661話)土が舞う

 日本でもそうだったのではないでしょうか? 大同でもことしの春は気温が低く、雨が降らず、風がつよくて、よく風砂がやってきました。それが日本に届くと、黄砂ですね。私が4月末に日本に帰ってからも、なんども黄砂を体験しましたので、ことしはその季節も長かったようです。  大同に寒波がやってきたり、風砂が通過したりすると、その2日後あたりに日本に寒波や黄砂がやってくるようです。時間差がちょっとありますけど . . . 本文を読む
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660話)配水パイプの埋設

 25haからの面積を1枚にならすのは、工事量が大きすぎるので、8つほどのブロックに分け、それぞれをならしました。そうなると、環境林センターや白登苗圃のようにオープンのU字溝で灌漑するのは面倒です。直径10cm弱の樹脂パイプを埋め込むことにしました。冬は地表から150cm近く凍結しますので、1.8~2.0mも埋めたのです。そうすることで節水にもなるでしょう。  そのさいに大活躍したのが、日立建機 . . . 本文を読む
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659話)井戸を掘る

 苗畑をはじめ、なにかの施設をつくるときに欠かせないのが井戸です。そして、もっとも緊張する作業が井戸掘り。水脈をはずしたら、いくら掘っても水がでませんし、作業の途中でなにかのトラブルにみまわれることもしばしば。  地元で採用されている掘り方は2つあります。1つは日本でも打ち抜き井戸といわれるやり方で、太さ25㎝、長さ2mほどの先端が尖った鋼鉄のモリを、ワイヤーでつり上げては落して、ドスンドスンと . . . 本文を読む
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658話)乾燥地のアヤメ

 「アヤメ」をウィキペディアでひいたら、「アヤメは山野の草地に生える(特に湿地を好むことはない)」とありました。ごていねいに、カッコのなかは太字にしてあります。といっても、私たちがふつうに思いつくアヤメ科アヤメ属の植物は、アヤメ、カキツバタ、ハナショウブなど。いずれも湿地の植物です。シャガ、ヒメシャガあたりに広げても、どちらかというと、杉林などの湿気の多いところの印象です。  ところが、乾燥地の . . . 本文を読む
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号外)日中植林緑化フォーラム2011

 国際森林年を記念して、北京でつぎのようなイベントを開催します。北京在住のお知り合いのかたに、ぜひ伝えていただけないでしょうか。日本経団連と中国経済貿易委員会が主催する日中グリーンエキスポ2011のご協力で実現しました。(高見邦雄)  国際森林年記念  日中植林緑化交流フォーラム2011   ●シンポジウム「緑の大地、拡げよう! 日中協力の森づくり」   日時 6月2日(木)13時~16時    . . . 本文を読む
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657話)広い、広すぎる!

 前の所有権者の大同市林業局・長城山林場との契約では、この土地の面積は18haほどでした。ところが整地がすすんでいくと、なんとも広い。広すぎる!  緑色地球網絡大同事務所の魏生学副所長が、ちょっと文字にはしにくい工作をして、広くしたというんですね。それから、敷地内にあったお墓が移されて、そこもつかえるようになりました。もとは浅い谷だったところも、ブルが埋め立てていきます。それらの結果、25ha弱 . . . 本文を読む
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656話)お墓の移転

 前々回のポプラの林の写真、ちょっと注意してみてください。左手のほうに、土盛りがありますね。じつはあれ、お墓なのです。この地方の農村では定まった墓地がなく、各家があちこちに分散して墓をつくります。ここは国営林場でしたが、管理のすきをついて、墓がつくられてしまいました。私たちの敷地内になんと50ものお墓があったのです。  墓のある土地はつかいにくいんですね。農民とのトラブルのタネになりやすいし、中 . . . 本文を読む
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655話)ブルドーザによる整地

 ポプラの林なら、そのままおいておけたんですよ。ところが樹木がまったくない裸地となると、そうはいきません。かってにはいりこまれて、開墾でもされてしまったら、やっかいなことになります。ちゃんと着工し、しっかり管理することをアピールする必要があります。  ブルドーザによる整地をはじめました。季節的にもうすこしあとではじめるとよかったのですが、まだ土が凍っていて、最初は能率があがりません。4月も中旬に . . . 本文を読む
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654話)ポプラの林が消えてしまった!

 ことしも3月22日から4月28日まで中国でした。東北地方を中心とする大地震、大津波、原発事故と、気になることが多かったのですが、20年継続してきている大同での緑化協力を中断するわけにもいきません。  そのうえ、ことしの春は私たちの新しい拠点「緑の地球環境センター」を立ち上げる重要な活動があります。このブログでも紹介しましたが、昨年のいまごろ以前の拠点「環境林センター」が大同市の生態公園に吸収さ . . . 本文を読む
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