1019話)旧センターの管理棟

旧環境林センターの管理棟がそのまま残っています。建設作業の管理事務所、作業員の休憩所、資材置き場などとして使われているようです。 1995年4月に着工したのですが、一度に資金を用意できなかったので、何年かかけて、少しずつ拡張しました。最初にマスタープランがあって、完成形をめざしたのではなく、必要に応じて少しずつ建て増ししましたので、使い勝手の悪いところもありましたが、無駄なお金は使わないですみま . . . 本文を読む
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1018話)口泉植物園の正門

写真は口泉植物園の正門です。環境林センターの正門はこれとは反対の北側にありました。いまこの正門があるあたりは苗畑の南の端に近いところで、そのさらに南は砿区のごみ捨て場になっていたのです。2009年に敷地の南端に近いところを、幅員56mの道路が東西に横切りました。その大きな道路ができたために、南側が正門になったのです。 フェンスの外にも大きな木が植えられています。以前の植え方は、直線に整列して、1 . . . 本文を読む
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1017話)口泉植物園(大同)

私たちの最大の協力拠点だった環境林センターは、大同市南郊区平旺郷平旺村にありました。1995年4月に着工し、2010年春までここで活動していたのです。最初は3.5haの小ぶりなものでしたが、2000年には20haまで拡張しました。上の画像は2008年10月のもので、赤い線で囲んだ範囲が環境林センターでした。 2010年、大同市政府はここに口泉植物園を建設することを決めました。当時の耿彦波市長は「 . . . 本文を読む
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1017話)守口堡のアンズ

台木の伸びたアンズに、現場で優良品種の枝を接ぎ木して、問題を解決した話を前回にしました。それにはおまけがついたのです。 なるほど、このようにすれば、どんなアンズの木にも、いい実をならせることができるんだ、と村の人が気づいたのです。そして、守口堡の万里の長城の付近には、土杏(トゥシン)と呼ばれる実生の大きな木があります。実はなりますが、小さい。なかにはおいしいものもありますけど、みなそうとはかぎら . . . 本文を読む
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1016話)守口堡のアンズ(3)

問題点がわかってからの対応は鮮やかでした。私も知らないうちになされていたのです。 緑色地球網絡大同事務所の武春珍所長が技術者を派遣し、現場で接ぎ木をさせたのです。ふつう接ぎ木といえば、せいぜい直径1cm程度の枝を接ぐんですけど、ここでは直径3cmもある太くて長い枝が接がれ、太い針金で結びつけてありました。それでも着くんですねえ。 私たちの協力プロジェクトのアンズは、それまでほとんどが仁用杏で、 . . . 本文を読む
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1015話)守口堡のアンズ(2)

アンズの成長は順調とは言えませんでした。管理がよくないのです。たまにやってくる私の目の前でも、ウシやロバがアンズのなかに入り込み、その若葉を食べたりしています。小石を拾って、追い払ったりしましたが、そんなことでどうなるものでもありません。村の幹部に苦情をいうと、善処を約束してくれますが、実行はされません。 それには理由がありました。植えた苗がニセ苗だったのです。たいていの果樹は、実生苗に、優良品 . . . 本文を読む
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1014話)守口堡のアンズ(1)

イオンリテールワーカーズユニオンの前身、全ジャスコ労働組合の協力は1995年から始まりました。阪神大震災の直撃を受け、苦闘していた私たちのところに、藤井書記長がやってきて、「次期書記長を送ります」と告げられたのです。その言葉通りに、新妻健治さん(現イオン労連会長)が春のツアーに参加されたのです。 翌年の春、全ジャスコ労働組合の最初のツアーがやってきました。陽高県では小学校付属果樹園を建設し、アン . . . 本文を読む
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1013話)旧徐町郷のマツ(3)

侵食谷のようすが見れないかと思って、松林のなかをすすみました。なかは段差がたくさんあるんですね。はいている靴では無理なので、途中であきらめました。 帰りにこの光景にであったのです。熊手かなにかでかき集めて、持ち帰るのを忘れたのでしょう。 松葉をかき集め、持ち帰って、焚きつけにつかいます。松葉には油分が多くて、マッチ1本ですぐ火がつきます。マツの下枝なんかも、欠かせない燃料でした。ここのことでは . . . 本文を読む
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1012話)旧徐町郷のマツ(2)

ここに植えているマツの大部分はアブラマツ(油松)です。この地方の在来種で、成長はそう速くなく、樹形も崩れることが多いのですが、自然条件には適していると言えるでしょう。 植栽後、20年以上がたって、混み合うところもでてきています。しかし、この地方では枝打ちや間伐の経験がないのです。 前中久行代表(写真)が、「小さいものが混み合っているところは気にする必要はなく、そのままにしておけばいいのです。大 . . . 本文を読む
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1011話)旧徐町郷のマツ

大同県で桑干河をせき止めている冊田ダムのすぐ南に徐町郷はありました。いまはとなりの峰裕郷と合併してそちらの名前に変わりました。ここにすさまじいばかりの侵食谷があったのです。それについてこのブログの775話(2012年5月)で書いています。 雨によって浸食された土はダムに流れ込んで、それを埋めます。なんとか止めることはできないか。誰もが考えることです。そしてこのダムの水はやがて北京の水道水となるの . . . 本文を読む
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