1162話)世界中のきらわれもの?

中国というと、世界中のきらわれもの、というイメージが日本では強いですよね。それにはこのかんの政治関係とメディアの果たした役割が大きいと思います。中国にとってプラスイメージの記事を送っても紙面には載りませんと話す在北京の新聞記者の話をきいたこともあります。 たとえば中国はアフリカ諸国に経済協力をしていますが、それについての報道には中国は自国の利益のためにしており、現地には反発があるというニュアンスが . . . 本文を読む
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1161話)打樹花

蔚県の5つの花について書いて、旧家の門の彫刻の写真を載せたんですけど、やっぱり代表はこれでないといけないと思いなおしました。打樹花です。 1600度超の高熱で溶かした鉄を城門にぶつけて花火のように楽しむ伝統の技です。もともとは春節のあとの元宵節の名物だったようですが、いまはそれ以外でもおこなわれ、寒い時期にお客を集めるために専門の劇場ができています。1100人収容の大きなものを1つの鎮がもっている . . . 本文を読む
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1160話)5つの花

蔚県の人たちは、自分たちの県には5つの花があるといってジマンします。1つはアンズの花。主には杏扁という種のなかの杏仁を目的とするアンズで、もともと蔚県で作出されたものだそう。大同では仁用杏と呼んでいました。 2つめは山西省との境にある空中草原の花で、雪絨花といい、ウスユキソウ、エーデルワイスのなかまです。ほかの地方にあまりない蔚県特有の花だといい、県の大通りに雪絨花大道の名がついています。 3つめ . . . 本文を読む
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1159話)樹木泥棒を手伝って

去年の4月のことです。立教大学の上田信先生といっしょに、共青団蔚県委員会の幹部の車で飛狐峪に行きました。深い峡谷ですけど、傾斜のゆるいところで樹林が再生しつつあります。ナラ、カバノキ、ヤナギなどの落葉広葉樹と半常緑のシャクナゲなどがあり、大同の南天門自然植物園の初期の状態に似ています。 そのなかにはいってみると、写真のような切り株がありました。で、何気なしに両手いっぱいにそれをもって道路に戻りまし . . . 本文を読む
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1158話)人民同士は友好でなきゃ

張家口市蔚県の県城のはじに文化広場(公園)があり、その横の空き地が青空市場になります。それについては1145話で書きました。 2017年4月に訪れたときはまだ寒かったので、市は立たず、数人のおっちゃんが凧を売っていました。中国には凧揚げの好きな人が多くて、こどもだけじゃなく大の大人が楽しんでます。種類も多く、鳥や蝶のかたちのカラフルなものから、連凧、2本の糸で自由自在にあやつるスポーツ凧、糸を切り . . . 本文を読む
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1157話)ぬり絵

1155話で、柏樹中心学校での小学生との交流で、ぬり絵をしたことを書きました。題は「緑色家園」で、小学生が下絵を描いてくれており、それに二人で色を塗ります。 私の相棒の張敏ちゃんはかわいい女の子です。彼女はこつこつとていねいに塗るんですけど、右脳からっぽの私は絵をはじめイメージにかかわることはまったくだめです。いろんな色を勝手にぐしゃぐしゃに塗って、台無しにしてしまいました。 最後に先生の指示でそ . . . 本文を読む
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1156話)春のツアー参加者募集

2018年春の黄土高原緑化協力ツアーを計画し、参加者を募集しています。 ●期間:4月14日(土)~19日(木) 5泊6日。 訪問先は河北省張家口市蔚県で、植樹予定地は代王城鎮です。春秋時代の代国の王城が存在したところですので、中国の歴史に関心のある方はぜひ下調べを。 4月14日(土)10時00分 関西空港出発(NH979便、集合は2時間前)         12時15分 北京空港着。バスで蔚県にむ . . . 本文を読む
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1155話)農村の教育にも大きな変化

2017年4月、蔚県柏樹郷永寧寨村で、午前中、植樹作業をしたあと、午後から柏樹中心学校にいって、小学生たちと交流しました。この地方の農村でも、小学校は大きな村の学校に統合され、こどもたちは寄宿しながら勉強するのがふつうのようです。 小学生との交流といえば、大同では校庭を走り回ってばかりだったんですけど、ここでのメインの活動は、ツアー参加者とこども(4・5年生)が机をはさんで向かい合わせに座り、こど . . . 本文を読む
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1154話)作業のあいまの交流

作業のあいまや昼休憩などに、みなさん、けっこうなかよく交流しています。 鶴田惇さんは、大同では地元の人たちとあまり交流できなかったけど、蔚県ではそれができてよかった、と話していました。その口ぶりには、自分の変化への自覚が抜けているように思えたのですが、彼は北京林業大学に一年間留学して、中国語が話せるようになりましたし、あちこちを旅行して中国人との接触を深めてきているんですね。中国側でも、こういう人 . . . 本文を読む
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1153話)マツの苗を植える

張家口市蔚県でのはじめての植樹活動です。植えたのはマツ(油松)で、直径20cmあまりのポリポットで育てられた苗を植えました。 せっかくのポット苗なのに、なかの土が乾いています。植える前に水をやるのが日本の流儀ですが、中国では専門家のなかにも、植えるまでは水を切っておいて植えてからやるほうがいいという人がいます。 中国側の説をまったく無視できないのは、いかにも漢方的な独特の考え方があり、それがあたっ . . . 本文を読む
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1152話)苦労して苗を運んだんですけど

張家口市蔚県での最初の植樹は2017年4月におこないました。日本からの最初の協力ツアーには27人の参加がありました。 植えたのは柏樹郷永寧寨村の背後の山の中腹です。2か月前に訪れたときはすべてが冬景色で、なんの準備もされていませんでしたが、このときまでに重機2台がはいって、幅6mほどの作業道をずっと先まで造成し、いまも作業中でした。 植えるのはマツ(油松)の苗で、直径20cm余りの大きなポリポット . . . 本文を読む
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1151話)人事異動が多いのです

 張家口市蔚県での緑化協力のカウンターパートは共青団蔚県委員会です。2016年4月にはじめて顔をあわせ、候補地は二転三転したあと、柏樹郷永寧寨村に決まりました。  書記(トップ)は李英英さん(写真右)で女性です。つねにいっしょにいるのが宋亜男さん(写真左)でこちらも女性です。 そして柏樹郷の党書記の趙玉橋さん(中央)ですが、この人は共青団の先代の書記だった人です。青年団は先輩・後輩のつながりが強く . . . 本文を読む
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1150話)また万学軍さんにお世話になったのです。

 かんじんの緑化協力のことを書かないといけません。2017年4月に植えたのは、蔚県柏樹郷永寧寨村の背後の永寧山の中腹でした。全体として北向きの日陰斜面で、海抜は1200~1500mと、マツ(油松)を植えるのに最適の場所です。  大同ではこんな場所はとっくに緑化を終えていて、とてもみつけられませんけど、ちょっと場所を変えると、こんなところがあるんですね。  蔚県を紹介してくれたのは、共青団中央の万学 . . . 本文を読む
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1149話)黄花菜

あけましておめでとうございます。ことしもよろしくお願いいたします。 今回の写真、中国の黄花菜で、金針菜または金針花ともいい、中国ではつぼみが食材として利用されています。採ってきたばかりのものを軽く炒めて食べると、香りがよくてほんとにおいしいんですけど、それは産地だけのぜいたくですね。 ふつうは蒸したあと、天日で乾燥したものが商品になっています。日本でも一時、百合の花という名前で店頭にな . . . 本文を読む
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