227話)類は友を呼ぶ

 霊丘自然植物園の責任者が李向東です。BS朝日の開局8周年記念番組「よみがえれ!緑の大地」にも登場しており、つぎのように再放送されますので、どうぞ!  2月1日(日)21:00~22:55  BSデジタル5チャンネル http://www.bs-asahi.co.jp/daichi/  彼を「発見」したのは、私たちの代表の立花吉茂先生です。霊丘県上北泉村の果樹園をみたとき、 「この果 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

226話)環境林センター

 私たちの緑化協力の最大の拠点が「環境林センター」で、大同市南郊区平旺郷平旺村にあります。1995年からスタートし、最初は3.5haでしたが、だんだんと拡張し、現在は20haもあります。南北の奥行きは820m、東西の間口の平均は250mありますので、日本の感覚でいえば(北海道を除けば)ものすごく広いですよ。  中心の機能は育苗です。いろんな樹木の苗を育てています。大同の自然環境は厳しいので、そこで . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

225話)長江にいきる-秉愛の物語

 人はどう変わるか、わからないものですね。ずっとなかよくしていた馮艶が山形国際ドキュメンタリー映画祭(2007年)アジア千波万波部門で、小川紳介賞(グランプリ)&コミュニティシネマ賞を受賞し、ほかの映画祭でもたくさんの賞をもらっているんですって。この春から東京、大阪、京都、神戸など各地で劇場公開されるそう。タイトルは「長江にいきる-秉愛(びんあい)の物語」。くわしくは、下記でどうぞ! www.bi . . . 本文を読む
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

224話)食への情熱

 日本人と中国人とでは、食にたいする考え方がちがいます。日本では素材そのものの味をたいせつにするのにたいし、中国では食材の組み合わせや調理法によっておいしく食べる、というふうに。  日本ではなんでも新鮮なほどおいしいと考えますが、中国ではそうとはかぎりません。新鮮さが勝負と思える海産物でも、乾燥させてから調理します。ナマコ、アワビはその代表例です。  野菜もそうです。日本では、野菜も新鮮なものほど . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

223話)オキナグサ(白頭翁)

 大同の冬は寒くて長いですね。最低気温は零下30度近くになります。寒いというと日本人からはすぐ、「雪はどれだけ積もりますか?」と返ってきますけど、雪はめったに降りません。雪が30センチも積もると、地表の温度は零度以下にならないそうですけど、雪がないために地表から1.2メートルも凍結してしまいます。植物にとっては、そのことがつらいんですね。  11月から翌年2月までは月平均気温が氷点下です。ポプラや . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

222話)黄金色

 チャイナカラーといえば、赤と黄でしょう。黄のなかには、ピカピカの黄金色がもちろんはいります。まもなく迎える春節(旧正月)に、家々の門に飾りつける対連も、赤地に黄ピカの文字が基本で、そのつぎが赤地に墨の文字でしょう。街の飾りでも、この2色が圧倒的ですね。  私にとって好きな取り合わせではありませんけど、あの黄金色、だんだんと気にならなくなりました。農民があの色がすきな理由がわかってきたからです。五 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

221話)マルチタレント

 私たちのカウンターパートは6年前から大同市総工会です。この事業を担当しているのは副主席の柴京雲。彼のもうひとつの顔はタレントなのです。  弟・柴京海と2人で数来宝をやっています。漫才のようなもの。すごい人気なんですね。地元テレビの常連ですけど、それだけでなく中央や山西省のテレビにもでます。携帯電話をはじめ、さまざまなTV-CMにでていますし、大同市内には彼の写真をつかった広告塔があちこちにありま . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )