159)お皿の底と縁

 いま日本では棚田ブームだそうで、稲作りに挑戦したり、写真撮影に通う人が、私の友人のなかにもいます。でも、この棚田も黄土高原のものはスケールがちがいます。どこまでいっても、とにかく棚田、棚田、棚田…。  日本や中国の都市からきた人は「どうしてこんなところまで?」と不思議がります。そりゃそうですね、中国の国土は日本の26倍もあるんですから。  ところが中国では、海抜5百メートル以下のところが国土の1 . . . 本文を読む
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158)私の通訳さん

 私の中国語が一向に上達しないのをみて、中国側が通訳候補を連れてきました。13年前の春のことです。王萍(ワンピン)という看護士で、埼玉医科大学で一年間研修した経験がありました。でもそれは5年も前のこと、日本語はほとんど忘れていて、通訳なんてできるかなというのが私の第一印象でした。  ところが彼女は頑張り屋なんですね。加藤純子さんという退職教員が大同に日本語を教えにきたという幸運もありました。たちま . . . 本文を読む
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