681話)井戸掘りに挑戦(10)

 井戸枠として、伝統的な井戸では石を組んだりしてあります。それは私にはできそうもない。いちばん簡単そうな、塩ビパイプをつかうことにしました。厚手でじょうぶなVP管と薄手のVU管とがあります。価格は当然、VPが高い。直径350㎜のVU管を買いました。この太さになると、VUでも厚さが10mmはあるので、十分でしょう。  深さの目標を120㎝にしましたので、パイプの長さは130㎝にしました。パイプの先 . . . 本文を読む
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680話)井戸掘りに挑戦(9)

 深さ95㎝ほどまで掘ったら、湧きだす水の量がふえて、バケツではかいだすことができません。Yahooのオークションで水中汚水ポンプを買いました。8200円+消費税+送料です。  このポンプ、井戸が完成したあかつきには、井戸水ポンプとして働いてもらう予定。あまり土や砂利をくってほしくないので、すっぽりとポリネットでくるみました。さすがはポンプです。バケツではどうしようもなかった湧き水をどんどんくみ . . . 本文を読む
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679話)井戸掘りに挑戦(8)

 汚水ポンプが到着するまでは、これ以上、井戸を掘れません。井戸枠にする塩ビパイプが届くのにもしばらく時間がかかります。25、26日の週末につづきをやろうと思ったのですが、天気予報は雨。もう1週間延ばすと、いろいろ問題がでてきます。すでに、梅雨の雨をあびて、穴の周囲がくずれています。24日の金曜日、井戸掘り休暇をとることにしました。  現場をどうやっておくかも問題。どうせまた散らかりますから、片づ . . . 本文を読む
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678話)井戸掘りに挑戦(7)

 深さ95cmまでで、掘り出した土と石がこんなになりました。石に角がないことからも、ずっと以前、ここは河底だったようですね。それで、伏流水があるのでしょう。  現在の課題は、深さをどれだけにするかです。一般的に考えて、梅雨のいまの時期は水位が高く、冬になると低くなることが考えられます。でも、水の用途からすると、菜園の灌水の機会と必要量は夏が多く、冬は少ない。深ければ深いほどいいともいえますが、そ . . . 本文を読む
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677話)井戸掘りに挑戦(6)

 穴が深くなると、1人で掘るのはたいへん。長男が手伝うことになり、私が掻い出した石と水を、地上で受け取って、捨ててくれます。ときに、それを交替。ときどき、つれあいがのぞきにきて、「狭い庭なのに、いろんな遊びができるねえ!」と冷やかします。  大きな石にであいます。ほかの石や土とからまっていて、簡単にはとりだせないのです。周囲を掘って、手がかりをつけ、バールをテコにして、引き起こす。と書くのはかん . . . 本文を読む
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676話)井戸掘りに挑戦(5)

 新しい場所でも、深さ50㎝まではスコップでラクに掘れます。そこから石の層に変わり、60㎝くらいのところで、水がしみ出てきました。スコップでつついて、ちょっとずつ掘るのですが、でる石がだんだん大きくなり、しかも石と石が重なり合って、スコップをはじき返してしまいます。    能率があがらないので、鉄のバールを買い、それで掘ることにしました。かなり重いバールに、体重をかけ、ガツンガツンとぶつけていきま . . . 本文を読む
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675話)井戸掘りに挑戦(4)

 この時点で私は、これから先、掘りすすめるのに必要な材料の購入に走りました。レキが混じっていて、掘る先から崩れるので、井戸枠にする直径75mmの塩ビ管が必要だと思いました。とりあえず必要な深さを考えて、2メートルもの。    それから、あの井戸掘り器を2メートルを超えて刺しいれるための、20mm径の塩ビ管。それと交互にいれて、穴の先端の土を砕いて、どろどろにしていくための長柄のスコップのための20 . . . 本文を読む
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674話)井戸掘りに挑戦(3)

