギの強心臓』、MBC『ユ&キムの遊びにおいで』などは演技・ダンス・歌・声帯模写など個人技に優れたマルチエンターテイナー型のタレントに向いている。スタジオセットからしてバラエティー色が強く、トーク番組の合間にダンスや歌を披露できるからだ。『カン&イ・スンギの強心臓』のパク・サンヒョク・プロデューサーは「うちの番組は事前にゲストが自分でトークのテーマを決めるため、これまで誤解を受け無念の思いをしてきたタレントに好まれることが多い」と説明する。イメージに非常に敏感な女優たちは、気持ちのいい進行を得意とする国民的司会者ユ・ジェソクの『ハッピートゥギャザー』や『ユ&キムの遊びにおいで』を希望する。
トーク番組ブームが続く中、「企画渉外」という変わった形の交渉方式も登場した。それぞれテーマを決め、タレント3‐5人を一度にスタジオに招くというやり方だ。「往年の音楽喫茶店セ・シ・ボン特集」(『ユ&キムの遊びにおいで』)、「強い女特集」(『カン&イ・スンギの強心臓』)、「結婚適齢期過ぎの独身女・独身男特集」(『ハッピートゥギャザー』)など。こうした番組には、アイドルでなく流行から離れた感のある中堅俳優や歌手が意外とよく登場する。『ユ&キムの遊びにおいで』のキム・ユゴン・プロデューサーは「『スター』ではなく『自分のストーリー』を持つ人々に焦点を合わせている。ある程度年配のスターの場合、これまで語られることのなかったプライベートや人生の歩みを告白するのにいいため、より魅力的」と話している。
韓国に25校あるロースクール(法科大学院)のうち過半数は、開設当時の約束を守っていないことが分かった。教育科学技術部(省に相当)は、このうち2校に対し定員削減の措置を講じるとともに、11校に対しては是正命令を下したことが、10日までに分かった。
同部は今年8月、ロースクール25校の運営実態について調査を行った。その結果に基づき、江原大(定員40人)は来年の募集定員を39人に、仁荷大(同50人)は同じく48人に削減する措置を講じた。また、慶北大・釜山大・全南大・忠南大・漢陽大・全北大・ソウル市立大・亜州大・中央大・韓国外国語大・済州大の11校に対しては是正命令を下した。
教科部がロースクールの運営実態を問題視し、募集定員を削減する制裁措置を下したのは、2009年に制度が発足して以来初めてのことだ。なお、同部が「認可当時の約束を守っている」と評価したロースクールは、ソウル大・高麗大・延世大・成均館大・梨花女子大・東亜大・嶺南大・忠北大・慶煕大・円光大・建国大・西江大の12校だ。
江原大は08年、ロースクールの認可を申請した当時、学生全員に奨学金を支給すると約束したが、これを守らなかったという理由で制裁の対象になった。また仁荷大は、裁判官や検察官、弁護士の実務経歴を持つ教員を約束通りに確保できなかったため、制裁の対象になった。
江原大はこれを不服とし、先月27日に教科部を相手取り、定員削減の処分取り消しを求める訴訟をソウル行政裁判所に起こした。同大は訴状で「認可申請書には、学生全員に奨学金を支給できるだけの十分な財源を確保した、と記しただけで、学生全員に奨学金を支給すると約束したわけではない。成績とは関係なく奨学金を支給することがむしろ問題だ」と主張した。
ソウル市江南区の自営業者Kさん(46)は今年5月、健康保険料の告知書を見て驚いた。保険料が月5万ウォン(約3280円)から月6万ウォン(約3940円)へと20%もアップしていたからだ。「保険料が値上がりする理由が見当たらない」と思ったKさんが健康保険公団に問い合わせると「今年初めに、(Kさんが住んでいる)賃貸住宅の伝貰(チョンセ=高額の保証金を預ければ、その運用益で家賃負担が不要となる韓国独特の賃貸制度)金が2億ウォン(約1億3100万円)から3億ウォン(約1億9700万円)へと値上がりしたため」との答えが返ってきた。Kさんは「伝貰金の値上がり分を5000万ウォン(約330万円)のローンで賄い、毎月25万ウォン(約1万6400円)ずつ返済している。それだけでも腹立たしいのに、健康保険料まで上がるとは、本当に悔しくてたまらない」と話した。
伝貰金や月貰(ウォルセ=毎月の家賃を支払って家を借りる賃貸方式)金の高騰に続き、健康保険料まで引き上げられるというのは、Kさんの家に限った話ではない。全国343万世帯に上るマイホームのない自営業者に、今後2年以内に襲い掛かるかもしれない現実だ。
ここ2年間で全国の伝貰・月貰金は平均19.7%上昇した。健康保険公団の調査によると、ソウル市内では2倍以上上昇した所が竜山区(149%)、東大門区(127%)、江南区(112%)、冠岳区(107%)、九老区(103%)の5カ所に上った。
