1331話)橋本さんを偲んで(続)

もう一回、橋本紘二さんについて書かせてください。東川事務局長が緑の地球ネットワークのFacebookに、2013年8月のツアーに彼が参加したとき、往路の北京の天壇公園で橋本さんが迷子になったことをバクロしました。携帯電話はバスの荷物のなかに置きっぱなしだし、連絡の方法がないまま、ツアーのほかのメンバーは列車で霊丘に向かいました。私は大同で連絡をうけ、ハラハラしていました。 北京の友人たちがいろい . . . 本文を読む
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1330話)橋本さんを偲んで

さびしいお知らせです。カメラマンの橋本紘二さんが亡くなりました。最近は目を悪くして仕事ができなくなったときいてはいたんですけど、急なことでびっくりしました。 橋本さんは1995年の夏に大同にやってきて、それから毎年、年になんども農村を訪れて、すてきな写真を撮ってくれました。撮影にいいのは朝と夕刻だといって、朝暗いうちにでかけ、暗くなってから帰ってきました。自分の興味にしたがって勝手に動くのを、大 . . . 本文を読む
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1329話)アマ

農村で栽培されている作物について書いてきました。たいていは雑穀です。今回はちょっと傾向が異なります。アマ(亜麻)です。 2020年にアンズ(杏扁)を植えることになっている張家口市蔚県陽眷鎮豊富村は海抜が1400mほどの黄土丘陵にあります。雨による土壌侵食(水土流失)が深刻で、緑化がすすすむまえの大同市大同県などと風景がとてもよく似ています。 海抜がかなり高いので、村の周囲の畑を案内してくれてい . . . 本文を読む
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1328話)ソバ

ソバも栽培されます。でも、農民にはあまり歓迎されないよう。収量が少ないのがその理由です。このブログのなかにもよく登場しましたが、この地方では「春の雨は油より貴重だ」とか「春の雨の貴きこと油の如し」と言われます。春は、作物の種を蒔き、それが芽生える時期なのですね。そのときに雨が降らないと、順調に芽生えることができません。 黄土丘陵の村では、アワやキビをまず蒔きますが、雨がなかったら発芽しない。もう . . . 本文を読む
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1327話)ハダカエンバク

莜麦・莜麺の和名はハダカエンバクだそう。裸性のエンバクだというのですが、それが日本でみかけるカラスムギ=エンバク(燕麦)とちがうものか、同じものか、私にはわかりません。ご存じのかたは教えてください。 このハダカエンバク(莜麦・莜麺)はアワ、キビより、もっと標高の高いところで栽培されます。収穫までの日数が短く、遅霜・早霜のあるところでも、そのあいだに栽培できるというわけ。色に特徴があって、栽培され . . . 本文を読む
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1326話)日中水フォーラム(2004年、北京)での発言(2)

私たちの本業は木を植えることですが、ささやかながら、水のプロジェクトにも取り組んできました。農村で井戸を掘ったことはすでに話しました。それから私たちの拠点の環境林センターで、小さな汚水処理施設をつくりました。ここには20ヘクタールほどの苗圃があり、苗づくりには水が必要です。日本の外務省草の根無償資金協力の支援で、井戸を掘りましたが、地下水位が急速に低下するなかで無神経に水を使うわけにはいきません。 . . . 本文を読む
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1325話)日中水フォーラム(2004年、北京)での発言(1)

前回に2004年4月に北京で開催された日中水フォーラムで発言したことを書いたら、当日、会場で私の話をきかれた方がコメントしてくださいました。うれしいですね。それに刺激されてさがしたら、そのときの発言原稿を私が以前に送っていたメルマガ「黄土高原だより」に残していました。長文ですので2回に分けて掲載します。 私たち緑の地球ネットワークは1992年から山西省大同市の農村で緑化協力事業を継続してきまし . . . 本文を読む
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1324話)水不足はウソだったのか?

