昆虫にも疎い爺さん、数年前までは、まるで興味も関心も無く、しっかりと昆虫の写真を撮るなんてこと等、ほとんど無かったような気がするが、ブログをやるようになってからのこと、散歩・ウオーキングの途中や畑地や猫額庭等で見掛けると、やたら写真を撮るようになっている。もちろん、そのほとんどが、初めて見掛けるような昆虫ばかりで、名前も知らず分からずで、「君の名は?」。帰ってきてから、息子達が子供の頃に使っていた「小学館昆虫の図鑑」で調べたり、ネットで確認したりしている次第。ただ、一度分かっても、そのそばから忘れてしまう老脳。せっかくネット等から得た情報を、記憶力減退老脳に代わる記憶補助として、ブログ・カテゴリー「鳥・昆虫」に 書き留め置こう等と思っているところだ。昆虫に詳しい方からは、「なーんだ、そんな昆虫も知らなかったの?」と笑われそうだが、爺さんにとっては新知識、新情報。自分のための「備忘録的昆虫図鑑」だと思っている。
昭和20年代~30年代、北陸の山村で幼少期を過ごした爺さん、当時は、毎年、夏の間中、早朝から夕暮れまで、庭木や裏山からセミの大合唱が絶えず、まるで耳鳴りのごとしだったような気がしている。夏休み等には、セミ取りをして遊んだことも有ったが、記憶に残っているセミと言えば、「アブラゼミ」、「ニイニイゼミ」、「ヒグラシ」位だったと思う。
数十年前に引っ越してきた関東南部の山沿いの当地でも、毎年、夏になると盛んにセミの大合唱が聞かれるが、つい最近までは、ほとんど無関心で過ごしてきた。それが、ブログを始めてからのこと、チョウ、トンボ、セミ等、昆虫をも、意識して写真を撮ったりするようになっているから我ながら、その変わり様に驚きである。
子供の頃から最もよく見掛けていた「アブラゼミ」、誰でも知っている、最もポピュラーなセミ「アブラゼミ」、当地でも、散歩・ウオーキングの途中や畑地でよく見掛けられ、時々、コンデジで、カシャ、カシャ 撮ってきたものだが、外付けHDに残っている数枚を引っ張り出してみた。
今年の夏は、どういう分けか、セミの鳴き声、全体的に、少なかったような気がするが、気のせいだろうか・・・。
2016年8月5日、畑地の横で撮っていた「アブラゼミ」
2018年7月18日、散歩・ウオーキングの途中で撮っていた「アブラゼミ」
2019年8月1日、畑地の横で撮っていた「アブラゼミ」
2021年7月28日、散歩・ウオーキングの途中で撮っていた「アブラゼミ」
アブラゼミ(油蝉)
カメムシ目、セミ科、アブラゼミ属、
和名「油蝉」は、「ジー・・・」「ジリジリジリ・・・」「ジジジジジジ・・・」という
鳴き声が、油を熱した時に発する音に似ていることから名付けられたという説、
翅が油紙を連想させることから名付けられた説等が有る。
分布 日本、中国北部、朝鮮半島、等
日本では、北海道南部から九州で生息。
全国的に最も多いセミだったが、ヒートアイランド現象の進行等で、
特に一部都市部では、激減している。
生態 体長 3.3cm~3.5cm、(翅を入れた全長 5.5cm~6cm)
「ミンミンゼミ」と、ほぼ同じ大きさ。
体色は、黒褐色。
翅の色が、前後共、不透明な茶褐色をしていることで見分けがつく。
「夜鳴き」するセミとしても知られている。
成虫が見られる時期 7月頃~9月上旬、
アブラゼミの鳴き声 (YouTubeから共有)