167)街路樹のマツ

 この春、大同で驚いたことのひとつが街路樹のマツです。高さ5~6メートルもある大きなものが道路の両側に出現しました。「どうだ、りっぱなものだろう。大同も急速にきれいになる」といって自慢した幹部もいました。  大同の冬は寒くて長いのです。ここには常緑の広葉樹は育ちません。ポプラをはじめとする落葉広葉樹は1年のうち7か月は葉がありません。冬でも青いものがほしい気持ちは痛いほどわかります。その期待がマツ . . . 本文を読む
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166)穴を掘る

 大同での植樹の適期は短いのです。土が凍結しているとコンクリートのように硬くて穴を掘れません。ことしの冬はとくに寒く、長かったので、凍結が融けるのが遅かったのです。そして苗は冬眠しているあいだに植えるのがいいのです。芽が動き出すと活着率が下がります。4月中旬になって急に気温が上がり、一挙に春の気配です。このような年は植樹適期が20日もありません。  私たちの実験果樹園はいろんな事情で作業が遅れ、整 . . . 本文を読む
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