一時期、盛んだった「中国崩壊論」。中国をおとしめるために意図ある人たちが流しつづけたものだと私は思っていたんですけど、2月4日の朝日新聞に、それは中国政府が流したものだというインタビュー記事が載りました。発言の主はマイケル・ピルズベリー米国防総省顧問で、トランプ大統領、ペンス副大統領も彼の主張を重視しているそう。 米国の歴代政権は中国にある種の期待感を抱いてきたのではないかという記者の問いに「中 . . . 本文を読む
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1323話)新型肺炎の収束を祈って

武漢からはじまったコロナウィルスによる新型肺炎が猛威をふるっています。春節(旧正月)の民族大移動が(国外を含め)感染を広げましたが、その後のUターンがどんな結果をもたらすか、とても心配です。 同じくコロナウィルスがひきおこした2003年のSARS(中国では非典型性肺炎、略して非典フェイデン)のとき、私は大同にいました。村の入り口に土を盛って外部の人の進入を防いだり、私たちの拠点とその周囲でも消毒 . . . 本文を読む
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1322話)キビ

アワとならんで黄土丘陵の村でよく栽培されるのがキビ(黍子、黄米)です。アワとちがって、粒のままで食べることはないよう。粉にひいて、お湯で練り上げたものを蒸して食べます。糕(ガオ)または黄糕で、キビモチですね。下の写真がそうです。日本のソバといっしょで、通はかまないで、そのまま飲み込むそう。 そして、これにあんを詰めて油で揚げたものが油糕(ユウガオ)で、いいお客がきたときだけ出すごちそうなのだそ . . . 本文を読む
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1321話)アワ

黄土高原の代表的な作物について書いていたのに、阪神大震災の25年でそれについての思い出を書いてしまいました。もとに戻ります。 低地の代表的な作物がトウモロコシであるのにたいし、黄土丘陵の村で栽培される代表的な作物がアワ(穀子、小米)です。たいていはおかゆにして食べます。 前中久行代表によると、「大学の栽培学の先生でも生きているアワやキビをみたことがないのじゃないかな」とのことです。昔は日本でも . . . 本文を読む
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1320話)もうひとつの25年~イオンの労働組合

もうひとつの25年~イオンの労働組合 阪神大震災の救援活動がひと区切りを迎えつつあったときのことです。事務所に電話があって、これから訪ねます、とのこと。全ジャスコ労働組合の藤井順一書記長です。 たしか日経新聞に、大同へのワーキングツアー派遣のベタ記事が載ったんですけど、それをみて話を聞きたいということでした。すごく熱心だったんですね。あいだをおかないでまた電話があり、つぎの書記長に決まっている . . . 本文を読む
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1319話)阪神大震災とボランティア(10)

こうやって25年前のことを振り返ってみて、あらためて感じるのは、私の行動の行き当たりばったりぶりです。パチンコの玉みたいに弾き返っているばかりで、計画性や思慮というものが皆無です。このときばかりじゃなくて、私の人生がそのようです。まもなく72歳になりますけど、いまさら変えることができるとは思えません。 半壊と評価されたわが家のことにふれておきましょう。私たち夫婦はすでに書いたように、きわどいとこ . . . 本文を読む
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1318話)阪神大震災とボランティア(9)

大同ではじめた私たちの緑化協力活動も、産経新聞や朝日新聞の大阪版がとりあげてくれたおかげで、すこしは知られるようになっていました。大阪のコンサルタント会社が私の講演会の計画を立てました。決まったのは前年の暮れ。 そしたら大震災があって、私たちは救援活動に取り組みました。そのことも交えて話してほしいという注文がついたのです。1995年の2月のはじめです。 数十人の参加者がありました。そのころ大同 . . . 本文を読む
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1317話)阪神大震災とボランティア(8)

被災直後の緊急活動が終り、長期戦へと移行しようというとき、私は被災届をだすために市役所を訪れました。そこで「現場で半壊を確認しています」と告げられたことを最初に書きました。 目にして驚いたのは、救援物資の山です。市役所の廊下から中庭まであふれていました。全国から送られてきたものです。海外からのものもあったかもしれません。被災者にとっては必要とするものが多かったと思います。でも、必要とする人にすぐ . . . 本文を読む
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