1319話)阪神大震災とボランティア(10)

こうやって25年前のことを振り返ってみて、あらためて感じるのは、私の行動の行き当たりばったりぶりです。パチンコの玉みたいに弾き返っているばかりで、計画性や思慮というものが皆無です。このときばかりじゃなくて、私の人生がそのようです。まもなく72歳になりますけど、いまさら変えることができるとは思えません。 半壊と評価されたわが家のことにふれておきましょう。私たち夫婦はすでに書いたように、きわどいとこ . . . 本文を読む
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1318話)阪神大震災とボランティア(9)

大同ではじめた私たちの緑化協力活動も、産経新聞や朝日新聞の大阪版がとりあげてくれたおかげで、すこしは知られるようになっていました。大阪のコンサルタント会社が私の講演会の計画を立てました。決まったのは前年の暮れ。 そしたら大震災があって、私たちは救援活動に取り組みました。そのことも交えて話してほしいという注文がついたのです。1995年の2月のはじめです。 数十人の参加者がありました。そのころ大同 . . . 本文を読む
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1317話)阪神大震災とボランティア(8)

被災直後の緊急活動が終り、長期戦へと移行しようというとき、私は被災届をだすために市役所を訪れました。そこで「現場で半壊を確認しています」と告げられたことを最初に書きました。 目にして驚いたのは、救援物資の山です。市役所の廊下から中庭まであふれていました。全国から送られてきたものです。海外からのものもあったかもしれません。被災者にとっては必要とするものが多かったと思います。でも、必要とする人にすぐ . . . 本文を読む
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1316話)阪神大震災とボランティア(7)

阪神大震災はのちにボランティア元年と呼ばれるほどボランティアによる各種の救援活動がさかんだったようです。 渦中では私も知りませんでしたが、緑の地球ネットワークの世話人や会員がいろんな場面で活躍していたんですよ。ボランティアの機運が全体として盛り上がったことも大きかったし、そうやって身近な人が同じ課題に具体的にとりくんだことが、私たちの結束を固めるうえでとても大きな意味をもったと思います。 じつ . . . 本文を読む
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1315話)阪神大震災とボランティア(6)

だいたいは芦屋までだったんですけど、ときには足を伸ばして神戸までいきました。大きなビルが倒壊したり、高速道路が崩れ落ちたり、ひどいものでした。 現場では気にならないのですが、自宅に帰り着くと、頭が痛くなります。まるで船酔い、車酔いになったようです。まっすぐ建っているべきビルがそうでなかったり、道路が傾いたりしているところで活動していると乗り物酔いになります。 そして、えらく涙もろくなっていまし . . . 本文を読む
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1314話)阪神大震災とボランティア(5)

救援物資を調達して届ける一方で、この救援活動のようすを書いて、資金や物資の提供をファックスで呼びかけました。とりあえず自分で立て替えて届けておくので、ぜひ協力してほしいといって。 それがだんだんと広がりをもったのです。いくつか書いてみましょう。薬師寺の安田順惠さんは伽藍の建設にあたっていた池田建設に頼んで、大量のブルーシートなどを提供してくださいました。 中宮寺門跡の日野西光尊さんは信徒さんを . . . 本文を読む
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1313話)阪神大震災とボランティア(4)

電車は止まっていましたが、2駅ほど歩けば大阪にいけるとわかったので、事務所にでて、緑の地球ネットワークの会員や友人の安否確認をはじめました。あの日から何日後だったかまでは記憶にありません。 芦屋の清田祐一郎さんに電話をしたら、「高校生や中学生に集まってもらって、救援活動をはじめている。手伝ってほしい」と言われました。交通事情をきいたら「自分で調べてくれ。たどりつけないようなら、どうせ役には立たな . . . 本文を読む
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1311話)阪神大震災とボランティア(2)

そとのようすをみようとしたら、玄関のドアがあきません。ゆがんじゃったんですね。私が蹴りつける音をききつけて、隣家のご主人がそとから引っ張ってくれ、両方の力でやっとあきました。 歩いて10分ほどのところに住んでいる友人のことが気になって、訪ねようとしたら、途中、電柱やブロック塀が倒れていて、大回りしないといけなかったのです。 ところが阪急電車の北にでると、わずか数百メートル離れただけで、なんとも . . . 本文を読む
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1310話)阪神大震災とボランティア(1)

新聞などに阪神大震災の特集記事がめだつようになりました。25年といえば四半世紀、大きな節目ですものね。 緑の地球ネットワークにとっても、私にとっても、震災はとても大きな影響をもたらしました。そのときはほんとにたいへんでしたけど、その時期がすぎると、あれがあったから私たちのネットワークも、私個人も生き残ることができたのだと思っています。 発生時間は1995年1月17日午前5時46分52秒ですけど . . . 本文を読む
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1304話)アマナツ

ほんとに長いこと、更新をサボっていました。すみません。 自宅にアマナツの木があり、文字通り枝もたわわに実がついています。つれあいの両親が東京から引っ越してくることになり、いまの家を中古で買いました。私の一家はそのうちに住まわせてもらったのです。1985年のことで、もう35年にもなります。その直後に植えたのが、このアマナツです。 毎年、ほんとによくなります。とても食べきれないくらいですが、つれあ . . . 本文を読む
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1300話)NHK-World-Japanの番組予告

緑の地球ネットワークの黄土高原における緑化協力活動を取材したNHK国際放送のテレビ番組が1月16日(水)に放映されます。 NHKのホームページで予告がはじまったと、大窪先生におしえてもらいました。 https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/sidebyside/20190116/2037049/ 4枚ほど写真が掲載されていますが、私にとって印象深いのは、3枚 . . . 本文を読む
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1299話)テレビ放送が決まりました

緑の地球ネットワークの中国における緑化協力活動について、NHK-World-Japanの現地取材が2018年9月にあり、この1月にテレビ放映されることになりました。「Side by Side」というシリーズで、英語放送です。 【NHK-World-Japan】開始時間(日本時間)は以下、それぞれ28分間。 2019年1月16日(水)10:30~、16:30~、19:30~ 17日(木)04:30 . . . 本文を読む
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号外)日本華人教授会議のシンポジウム(2)

日本華人教授会議が主催した6月30日のシンポジウムには、メディア関係者もたくさん出席しておられたんですけど、朝日新聞もデジタル版で記事にしているそうです。 https://www.asahi.com/articles/ASL6Z655GL6ZUHBI01X.html 私にできる話はきまっていて、現地の写真をみてもらいながら、いつもの話をしたんですけど、終わったあとの拍手のすごさにびっくりしました . . . 本文を読む
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号外)日本華人教授会議のシンポジウム

6月30日(土)の午後、日本華人教授会議主催のシンポジウムが東京で開催されました。中国の改革開放と日中平和友好条約の締結の、ダブル40周年の記念がテーマです。 参加者は主催者の予想を大きく上回って150人にたっしたそう。どの発言にも力がはいっていて、だんだん時間が延びて、14時の開会で、終了は18時半近かったのですね。 特別講演をした渡辺満子さんは、大平正芳元首相の孫娘ということです。日中国交 . . . 本文を読む
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1217話)李克強総理歓迎会で

Facebookでは紹介したのですが、そちらは読めない中国の友人もいますので、こちらにも書いておきます。 5月10日、東京で、日中平和友好条約締結40周年記念・李克強国務院総理来日歓迎のレセプションが開催され、1400人の参加者が詰めかけ、熱気におおわれました。駐日中国大使館の招待を受けて、私も出席してきました。 両国の総理が挨拶したのですが、この間の不正常な状態と決別し、友好と強調の新しい時 . . . 本文を読む
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