極私的デンデケデケデケ

音楽との出会いからバンド活動を辞め、社会人になるまでをつづっております

大奥十八景 4

2005-08-13 06:59:40 | Weblog
「大奥十八景」の映画パンフレットはさながらヌードグラビアのようである。ほとんどのページに裸が登場する。

表紙は新藤恵美を除く8名の女優が勢揃い。前列に辻沢、伊織、野村、後列にその他5名。役の重要度で前列後列が分かれている。

上部に「Dolls of Harem」
まん中あたりに映画のキャッチコピー「お伽化粧に染められて今宵お人形いたしましょ。」とある。

製作した東映の宣伝部には悪いが、どんな内容か勝手に紹介してしまおう。

 摩訶絶品

 ここは大奥 
 美女三千に 
 男は、上様ひとり
 夜ごと女はつくられる

 噫世紀末

と見開きでドーンときて、次のページからはいよいよ「十八景」の紹介だ。「大奥十八景」というくらいだから、18ものシーンがあるわけである。

もっとも映画を見ていて(18あるな)とは思えない。
  
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大奥十八景 3

2005-08-12 01:20:56 | Weblog
「大奥十八景」の主演は辻沢杏子だが、脇を固める「裸要員」女優も豪華である。

渡辺良子
森田水絵
八神康子
美波千秋
山本奈津子

と、中堅どころに加えて

新人の
伊織祐未
野村真美

新藤恵美 まで出ている。

脱ぐ女優を9人も揃えている。「豪華」と言わざるを得ない。

個人的には山本奈津子が好きだった。日活ビデオ「宇能鴻一郎の 濡れて打つ」を私は購入している。

伊織祐未は、この後、ちょっとテレビに出たりしたが、消えてしまった。

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大奥十八景 2

2005-08-11 07:45:18 | Weblog
大奥十八景のパンフレットには、我々の紹介記事も載っている。原稿を書いたのは、私だ。

とても、ふざけて書いている。「ゆうげん」の現代語訳といい、ふざけた文章がそのまま印刷されてしまった。鼻血が出る程はずかしい。
だが、パンフレット自体、「お色気おふざけ満載」なので、いいか。

はる(音楽)

 私は「はる」の佐藤です。私達は、究極の音楽を追い求めて、はや3年。ここに「大奥十八景」と出会い、またひとつそれに近付いたと思っております。では、私達の目指す究極の音楽とは何なのでしょうか。まず、現在私達の取り入れている手法には次のものがあります。日本的、古典的、ロック、歌謡曲、民謡、社会性、文学性、歌舞伎、狂言、能、、、、。これらの要素は絶えず変化していくのですが、これらの手法によって作り出される音楽は、斬新であり且つ「忘れていた何か」になるべきものだと思うのです。この「忘れていた何か」を全ての人に感じさせることこそ、音楽ではないかと思うのです。それを見つけるべく努力しているのです。
 次に、主題歌「むらさき」ですが、これは或る女性に捧げた唄であります。その人は銀座の某デパートに勤めるOLなのですが、私は彼女を愛するあまり作曲してしまったというわけなのです。柔道の山下さんの例を挙げるまでもなく銀座のデパート嬢といえば、ハウスマヌカンなどとうていかなわぬ、おしゃれでNOWい女性憧れの職業。私は同じデパートの地下5階の什器倉庫で働くしがないアルバイター。あまりの身分の違いに、告白すらできないのです。そう、これはまるで、「奥の御方」に憧れる一般庶民の姿ではありませんか。私は知らずと「大奥十八景」の中にいました。源四郎になりたいのですが、いやはや、こればっかりは、、、、。


前半の「目指す音楽について」もテキトーに書いていていいかげんだし、「むらさき」作曲については、まったくの「つくり話」だ。

銀座三越のデパガに惚れたのは事実で、その人のために曲を作ったのも事実だ。

タイトルは「あの娘と待ち合わせ」と「あの娘に手を出すな」の2曲である。

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大奥十八景 1

2005-08-10 00:08:22 | Weblog
大奥十八景は1986年6月14日に公開された。プレス試写会は6月10日~12日に有楽町の東映本社で行われた。どの日に行ったかは記録にないが、私は池谷たちと試写会に行っている。

