1061話)ゆりりん愛護会の育苗場(1)

ゆりりん愛護会のマツの育苗場です。会長の大橋信彦さんに案内してもらいました。もとの種子は震災・津波の年の秋に閖上浜で生き残ったマツから採取されたそうです。それをもとに伊藤武さんが京都府緑化センターで菌根菌(ショウロ)を共生させて育てられました。 1年たったものがこの地に戻ったのです。その後、3成長期をへて、こんなに大きくなりました。根元にショウロがいくつも発生したそうです。 閖上の浜に植える . . . 本文を読む
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1060話)東北の海岸林再生に参加(3)

クロマツの苗を植えたところから阿武隈川の河口まではすぐ近くでした。林野庁の実証実験がおこなわれているのも、すぐそばです。 阿武隈川は大きな河なんですね。河口付近の川幅は750mほどもあるようです。上の写真をごらんください。 北関東から東北地方にかけて、前日まで大雨が降っており、阿武隈川下流域に氾濫警報がでているほどでしたから、流れてくるのは茶色い濁流でした。 それを受けて海の水も茶色く濁っ . . . 本文を読む
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1059話)東北の海岸林再生に参加(2)

私たちがクロマツを植えたところから遠くない場所に海岸再生林の実証実験地があります。林野庁が実施しているもので、主な内容は以下のようです。 (1) 盛土して、常緑広葉樹主体の広葉樹を植栽 (2) 盛土して、常緑広葉樹主体の広葉樹とクロマツを植栽 (3) 客土して、落葉広葉樹とクロマツを植栽 (4) 海砂を盛って、クロマツを植栽 国際生態学センターの宮脇昭先生が、タブを中心とする広葉樹の植栽を強く . . . 本文を読む
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1058話)東北の海岸林再生に参加

9月12日(土)午後2時から宮城県岩沼市寺島地区の阿武隈川河口近くで、ゆりりん愛護会(名取市、大橋信彦会長)と宮城県緑化推進委員会が主催する「海岸林再生プロジェクト-復興植樹祭」に、緑の地球ネットワークからも関西を始め各地の会員18名が参加してきました。 堤防決壊など北関東で大水害が発生し、東北地方でも大雨洪水警報が発令され心配しましたが、当日は快晴に恵まれ、気持ちよく作業してきました。 コン . . . 本文を読む
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1057話)あやうくセーフ!

9月7日の朝の飛行機で北京に発つので、荷物を整理してロビーに下りたら、王萍さんだけがいて、「高見さん、どうしたんですか?こんなに早く」という。早いつもりはないんだけどな? 全員がマイクロバスに乗り、出発したが、そのとたんに交通渋滞にまきこまれた。ちょっといやな感じ。半分くらいきたところで、同乗の李海静に「出発は何時かな?」ときいたら、「9時20分か30分です」という。そんなはずはない。「CA11 . . . 本文を読む
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1056話)いまごろになって雨が

大阪市RR厚生会のツアーといっしょに、今朝の飛行機で北京に発ち、まる1日ほど北京で人に会い、明日の帰国です。 大阪市RR厚生会は大阪市従業員労働組合のOB、OGの人たちですけど、天候には恵まれたんですね。大同に到着した9月4日は一日中、雨だったのです。でも彼らはバスのなかですから、影響はありませんでした。 そして5日は朝から晴れたのです。で、予定通り緑の地球環境センターと采涼山、カササギの森で . . . 本文を読む
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1055話)枝垂れニレ

以前の私たちの協力拠点、環境林センターが大同市によって、口泉植物園に生まれかわりました。9月4日の午後、行ってみました。全体的な話はまたにして、管理棟の中庭に植えてあった枝垂れニレの写真をみてもらいましょう。 ほんとうは4本あったのですが、いまは3本です。切り株はありませんので、園内のどこかにシンボルツリーとして植えられているのでしょう。それだけの風格がでてきました。 1995年にここを建設す . . . 本文を読む
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1054話)スズメ対策

一昨年のことだったか、緑の地球環境センターの一角にアワとキビが植えてあり、それにスズメがたかってほんとにひどいことになる。このあたりではトウモロコシ以外をつくっている農家は少なく、ここには木があって羽を休めるのにもつごうがいいので、集まってくるのだ。 それを霞網で獲っていた。食べたいわけじゃない、スズメがこなければそれでいい、というので、日本から金銀や赤白が裏表になったテープとか防鳥ラインを届け . . . 本文を読む
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1053話)羊蠍子(ヤンシエズ)

ホテルのバイキングに飽きてきたので、王萍さんと魏生学さんを誘って、ヤンシエズを食べにいった。ポリの手袋をした左手でつかみ、骨にこびりついている肉を箸でほじくって食べる。上品な食べ物とはいえないが、骨についている肉はほんとにおいしい。追加までしてもらった。 自分が食べ終わったあとの骨を撮っていると、こちらも撮れと魏生学さんが自分たちの骨を指す。比べてみるとたしかに私のほうはきれいに食べきってはい . . . 本文を読む
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1052話)山の作物

海抜1600mほどの峠を越えるとき、同行の魏生学さんが「莜麦だ!」と叫びました。和名はハダカエンバクというのだそうです。彼の故郷の新栄区の名物で、フランスのポンピドー大統領が大同にきたとき、食卓に供されたのだそう。 私は以前から写真を撮りたかったのです。ところが莜麦の畑は私たちが走っている道路よりはずっと高いところにあって、たどりつくのも容易ではありません。生育期間が . . . 本文を読む
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1051話)山越え

今回はまだ南天門自然植物園にいっていないので、9月1日の夕方、大同を発ち、その夜は霊丘県城のホテルに泊まりました。 そして、2日の朝から南天門に向かいます。ところが唐河沿いのいつもの道が工事中で通行不能とのこと。山越えの道しかありません。うれしいですね。こういう理由でちがう道を通ったり、道に迷ったりで、ちがう道を行くと、なにかの新しい発見があるものです。前回、この道を走ったときは、舗装していない . . . 本文を読む
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1050話)カササギの森の谷向こう(2)

谷をはさんで見るだけでは、うっすらと緑になってきた程度ですが、そばによると前回みていただいたように、木がかなり育ってきています。マツも2mを超すものがでてきています。 これくらいまで育ってきたときに、ちょくちょく出てくるのがこの問題です。今年の夏ごろまで勢いよく育っていたマツが突然、葉っぱを真っ赤にして枯れてしまいます。ネズミの仕業です。元のところで根を食いちぎってしまうのです。ちょうど拳をにぎ . . . 本文を読む
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