1311話)阪神大震災とボランティア(2)

そとのようすをみようとしたら、玄関のドアがあきません。ゆがんじゃったんですね。私が蹴りつける音をききつけて、隣家のご主人がそとから引っ張ってくれ、両方の力でやっとあきました。

歩いて10分ほどのところに住んでいる友人のことが気になって、訪ねようとしたら、途中、電柱やブロック塀が倒れていて、大回りしないといけなかったのです。

ところが阪急電車の北にでると、わずか数百メートル離れただけで、なんともないのです。友人は食器がいくつか落ちたけどといって、また寝ていました。

うちのあたりは震度7の地域の東のはずれで、どうもその範囲が南北には狭くなっていたようで、ちょっと離れると、こんなふうに被害が軽くなったようです。あとになって知ったことですが。

別ルートで帰ったんですけど、ひどかったのはため池の周囲です。地盤が緩いんでしょうね。なかには池のなかにそのまますべりこんでいる家もありましたし、新築のりっぱな家がそのまま寝ころんだ家もありました。停めてあったトラックが土のなかにタイヤをめり込ませていたのは、地盤が液状化したためでしょう。


当日、カメラをもちだして、写真を撮ったことは覚えていたんですけど、その後、あまりみる気がしなくて眠らせていましたが、いまとなっては風化を防ぐためにも、みてもらったほうがいいのでしょうね。

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