ロビーに薬師丸ひろ子から花が飾られていた。薬師丸が鈴木監督と何か映画でも撮っているのだろうかと、その時は思った。

ネットで調べてみると、薬師丸と鈴木監督は仕事をしていないようだ。薬師丸ひろ子のその頃の映画は「紳士同盟」である。この映画の製作は東映だ。その前までは角川映画になっている。製作と配給の関係はわからないが、薬師丸の花は鈴木監督へではなく、東映に対してのものだったかもしれない。

薬師丸(正確にいえば薬師丸の事務所の営業姿勢)の商売人根性を見た気がする。

大奥十八景は何度も書くが、「濡れ場のオンパレード、裸満載」の娯楽時代劇である。私は現在、小学4年生の娘がいるが、とても見せられるものではない。1986年当時は「R指定」みたいなものはなかったのだろうか。パンフレットを見ても、なんの記載もない。

私はパンフレットを購入している。

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New Age Music Hot News

2005-08-07 22:17:09 | Weblog
「オリコン」のようなチャート雑誌に広告記事が載っている。私は2種のコピーを持っている。どちらも同じような文面だが、ワーナーが作成した「売り込み資料」よりは、文章に熱が入っている。

はる(WP)「日本の伝統的な音楽的要素を生かした楽曲性が魅力の個性派集合体」

懐かしく忘れかけたメロディとロック・サウンドを融合させるというユニークな音楽性が注目を集め、昨年の「マツダカレッジサウンドフェスティバル」で優勝を飾ったNewWaveBand、はる がEP「むらさき」、アルバム「むらさき」を6月10日にリリースし、デビューを飾る。メンバーは池谷恵司(G)をリーダーとする5人編成。日本人の心に古くからある伝統的な音楽的要素を随所に生かした新感覚のサウンドに、卓抜した声量、音域を持つ青柳亨のボーカル・ワークをフューチャーした、オリジナリティに溢れる音楽性を魅力とする個性派集合体である。同ニ作は6月14日より公開される東映系映画「大奥十八景」主題歌(EP)、オリジナルサントラ(LP)盤で、現代感覚と日本的且つ古典的なエッセンスが反映された独自の音世界は、映像を効果的に引き立てており、計り知れぬ可能性、実力性をも示している。「柔らかい日本の美しさ」を意味したバンドネームを象徴する好作品である。

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発売日の思い出

2005-08-04 00:21:08 | Weblog
レコードが発売された当日は三越でアルバイトをしていた。山野楽器に行き、レコードをさがした。さすがは山野楽器である。しっかりと「むらさき」は売られていた。何のポスターもPOPもなく、それは「ハ行」のアーチストが雑多に並ぶ「その他大勢」の一枚だったが、店頭に確実に並んでいた。うれしかった。

私は、レコードを一番目立つ位置に持っていって並べた。
だれか注目して買ってくれないか、と思った。

しばらく店内をウロウロしていたが、買っていく人はいなかった。

うれしいのと、照れくさいのとがごっちゃになって、ポーっとしたまま、23歳の私は三越に帰ってゆくのだった。
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暴走人生

2005-08-02 23:01:25 | Weblog
私が聞いている、中森の暴走人生エピソードで記憶に残っているのはこんな話だ。これは、ワーナー関係者から出た話ではないと思う。確かめたことはないし、ただの噂話に過ぎないのかもしれない。

中森と数名のスタッフと話していて、そこにはレコード会社か所属事務所かとにかく業界の「お偉いさん」がいたらしい。役員とか、そういうレベルの人だったのだろうか。楽しく談笑している中で、その「お偉いさん」が、なにか中森の気に障ることを言ったのだろう、中森は突然キレて、こう言った。

「お前、死ねよ」

その「お偉いさん」は泣きながら土下座をした、という話だ。

怖い。

現在の中森はテレビなどで、物真似の対象になるような「いじられる存在」になってしまった。「声が小さくて聞こえない」とか。

時代は変るのである。

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