1360話)YouTubeで緑化協力事業を振り返っています。

コロナ禍で活動が大幅に制約されています。私たちの主要な活動地、中国との往来はもちろん、国内でも今月は自然と親しむ会を中止することになりました。

浮いた時間で中国で撮り貯めた写真の整理をすすめました。1992年から1994年の半ばまではネガフィルム、そこから2004年まではリバーサル(ポジ)フィルムをつかっていました。2004年からデジタルカメラです。

リバーサルフィルムは自分でスキャンし、ネガフィルムは外注するしかありませんでした。かなりの時間と根気とお金を要しました。このまま眠らせるのはおしいと思って、その写真(スライド)をみていただきながら、自分で解説し、それを動画に収録してYouTube(ユウチューブ)で配信することにしました。

第1回から第8回までは鶴田惇さんに聞き役と編集を担当してもらい、第9回からは聞き手を小倉亜紗美さん、編集を松本美貴子さんにお願いしています。

第1回、第2回は、「小老樹」についてです。1949年に中華人民共和国が成立し、首都が北京に決まると、その水源にあたる大同では大規模な緑化運動が起こりました。植えられたのはポプラの一種、小葉楊です。ポプラは生育の速い樹木ですが、そのぶん大量の水を必要とします。

初期の生育はすばらしくて、大同の周辺の農村部は全国の緑化モデルになったほどですが、途中から失速し、旱魃の年に先端枯れを繰り返してグニャグニャにねじ曲がり、さらにカミキリムシの大量発生で、満身創痍になりました。地元の人は「小老樹」と呼んでいます。

しかし、この小老樹、ながくそこに存在し続けることで、とても大きな功績をもたらしたのです。私が黄土高原での緑化協力事業を長くつづけることができた理由のひとつにこの小老樹との出会いがありました。つづきはYouTubeでお願いいたします。

#1 小老樹(1)https://www.youtube.com/watch?v=xNdI98Ju9iw
#2 小老樹(2)https://www.youtube.com/watch?v=JKDFIA6kVBU&t=3s
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