これにより、今年に入り全国5万6000世帯の健康保険料が平均12.6%値上がりした。健保公団の関係者は「毎年3月と9月の2回、加入者の伝貰金の変動を調査し、2年単位で保険料に反映させているが、持ち家がなく今年3月以降に伝貰・月貰の賃貸契約をした自営業の健保加入者は、保険料の変更が来年4月までに反映される」と説明する。
伝貰・月貰金が値上がりしたソウルの約1万2000世帯の中には、健康保険料の値上がり率が60%以上に達するケースもある。伝貰金1億6000万ウォン(約1050万円)の賃貸住宅から今年初めに江南区の伝貰金4億8500万ウォン(約3180万円)の賃貸住宅に引っ越した自営業者のAさんは、保険料が月額7万ウォン(約4600円)から同11万5000ウォン(約7540円)へと65%もアップした。
収入が増えて広い賃貸住宅に引っ越した自営業者なら、健康保険料の引き上げは当然だろう。だが、急騰した伝貰・月貰金を支払うために借金までしている場合、所得に応じて健康保険料が上がるという制度が適用されるのはおかしいとの指摘が上がっている。保険研究院の関係者は「この場合、伝貰・月貰金の値上がりは負債の増加につながり、金利負担を考慮すると健保加入者の実質所得はむしろ減少するため、所得が減少したのに健康保険料が上がるという矛盾が生じている」と指摘する。
解決策として考えられるのは、自営業の健保加入者にも、職場加入者と同様に保険料を実際の所得に比例させることだ。健保加入者の67%を占める職場加入者は、年収に比例して保険料が月給から天引きされるため、伝貰・月貰金が値上がりしたからといって保険料が上がるということはない。
韓国保険社会研究院の関係者は「健保公団が自営業者の事業所得を正確に把握できれば、伝貰・月貰金の値上がりが保険料の引き上げを招くような事態は発生しないはず」と指摘した。現在、自営業者の事業所得は国税庁が把握しているが、健保公団にはそのデータを提供していない。
北朝鮮の労働党創建66周年に当たる今年10月10日は、故ファン・ジャンヨプ元労働党書記(1923-2010)の1周忌でもある。この日、京畿道坡州市の臨津閣では、脱北者団体「自由北韓運動連合」と「故ファン・ジャンヨプ先生1周忌追慕委員会」の会員らが、ファン元書記の1周忌追悼式を行った。追悼式に出席した北朝鮮自由連合(NKFC)のスーザン・ショルティー代表は「ファン元書記の意志を受け継ぎ、北朝鮮住民の自由と人権を保障することに尽力する」と語った。
この追悼式は、同日午後にソウル市汝矣島の63ビルでも開かれ、金泳三(キム・ヨンサム)元大統領、李会昌(イ・フェチャン)元自由先進党代表など各界の関係者約300人が出席した。金守漢(キム・スハン)元国会議長、鄭元植(チョン・ウォンシク)元首相、権寧海(クォン・ヨンへ)元国家安全企画部長、玄仁沢(ヒョン・インテク)大統領統一政策特補、金泰栄(キム・テヨン)元国防長官をはじめ、ハンナラ党の金武星(キム・ムソン)、張倫碩(チャン・ユンソク)、具相燦(グ・サンチャン)、金栄宇(キム・ヨンウ)議員、自由先進党の李仁済(イ・インジェ)、朴宣映(パク・ソンヨン)議員など国会議員約10人も出席し、洪準杓(ホン・ジュンピョ)ハンナラ党代表と金文洙(キム・ムンス)京畿道知事は花輪を贈った。
李会昌氏は「先生の存在がどれほど大きかったか、心細さを禁じ得ない。先生は、壮烈なる信念で北朝鮮の自由と開放化、平和統一を渇望した指導者だった」と故人を追悼した。
また、自由北韓運動連合の会員約20人は、10日午前11時45分ごろ、臨津閣から北朝鮮に向けて対北ビラを飛ばした。
会員らは臨津閣の望拜壇から、ファン元書記の写真と対北ビラ20万枚、1米ドル紙幣1000枚、ラジオ100個などを大型のビニール風船10個につり下げ、北に飛ばした。
金正日(キム・ジョンイル)総書記の治療を担当しているものとみられる北朝鮮の医療チームが昨年、シンガポールで脳疾患関連のリハビリ治療について、ひそかに研修を受けていたことが分かった。これは、共同通信が10日付で報じた。
同通信は消息筋の話として「北朝鮮の医療チームは多くが30歳前後の女性で、シンガポール政府は研修について北朝鮮からの要請を受け入れ、入国を許可した」と明らかにした。チームは2組からなり、シンガポールの医療機関で1カ月ずつ、内科や外科など各分野の研修を受けた。北朝鮮が研修先としてシンガポールを選んだ理由について同通信は「東南アジア諸国のうち医療水準が非常に高いため」と説明している。シンガポールには北朝鮮大使館もある。
