106)教育熱心な村

 前号の私立学校は、上北泉村だからできた、といえるでしょう。もともと教育に力を入れていました。豊かになる前から小学校の校舎は整っており、先生も熱心でした。朝暗いうちから学校に子供が集り自習している姿に私もびっくりしました。朝食を食べにいったん帰宅し、また登校してきます。村でホームステイした大阪の小学校の先生が「信じられない」を連発していましたよ。いまは私立小学校校長のあの先生によるものか、他の要素 . . . 本文を読む
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105)農村の私立小学校

 霊丘県上北泉村に私立の霊泉小学校ができたのは一昨年のこと。村の小学校長を定年退職した女性が一念発起して設立しました。ふつうの農家の土間を教室に、数十人の子供がギュウギュウ詰めで勉強していました。  「この一帯の親はみんな私の教え子。教育にかける私の情熱と手腕を知ってますから、河北省の村からも子供を寄こします」校長は自信満々。「授業料は年間で8百元。もうけようなんて考えていません。先生の賃金がでれ . . . 本文を読む
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104)風砂

 今年の中国は気温が低く、風が強くて風砂がひどいのです。西のほうからは、沙塵暴=砂嵐による死者がでた、列車の全車両の片側の二重強化ガラスがほとんど割れた、といったニュースもあります。  大同も雨がなく大地はカラカラです。植林作業中、ブワーッと迫ってくる土煙に背をむけ、しゃがみこんで目をつぶりますが、口のなかはジャリジャリ。携帯メールに「野外活動は控えるように」といった風砂予報が入ります。  感覚的 . . . 本文を読む
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