690話)采涼山プロジェクトのマツ

 采涼山は大同県・陽高県・新栄区の境界にある山で、海抜2144m、このあたりでいちばん高い山です。実験林場・カササギの森にある谷をずっと上りつめたところにあります。私たちがふつうに「采涼山」もしくは「采涼山プロジェクト」というのは、この山の南のふもとにつくった造林プロジェクトのことで、山頂からは直線距離で10km近く離れています。  遇駕山村の井戸のあと、丹羽宇一郎大使にここをみてもらいました。 . . . 本文を読む
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689話)遇駕山村の井戸

 現場での進行にあわせて、このリポートも駆け足ですすみます。2番目に訪れたのは、遇駕山村。外務省草の根無償資金協力をえて、この村に井戸を掘りました。2007年から08年にかけてのことです。BS朝日の開局8周年記念番組「よみがえれ!緑の大地」で、そのようすをごらんになった方もあるでしょう。  水道塔をみたあと、2軒の農家を訪れて話をききました。あの井戸ができるまでは、谷底のわずかな湧き水にたよって . . . 本文を読む
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688話)記念植樹

 7月22日の正午過ぎ、丹羽宇一郎大使の一行が大同空港に到着しました。パトカー先導のもと、直接、私たちの新しい拠点、緑の地球環境センターにむかいました。大同事務所をはじめ、地元の関係者は歓迎の横断幕、垂れ幕などを準備し、さらにここでおこなっている各種の実験の内容などを立て札で表示してくれています。私は説明役だったんですけど、これは便利ですね。伝わり方もずいぶんちがう感じがします。  短い滞在時間 . . . 本文を読む
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687話)緑の地球環境センター

 在中国日本大使館の丹羽宇一郎大使が7月22日の午後、大同の私たちのプロジェクトを訪れることになり、案内役として前中久行代表と私とで20日の夜、大同にきました。 みてもらうのは、4月から建設にとりかかった緑の地球環境センター、外務省草の根無償資金協力で井戸を掘った遇駕山村、地元の聚楽郷と共働でマツの造林にとりくんできた采涼山、そして中国の団体が草の根無償でとりくんだ別のプロジェクト。4つもあり . . . 本文を読む
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号外)伊吹山で薬草の勉強(ご案内)

以下のご案内、先日の台風で伊吹山のスカイラインが崩落し、 またロープウエイも営業を取りやめたため、アクセスができないので、 やむなく中止になりました。  35名の事前申し込みをいただいた人気のイベントですので、 できるだけ早い機会に仕切り直しをいたします。  緑の地球ネットワーク・自然と親しむ会  伊吹山のお花畑で薬草の勉強を楽しもう  大同の新しい拠点「緑の地球環境センター」に、生態植 . . . 本文を読む
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686話)井戸掘りに挑戦(15)

 井戸掘りシリーズは、とりあえず今回が最終回。井戸に水がでたのを知って、前中久行さんが、「スイカはむりでも、トマトは冷やせますね」といってきました。いえいえ、井戸枠の内径が35cmですから、スイカだってだいじょうぶですよ。でも、かんじんなのは、水温が何度かということ。  さっそく測ってみました。最初に測ったときの水温は、18度でした。いわばたまっている状態の水ですので、しばらく菜園に水を撒き、そ . . . 本文を読む
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685話)井戸掘りに挑戦(14)

 井戸枠のフタをどうするか、いろいろ検討しました。本来なら、塩ビのキャップがいいんでしょうけど、この直径のものは、なんと1万円近くするんですよ。で、鉢植えの下にしく鉢受け皿がほぼピッタリだったので、それを買ってきました。  穴をあけて、水中ポンプの電源ケーブルと、ビニールホースを通しました。スイッチをいれると、一瞬、このフタがふるえたあと、ホースの先から水をはきだします。やっと完成しました。かけ . . . 本文を読む
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684話)井戸掘りに挑戦(13)

 井戸の完成後も、水中汚水ポンプをそのままつかうことにしました。将来的には浅井戸用ポンプに換えたほうが便利なのですけど、とりあえずは経費の節約。  5mほどの水道ホースをつけて、水をかいだしていますが、かなりの勢いです。敷地の横にいつもは水の流れていない溝があるので、こういうときは便利です。最初は泥まじりの茶色い水でしたが、だんだん透明な水に変わってきました。ペットボトルにくんでしばらくおいてみ . . . 本文を読む
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683話)井戸掘りに挑戦(12)

 なんとか掘り終わったんですけど、いちばんたいへんだったのは、石が多かったことです。ただ、水との関係でいえば、それだけ浅いところに帯水層があったということで、ある意味ではありがたいことでした。掘り出した石を2か所に集めましたが、その一か所がこれ。大部分はこちらにあります。かなり大きな石があるのもわかってもらえるでしょう。  大きな石にあたったとき、最初のうちは、なんとかそれを動かそうと悪戦苦闘し . . . 本文を読む
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682話)井戸掘りに挑戦(11)

 これまでに掘った穴は、直径が平均80㎝、深さは120㎝です。それにたいして、井戸枠の直径は35㎝。大きさにかなりの余裕があるんですけど、その余裕部分にも水をため、そして湧きだす(流れる)伏流水が、スムーズに移動して、井戸枠のなかにはいってくるようにしたいんですね。  そこで考えたのが、水のたまる部分にはバラスをいれることでした。小さめの砕石ですね。これだと、かなり空隙を確保でき、そこに水をため . . . 本文を読む
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