4月24日、大同から北京にでる飛行機の私の座席は24K。両側を他人にはさまれるイヤな席だったのですが、出発直前に22Lに替わってほしいと言われました。なかのいい夫婦が隣同士に座りたかったようです。ラッキー。
左側の窓際なら大同火山群やカササギの森がみえるので、もっとよかったのですが、しかたがありません。前回に書いた風力発電がしばしば現れるくらいで、どこを飛んでいるか、目印になるものがでてきません . . . 本文を読む
4月24日、大同から北京へ飛行機で帰りました。さいわい天候がよくて、地上の景色がよくみえました。
山西省と河北省との境には太行山脈とその支脈の恒山山脈、北京を取り囲んでいる燕山山脈と大きな山脈が3つあります。新しい緑化協力地、張家口市蔚県はその3つの山脈が接するところにあります。どのあたりか見当をつけたくて、窓の外をさがしつづけたんですけど、わかりませんでした。
つぎつぎにでてくるのは山の稜線 . . . 本文を読む
大同に一度でも行ったことのある人は忘れることがないと思います。緑色地球網絡大同事務所の武春珍所長(右)です。じゃあ、その隣は?
彼女の息子です。29歳になり、北京で働いており、結婚もして、5か月の娘がいます。休暇で里帰りしてきた彼と、北京に向かう私とが、大同空港で出くわしました。
そういうわけで、武春珍は奶奶(ナイナイ、おばあちゃん)です。生まれるまでは、「孫ができるのはうれしいけど、奶奶にな . . . 本文を読む
きのう空路で大同から北京にでてきました。このかんの中国の大きな変化には驚かされることが多いのですが、大同空港のこれにもびっくり。搭乗口の前の待合室のイスがすべてマッサージチェアに換わっています。待ち時間をそれなりに有効に過ごせて、ありがたいと思う人は多いでしょう。
維持管理していくうえで、ネックとなるのが料金の徴収と管理。料金箱に小銭がいっぱいになったり、その回収に人手がかかったり。その問題をス . . . 本文を読む
北京から車で張家口市蔚県にむかうとき、高架の橋梁工事があちこちでおこなわれているのがみえます。そして私は蔚県のあと大同にきたのですが、大同市の北部の県を走っていると同じような工事があちこちでおこなわれています。
高速鉄道の工事です。北京から張家口、大同、そして内蒙古自治区の呼和浩特へとつながっていきます。これが完成すれば、北京-大同は1時間半になるそう。完成予定は、がんばって2020年だそう。そ . . . 本文を読む
蔚県のホテルのレストランのテーブルのまん中に、これ(写真)がありました。めだつ文字は「光盤行動」です。えっ、なに?
光盤という中国語はCDを意味するはず。円盤に光をつかって情報を読み書きする。新しいものに、漢字を組み合わせて単語をつくるのが中国のやり方。コンピュータが電脳、インターネットが上網、Eメールが電子郵件。
となりの節約の文字をヒントにわかりました。光にはすっかり片づけるといった意味が . . . 本文を読む
昨晩、最初の協力地の大同に到着しました。1つの計画があります。大同の私たちの協力拠点・緑の地球環境センターで、胡楊の苗を育ててきました。乾燥地のポプラですが、河畔林の樹種で、水の多いところがすきなのです。
1960年代に大同に試験的に導入され、大同県と陽高県の境界付近に何本か生き残り、種をつけるようになっていました。私が木に登ってそれを採取し、緑の地球環境センターで育ててもらいました。
蔚県で . . . 本文を読む
4月12日の夕刻、前中代表と二人で蔚県に着きました。翌13日は曇り空で、ときおりシトシトと小雨が降り、夜には本降りになったのですが、まもなく眠ったので、いつ止んだか覚えていません。最高気温が11度、最低気温が0度といったところ。日中も肌寒く感じました。
14日の午前、2017年度の協力地点、代王城鎮四村にいきました。この日は晴れていましたが、風が冷たくて、長くは外におれませんでした。最高気温が1 . . . 本文を読む
中国の古い城鎮はたいてい城壁に囲まれていて、真四角なのがふつうです。そしてその内部も碁盤の目のように区切られています。
ところが蔚州古城は、以前にも書きましたが、不定形をしています。そして通りがまっすぐ通っていません。
東西と南に門がありますが、北にはなく、そのかわりに城壁のうえに玉皇閣が建っています。もとは靖辺楼という軍事目的の建物だったものが、道教の神廟に変わりました。道教の最高神は時代と . . . 本文を読む
蔚県名物のひとつに剪紙(切り絵)があります。ツアーのみなさんと見学しているとき、案内役の劉志永さん(女性)が「すぐそばに小さなお寺があるので、行ってみませんか」と誘いました。昨日のことです。そしたら、そこの住職さんが「大同市の渾源県で、あなたが木を植えていたのを知っている。15年くらい前だ」と言いだしました。
大同で私は有名人だったのです、あはははは。というのは、地元紙の大同晩報が「私はバカで呑 . . . 本文を読む
蔚州古城の北の城壁のうえに玉皇閣(国家一級保護文物)が建っています。そしてその背後、つまり北側には壺流河が流れています。日本の河川のようにきちんと整備されて一本の流れにはなっておらず、あちこちに湿地やワンドのようなものがあります。そこを整備して公園にする計画がすすんでいます。玉壺湿地公園(155ha)です。
蔚県で緑化協力を開始した時点から、樹木見本園を建設することが念願でした。できるだけたくさ . . . 本文を読む
4月16日はいよいよ実際の植樹作業に取りかかりました。場所は蔚県代王城鎮で、平地ではあるんですけど、おそらく太古の氾濫原なのでしょう、角のとれた大小の石が地中にもたくさんあります。
朝9時30分から簡単な起工式をもちました。中国側から青年団蔚県委員会の信任の殷書記(女性)、日本側から前中久行代表があいさつしました。
そのあとアブラマツ植栽にかかったんですけど、2m近い大苗です。植え穴はすでに掘 . . . 本文を読む
4月14日に緑の地球ネットワークが派遣するツアーが蔚県に到着しました。北京空港には定時についたのですが、マイクロバスで蔚県にむかう途中、なんどか渋滞に遭遇し、蔚県のホテルにつくまでに6時間を要してしまいました。ロス2時間。
15日は充実の日程です。日記当番になり、文才に恵まれた山本さんが、なにをどう書いたらいいのか迷うくらいです。午前中は蔚州博物館の見学です。県のクラスでこんな博物館をもっている . . . 本文を読む
蔚県では蔚県英豪国際酒店の10階に泊まっています。このホテルの東隣りは文化広場と呼ばれる公園です。公園の北隣りがちょっとした空き地になっており、ここが青空市場になります。13日はシトシトとふる雨模様だったんですけど、前中代表とふたりで出かけてきました。
いまの中国はちょっと間をおいて訪れると、かならずなにかの変化があります。去年の8~9月にきたときは、まったくの青空市場だったんですけど、その東半 . . . 本文を読む
南天門自然植物園の属する上寨鎮は日中戦争にさいして抗日根拠地だったところです。たとえば平型関の戦いでは八路軍の指揮所がおかれたそう。
プロジェクトがスタートして日本人がくりかえし通うようになると、さまざまなウワサが立ったそうです。
緑化協力だというけど、それはカムフラージュで、ほんとうは日本軍が撤退するときに巨額の財宝を隠したので、それを回収しにきているのだ。
彼らのほんとうの目的は、この地 . . . 本文を読む