たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

ハワイ 3月26日

2011-04-24 | ハワイ
ホノルル国際空港に到着する直前、飛行機の左側の窓の下に大きく湖のように見えるのが パールハーバー です。


1941年12月8日(ハワイでは7日)、日本軍の奇襲攻撃によって甚大な被害を受けた 『真珠湾』 です。
この時から、たくさんの人が命を落とした太平洋戦争という忘れてはならない戦争が始まったのです。


アメリカはこの地に記念館を建て、真珠湾攻撃がどのようなものであったのかを伝えています。


日本軍の攻撃によって沈没した 戦艦アリゾナ の上に白亜の慰霊塔 『アリゾナ記念館』 が建てられています。


アリゾナ記念館は海上にあるので、船で渡ることになるのですが、強風で船が出ず、記念館にはたどりつけませんでした。
船に乗る前に真珠湾攻撃のドキュメンタリー映画を見せられるのですが、映画を見てから 「船は出ません」 と告げられました。
しかし日本にいては知ることができなかった 『真珠湾攻撃』 の全容を知ることができたことは、私にとってプラスであったと思います。


沈没した 『戦艦アリゾナ』 から引き上げられた錨が展示してありました。


ボーフィン・パーク には、アメリカ海軍の代表的な潜水艦 『ボーフィン』 が保存されています。
『ボーフィン』 は太平洋戦争の時、子供たちを含む一般人を乗せた日本の疎開船 『對馬丸』 を攻撃した潜水艦です。
對馬丸はボーフィンからの魚雷の攻撃を受けて海に沈んだのです。


『ボーフィン』 の中に入って見学することが出来ます。


潜水艦の甲板です。


内部の写真を撮りました。
非常に狭い空間です。


ベッドも狭くて小さいので、足の長いアメリカの兵隊さんは、足を伸ばして寝ることはできなかったのではないでしょうか。


公園の中にはアメリカ海軍の兵器がたくさん展示されています。


『巡航ミサイルトマホーク』 も展示されていましたが、これは湾岸戦争の時に何度も何度も耳にした名称です。
ミサイルが建物の屋根すれすれに飛んでいく映像をテレビで見た恐怖心は忘れることはありません。




日本海軍の 『回天』 も展示されていました。


戦争末期に考えられた、乗組員ごと敵艦船に体当たりするという、あの人間魚雷と呼ばれた兵器です。
ハワイの明るい空の下で、たくさんの戦争関係の資料を見て、「ここは戦争を称賛するための場所ではないんですよね?」 と聞いてみたくなりました。