たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

思いがけない電話

2009-01-31 | 人間
連絡がとれなくなった友人もいれば、ある日突然思いがけない人から電話が架かってきたりということもあります。

その日、たまたま家にいた私に高校時代に密かに憧れていた先輩から突然の電話・・・・・

私    「どうしたの?」
彼    「最近、同窓会名簿を見たんだよ」

ずっと昔、彼からの最後の電話は、彼の親友が突然亡くなったいう悲しい知らせでした。
とっさにその時のことが頭をよぎり、どんな知らせなのかと不安に思った私の口から思わず出た 「どうしたの?」 の言葉でした。

でも今回は特別な用事ではなく、ただ懐かしく思って架けてくださった電話のようでした。
私達は合唱部の先輩後輩の仲でしたが、彼はずっと合唱を続けていて、「演奏会があるので見に来てほしい」 と言いました。
「コンサートに来たら、黙って見て帰らないで、必ず声をかけてね」 と言われたけれど、
この老醜でお会いしてもいいものだろうか。
十年前ならまだ何とかなったかもしれないけれど・・・・・

この電話のことは、まだ家族には話していません。
でも嬉しくて誰かにしゃべりたくてたまらないので、会社の若い同僚君に言ってみました。

同僚君は 「何十年ぶりかの電話なんて、ドラマじゃないですか~  いいですね~」 と興味を示してくれました。
ほんと、いい青年です。
いつもいつもおばさんの話に付き合ってくれてありがとう。
同僚君は 「逢いに行くんですよね?  何着て行こうかって考えているんでしょう?」 と
まるでテレビを見ているような乗りっぷり。

会うべきか、会わざるべきか・・・・・そんなテレビ番組がありましたっけね。

目の前に老婆を見た先輩の驚きを考えると、会わないほうがいいに決まっています。
美しい思い出は美しいままに・・・・・(笑)