金総書記は2008年8月に脳卒中で倒れ手術を受けたが、その後遺症で体重が急激に減少し、左手が不自由だった時期がある。そのため、同年9月9日に平壌の金日成(キム・イルソン)広場で開催された政権樹立60周年の軍事パレードには姿を現さなかった。今年もフランスから医師2人を招き、金総書記の精密検査を行ったことがすでに分かっている。
1台100億ウォン(約6億6000万円)を上回る「マシン」がチャーター機に乗って韓国にやって来た。14日から韓国インターナショナルサーキット(全羅南道霊岩郡)で開催されるフォーミュラワン(F1)コリア・グランプリに参加するF1カーのことだ。
大韓航空は10日、名古屋空港から仁川空港まで計4便のB747‐400F貨物チャーター機でF1カー24台のほか、整備装置、タイヤを運送したことを発表した。F1カーは開発費や製作費などを合わせると、1台の価格が100億ウォンを超える。このように高価な車が全世界を巡りながら大会が行われるため、F1側では専門人材を当て、特殊な梱包(こんぽう)・運搬をしている。
大韓航空は、今回の貨物チャーター便による各フライトに車両管理者が1人ずつ搭乗、安全な輸送を期した。通常は機長と副機長の2人だけが乗る貨物便に貨物管理者が同乗するのは極めて異例だ。
今年韓国で開催される2回目のF1レースで、大韓航空は昨年に続き今年も車両輸送を担当した。F1側が大韓航空の特殊航空貨物取り扱い能力を認め、輸送を要請したという。大韓航空は1983年のテーマパーク「ソウルランド」開園時に動物78種418頭を一度で運送したのをはじめ、イルカ26頭、サメ35頭、ワニ45頭など扱いが難しい特殊貨物を航空輸送してきた。
代表例は、2008年にオーストラリアの競走馬72頭を一度に運んだことだ。体重500キロ、1頭の価格が1万5000ドル(約115万円)を超える高価な競争馬を移送するため、大韓航空は馬3頭が同時に入る特別な「おり」を製作、床には排せつ物吸収剤を敷き、馬がストレスをためないようにした。大韓航空側は「送油管・動物・核燃料などほかの航空会社が取り扱えない特殊貨物輸送で隙間市場を積極的に攻略している」と話す。このような「特殊貨物」運送料は、一般貨物に比べ2倍以上高いといわれている。
1997年に発生した「梨泰院(イテウォン)ハンバーガー店殺人事件」の有力な容疑者が事件発生から14年目となる最近、米国で逮捕され、裁判を受けている。
これは、ソウル梨泰院のあるハンバーガー店のトイレで、当時弘益(ホンイク)大学を休学中だったチョさん(当時23歳)が携帯用ポケットナイフで8カ所刺されて殺害された事件で、韓国捜査当局は在韓米軍の息子アーサー・パターソン(当時18歳)を容疑者とみている。
検察のある関係者は「当時の殺人事件の容疑者であるアーサー・パターソンが米国で捕まり、現在カリフォルニア地裁で裁判中という報告を受けた」とし「裁判はパターソンを韓国に送還するかどうかに関するもの」と伝えた。 この関係者は「通常、犯罪人引き渡しのための裁判は長い時間がかかり、いつどんな形で結論が出るかは分からない」と説明した。
米カリフォルニア地裁も判決文で「韓国から逃げた犯罪者アーサー・パターソンの拘禁を承認し、保釈は認めない」と明らかにした。 米裁判所がパターソンを韓国に送還する必要性を認めたのだ。 パターソンは韓国政府の犯罪人引き渡し要請を受けた米捜査機関により、4カ月前に逮捕されたことが分かった。
当時パターソンと一緒に事件の現場にいた韓国系米国人エドワード・リ(当時18歳)が殺人容疑で起訴されて裁判を受けたが、1999年に無罪が確定した。 その間、パターソンは凶器所持などの容疑でのみ起訴され、懲役刑を受けたが、98年に赦免された。 その後、パターソンは韓国政府が自分に対する出国禁止を延長しない間に海外に逃げた。
しかし韓国法務部はこの事件に対する再捜査要求が強まった09年、逃げたパターソンの引き渡しを米国に請求した。殺人罪公訴時効は15年だが、犯罪人が逃避を目的に国外に出国した場合は直ちに時効を中断するという刑事訴訟法のため、公訴時効はまだ残っている。 法務部のある関係者は「米国の裁判状況を見守った後、パターソンの引き渡しを要請し、再捜査を行うことを検討している」と述べた。
◇梨泰院殺人事件=09年に同事件が映画化された。 俳優チャン・グンソクとチョン・ジンヨンが出演した。 映画で事件が再び注目されると、法務部は09年、米国にパターソンの犯罪人引き渡しを請求した。