再投稿「決戦は日曜日」
「光る君へ」毎週楽しみに見ています。あのお美しい一条天皇が崩御されましたね。中宮の彰子ちゃんがしっかりしてきましたね。一条天皇第一皇子淳康親王と中宮彰子ちゃんの仲をし心配する道長おやじが面白かったですね。
「敦康様は光る君に被れておいでだ」と二人の仲を心配する道長に、「自分が一番被れているじゃない」なんて突っ込みを入れてしまいました。さて次回はとのような展開になるのか。来週が待ち遠しいですね……。ああ、でも来週は選挙の投票日なので、お休みになるでしょうね。
選挙結果も気になるけれど「光る君へ」も気になるところです。ただ今回は仕方ないですね。さて、選挙と言えば以前見た映画「決戦は日曜日」を思い出します。再投稿いたしますので、よろしければご覧下さい。
「決戦は日曜日」23.6.1投稿
昨日は朝からテレビのニュースが騒がしかった。
第一報は、北朝鮮がかねてより国際機関に通知していた衛星を打ち上げたと伝えた。列島に緊張が走りJアラートが沖縄県に発令された。その後衛星の打ち上げは失敗したと伝えられ、Jアラートも解除されたが……。
私は第一報を聞いた時、前日にみた映画と現実の出来事の区別がつかずに、ちょっと錯乱してしまった。
前日の見た映画の題名は「決戦は日曜場」という社会派コメディである。2021年1月7日公開の日本映画であり、監督坂下雄一郎。窪田正孝と宮沢りえが共演している。ことなかれ主義の議員秘書と政界に無知な熱意空回り候補が、日本を変えるため落選を目指す!?と紹介されている。
さてこの二世候補、ことあるごとに問題発言や問題行動を繰り返す。そのたびに担当秘書は頭を抱えるのだ。
しかしこのお嬢さん。態度や口の割にはピュアである。選挙戦の最中に、父親にミサイル開発の口利きの事実があること知ってしまった。公然の秘密を知らなかったのは自分だけだ。おまけに周りは秘書のやったこととして済まそうとしているのだ。そんなことでいいのか。
その上自分が後継者に選ばれたのは父の意向ではなく、地方議員の策略だった。彼らにとっては何も知らない素人の方が、都合がいいからなのだ。
令嬢は大いに傷つき立候補を辞めると言い出したのだが、すでにお膳立てはできており、もう手遅れだ。こうなれば落選するしかない。そこで秘書と二人で落選のための選挙運動を開始した。
これ見よがしに問題行動や差別発言を繰り返し、秘書はその動画を炎上目的でSNS上にアップする。その極めつきが、父親代議士がミサイル開発企業から賄賂を受け取っている証拠写真のアップである。
まずいことになったと支持者たちが気色ばんだとき、臨時ニュースで「北朝鮮が人工衛星を打ち上げると各国に通告」と伝えた。こんな大ニュースが出れば、口利きのスキャンダルなんて吹っ飛んでしまう。
みんなで「万歳、万歳」なんてやって喜んでいる動画が、またまたSNS上に。ところがそのとたん北朝鮮が打ち上げの中止を通知してきた。まるで中止を喜んでいるような動画で、支持率を上げてしまった。
これ以上書くとネタバレになってしまうので、この辺でやめておこう。ただ最後に年かさの秘書の言葉に考えさせられた。
「低い投票率でしたね。無党派が投票しないと、党の組織票で持っていけちゃうんですよね。それにミサイルみたいなことがあると、やっぱり右よりになっちゃうんですよね」
うーん。本来は宮沢りえさんの演技を誉めちぎるはずで書いたのだがなぁ……。