 私が考えていたのは、打ち抜き井戸と呼ばれるもので、このあいだの大同の井戸掘りといっしょです。掘った穴に水をいれ、なにかで穴の先端を突いて、どろどろの状態にし、それをバケツのようなものでくみ出し、ちょっとずつ掘り進める。私が購入した井戸掘り器は、曽我部さんがそのために工夫されたもので、それに塩ビのパイプをつないで柄にし、土をくみ出すわけです。  スコップで掘れる深さまでは、直径60cmほどの穴を . . . 本文を読む
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673話)井戸掘りに挑戦(2)

 2軒となりの金岡さん宅の井戸は、水面がすぐそこにみえていました。わが家のまえは、いまはミニ公園になっていますが、その前は植木屋さんの苗畑で、そのなかに小さな浅い池がありました。外からの水はなく、湧き水でできていたのです。そういうことから考えると、地下水位はきわめて浅い。  良好な水質は望めません。飲用なんて、最初から問題外。水質について欲張らなければ、水をえるのはむずかしくないでしょう。   . . . 本文を読む
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号外)里山についての勉強会

 木が枯れるといえば、しばらく前までは松枯れでしたが、いまはナラ枯れが広がっています。日本海側のミズナラにはじまり、その他のナラやカシに広がり、六甲山でもみつかったという情報もあります。    その一方、里山がブームになっており、森林と親しみ、森林を楽しむ動きも活発です。  ところで、里山、里山林とはなんでしょうか。その中心となるナラ林成立の仕組みはどうなっているのでしょう? 中国の大同で南天門 . . . 本文を読む
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672話)井戸掘りに挑戦(1)

急に井戸掘りを思い立ちました。大同じゃないんです。わが家の庭。 大同の環境センターで、この春、井戸が掘られました。私は、なんどもその現場をみにいきました。原理は、きわめて簡単です。でも、環境センターの井戸は深さが136m。深さからいっても、必要とする水量からいっても、大がかりな機械で掘るしかありません。 私のほしい井戸は25㎡ほどの小さな菜園の水やりと、せいぜいで洗車のため。これまでは上水道を . . . 本文を読む
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671話)しおれるマツの先端

 5月半ばくらいから、マツが伸びはじめます。私がカササギの森を訪れた6月3日は、ことしの分の半分くらいが伸びたころ。その部分はまだやわらかいのです。なかに、その部分がおかしくなっているものがあります。まるで、私が酔っぱらっているかのよう。  地元の人たちは「おかしいでしょ。朝はシャキッとしているんだけど、午後になると、こういうふうになるものがでてきます」。だったら、水不足なのかもしれませんね。 . . . 本文を読む
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670話)トウヒはほぼ100%

 6月3日、アンズのつぎにトウヒをみにいきました。この春12500本も植え替えたのですが、どうなっているでしょうか? 日本からのワーキングツアーが、白登苗圃でこれまでに何回もトウヒの植え替えをやっていますが、枯れるものはほとんどありませんでした。だから、それほど心配はしていなかったのです。  ほぼ100%、活着したようです。枯れているものはみつかりませんでした。そして、新しい芽が伸びて、成長をは . . . 本文を読む
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669話)トウヒの移植

 白登苗圃では、東北の角が、工業団地の造成対象になりました。面積は少ないんですけど、ここには管理棟と井戸があります。しばらくは井戸はつかえるそうなので、そのあいだは苗畑は維持できます。  大きくなったトウヒ(雲杉)を果樹園の外周に植えて育てていました。これは移転しないといけません。工業団地用の道路予定地のものもすぐに動かす必要があります。全部で12500本ほどあります。  このトウヒは2005 . . . 本文を読む
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号外)黄土高原秋のスタディツアー

 ことしの夏も、大同行きのツアーをつぎのように開催します。  いえいえ、黄土高原ではもうすっかり秋ですね。  今回は天鎮県の農村での活動のほか、新しい協力拠点・緑の地球環境センターで、 有用植物見本園(薬草を含む)の建設作業を開始します。  大同は立秋(8月8日)をすぎれば秋です。涼風のなかで、(天候に恵まれれば)高山植物などを楽しむこともできます。  期 間 2011年8月20日(土)~26日 . . . 本文を読む
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