かれこれ20年前、1998年11月に 当時一時所属していた山の会の仲間と 初めて訪れた雲取山の写真が貼ってあるアルバムも残っており 久し振りに引っ張り出して見ているところです。
グループでの行動だったこともあり ほとんど写真は撮っていませんでしたが 数枚の写真とメモから 記憶が炙り出されてきます。
昔のことを懐かしがるのは 老人の最も老人たるところだと 自嘲しつつ、思い出を辿ります。
雲取山は 東京都、埼玉県、山梨県の境界に有る 標高は 2,017.1mの山。
東京都の最西端に有って、東京都の最高峰になります。
また 深田久弥の日本百名山のひとつにもなっています。
ルート・歩程等、
(第1日目)大血川渓流観光釣り場→(太陽寺参道)→太陽寺→地蔵峠→霧藻ケ峰→お清平→三峰山・前白岩山山頂→白岩山山頂→芋ノ木ドッケ→大ダワ→雲取山荘(泊) (標準歩行所要時間 約5時間30分)
(第2日目)雲取山荘→雲取山山頂→雲取奥多摩小屋→(よもぎ尾根)→奥後山山頂→(鉢焼場尾根)→シオ沢出合い→塩沢橋→(後山林道)→留浦バス停 (標準歩行所要時間 約5時間)
(第1日目)午前6時頃 自宅を出発し、バス、電車を乗り継ぎ 西武秩父線 西武秩父駅に集合したようです。
タクシーに分乗し 出発点大血渓流観光釣り場に移動。
大血渓流観光釣り場出発は 午前10時だったようです。
霧藻ケ峰(標高 1,523.1m)には 13時20分頃 到着、
快晴で 西北方面、素晴らしい展望が有ったとメモがありますが 全く記憶に残っていません。
前白岩山山頂(標高 1,776m)では 富士山が遠望出来たようですが 写真も無く 記憶が有りません。
白岩山山頂(標高 1,921.2m)、芋ノ木ドッケ、大ダワ、
16時45分、雲取山荘(標高 1,803m)に 到着したようです。
「夕暮れ迫った山小屋のともしび、黄昏色の空と眼下にまばゆい東京の夜景、小屋従業員の温かい出迎え、家庭的な雰囲気、体は芯から冷える、初冬の候、宿泊者は少なく 貸切状態、炬燵が二つ、新装なった水洗トイレは冬季使用不可、山荘管理人新井新太郎氏から 熊避け用鈴のサービス有り」・・等というメモが残っていますが 写真が全く無く 記憶も残っていません。
(第2日目)午前6時30分 雲取山荘を 出発したようです。
多分 出発前の写真だと思われますが、積雪も見られます。
午前7時頃 雲取山山頂(標高 2,017.1m)に到着したようです。
山頂付近は 粉雪模様、展望は全く無しでした。
奥後山山頂(標高 1,466m)は 熊笹の中で 全員で三角点を探したものの見つからずでしたが 休憩のため 一人がザックを置いた場所の目の前に有って 大爆笑となったようです。
奥後山からは ジグザグの下りで 日だまりの塩沢出合いで昼食、
留浦バス停には 13時30分頃 到着、
途中続々と乗り込むハイカーで通勤列車並み超満員のバスに揺られてJR奥多摩駅へ。
14時30分頃 JR奥多摩駅で解散した 山行でした。
雲取山に登りたい一心で参加したグループ山行でしたが 当時は まだ 写真を撮ったりする余裕が無かったのでしょう。
ただひたすら リーダーのペースで歩いただけの感有りです。
後年になって 妻と 三条ノ湯からピストンし 改めて 雲取山を実感したものでした。
遠い過去のことも 写真やメモ等が有れば 錆び付いた爺脳からも なんとか記憶の欠片を炙り出すことも出来ますが なにも無いと 思い出すことも出来ないし、書けないし、語れない・・・、
最近は つくづく そんな思いをしています。