たまびと日記

『何でも載せちゃうガラクタブログ』

多摩よこやまの道 3

2007-04-08 | 多摩市 町田市
この尾根道は歴史の上でも貴重な道です。
武蔵と相模、西国と東国を結ぶ交通の要衝でもありました。
尾根道の所々を 奥州古道 鎌倉街道 鎌倉裏街道 古代東海道 などの古い道が交差しているのです。

下の写真の 鎌倉裏街道 は、現在の町田市小野路へ続く道で、
新撰組の土方歳三 たちが、日野から小野路へ出稽古に通った道と伝えられています。


同行の友が、歩き始めてすぐに 「サンドイッチ、少し多めに持ってきたからお昼に食べようね」 と言ってくれました。

全行程の三分の一ほど歩いたところで、すっかりお腹がすきました。
お昼の時間にはまだだいぶ間があるのですが、もう我慢できません。
「ねえ、もうサンドイッチ、食べようよ」
「駄目。もう少し行くと綺麗な公園があるから」

はい、わかりました。我慢我慢・・・・・

「やっぱりお腹すいた。もう食べようよ」
「どこで食べるのよ。もう少し我慢して」

はい、わかりました。我慢我慢・・・・・

やっと到着したのは、行程の中ほどにある 一本杉公園 です。
この大きな公園には、高校野球の地区予選にも使われる野球場があります。
この日も高校生の野球の試合が行われていました。
駐車場で案内をしている高校生球児がいました。
私の上を行くおせっかいおばさんの友は、さっそく高校生に声を掛けています。
「ねえ、あなたたち、どちらの高校?」
「はい、桜美林です」
二人の青年は椅子からサッと立ち上がり、爽やかに答えてくれました。
もうそれだけで、おばさん二人、いい気分です。



上の写真の池を見ながら、友が作ったサンドイッチをいただきました。
ベンチに敷物を敷いて、コーヒーにデザートの苺まで用意されていました。
それにひきかえ、私が出したものは、お手拭1個。



公園の中に、古民家が移築されています。
こちらは多摩市落合にあった加藤家の住宅で、江戸時代の建物と推測されています。
屋根はもちろん茅葺きですが、保存上茅葺形銅版葺屋根に変更されています。


こちらは多摩市乞田(こった)にあった有山家の住宅です。


多摩ニュータウンが出来始めた頃までは、このあたりのあちこちにこのような古い民家が見られました。
やがて広い面積の土地が、多摩ニュータウンとして開発され 『平成ポンポコ狸合戦』 そのままの状況が展開することとなったのです。

多摩よこやまの道 2

2007-04-07 | 多摩市 町田市
尾根道は整備されていて歩きやすいのですが、整備されすぎると悲しくなります。
黒い土のままでは、いけなかったのかしら・・・と。
固められた遊歩道の両側に薄紫の花がたくさん咲いていました。
スミレの中ではもっともポピュラーな タチツボスミレ (立壺菫) です。


40年ほどの間に、多摩の野や丘から消えてしまった野草もちらほら生きていて、嬉しくなりました。
フデリンドウ (筆竜胆) は、1センチくらいの大きさの花を、地面のギリギリに咲かせます。
草丈が5センチくらいしかない小さな可愛い花です。




キランソウ (貴蘭草)  ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋) という別名があります。


シュンラン (春蘭)


カンアオイ (寒葵)


ジュウニヒトエ (十二単)

多摩よこやまの道 1

2007-04-06 | 多摩市 町田市
万葉集 に 多摩の横山 と詠まれた多摩丘陵の尾根道に、多摩の自然が残る散策路があります。

多摩 よこやまの道 と名付けられたコースは、約7,5キロですから、普通に歩けば2時間で歩ける距離です。
このあたりは、蛍の光より明るいという地元の友と一緒だったので、
何度も寄り道を繰り返し、7時間も歩いてしまいました。



小田急多摩線の終点 『唐木田駅』 から歩き始めます。


唐木田駅のステンドグラス、とてもきれいでした。


唐木田駅から伸びた線路は、電車の車庫まで続いています。
ここが小田急多摩線の終わりです。


車庫沿いの道を歩いて、唐木田駅から10分ほどで よこやまの道 の入口に着きます。


歩き始めるとすぐに、こんなのどかな風景が広がり、何だかわくわくしてきます。
この尾根は武蔵野と相模を見渡せる道なので、
眼下に見える景色は 『東京都』 だったり、『神奈川県』 だったりするのです。

桜三昧の日曜日でした

2007-04-02 | 多摩市 町田市
暖かな陽気に恵まれた日曜日、多摩都市モノレールで、多摩市に向かいました。
モノレールが出来てから、我が家から多摩市方面に行くことがとても楽になりました。
先日までは切符を買ってモノレールに乗っていましたが、Suica で乗れるということなので、恐る恐る使ってみました。
嬉しいことに何のトラブルもなく改札を通過できました。

モノレールの中から 根川緑道 の写真を撮ってみました。
朝の八時半、桜の下に大きなブルーシートが敷いてあります。
もうお花見の席取りをしているようです。 お日様はキラキラ、お花見日和になりそうです。

      根川緑道   所在地  東京都立川市柴崎町~錦町
               交通   多摩都市モノレール 『柴崎体育館』 下車 
                     駅の左右に桜並木がつながっているので、すぐ分かります。
                     水の流れがあり、散り際の桜吹雪も素晴らしいです。


モノレールからの眺めは、視界が変わって楽しいものです。


終点 『多摩センター』 駅で降りました。
こちら↓は少し離れた場所にある 『小田急』 と 『京王』 の駅です。
この駅の北側に 乞田川 (こったがわ) という川が流れています。


乞田川はこの地の奥の唐木田あたりに源を発し、多摩川に注ぐ小さな川です。
昔はのどかな小川だったそうですが、今は河川改修されて両岸はコンクリートで固められています。


乞田川沿いに桜並木が続き、桜祭も行われています。
多摩ニュータウンの開発と共に成長してきた桜は、今見事に咲き誇っています。


多摩ニュータウンの中の柳の並木ですが、こちらも芽が吹き始め、
柔らかな緑が優しく街を彩っています。

野津田公園

2005-10-24 | 多摩市 町田市
東京都町田市野津田町にある 野津田(のずた)公園 はとても広い。

駐車場、陸上競技場、雑木林、湿生植物園、バラ園などがある。

バラ園


小野路屋敷の門


いえびと撮影の 小野路屋敷の縁側


いえびとはこの写真がお気に入りらしく、
『たまびと日記』 に載せてくれとうるさい。
う~ん、よく見ればなかなかおもしろい写真
やっぱり、いえびとのほうがセンスがいいかも・・・・・
(ブログ上はしおらしいたまびとを演じたい)