3.11以来、ずっと見たいと思っていた映画です。
近所のTSUTAYAさんにひっそりと置いてあったので借りてきました。
テレビ局の女性キャスターが、原子力発電所を取材中に
原子炉の事故を目撃してしまうことから始まる物語。
その事故とは原因不明の振動により放射能漏れが起きてしまい
制御室で炉心を緊急停止させたというもの。
モニターパネルには警報表示が点灯し、アラーム音が鳴り響く制御室内。
技術スタッフは必死に操作をするが、祈るようなありさま。
カメラクルーはその様子を盗撮していて、局に戻ると
スクープにしようとするが、さまざまな圧力によって妨害される。
チャイナ・シンドロームとは原子炉がメルトダウンをした時に
溶け出した核燃料が地球を貫いて中国まで達するということから
そう言われています。
1979年のアメリカ映画ですが、公開直後にスリーマイル島の事故があり
それで話題になりました。
炉心の制御棒を操作して発電をするとか、注水バルブを操作して
原子炉を冷やすとか、原子炉の制御と言うものがわかってきます。
一時的な事故であるから、本社にも事故を伝えないで欲しいという現場。
隠ぺい体質というのは、この時代のアメリカでもあったのか・・・。
マスコミ側も電力会社は大スポンサーであるので、報道したくない。
また、書類を揃えるだけのずさんな検査など描かれていて
こんな事はいつの時代、どこの国でもあるのかと勘ぐってしまいます。
新規原発の建設に反対する市民の姿も描かれていて、その中では
放射性廃棄物の処理はどうするのか、という台詞が出てきました。
原発に対する危険性は言われ続けてきましたが、電力会社の言うところの
「安全でクリーンなエネルギー」を信じるしかなかったのです。
映画の中では炉心溶融は起きていないのですが、福島では
後になってから炉心溶融が起きていることを公表していています。
という事は、福島の現場では映画以上に重大な状態になっているのです。
そんなところで収束のために、命がけで働いている方がいらっしゃることに
何と申し上げて良いのか・・・。
今だからこそ、見ておきたい映画と思って見ました。
いろいろ考えさせられる映画でしたが、現実はこれより悲惨と思うと
言葉が出ないというのも事実です。
TSUTAYAさんには、この映画を目立つように置いて欲しいと思っています。
近所のTSUTAYAさんにひっそりと置いてあったので借りてきました。
テレビ局の女性キャスターが、原子力発電所を取材中に
原子炉の事故を目撃してしまうことから始まる物語。
その事故とは原因不明の振動により放射能漏れが起きてしまい
制御室で炉心を緊急停止させたというもの。
モニターパネルには警報表示が点灯し、アラーム音が鳴り響く制御室内。
技術スタッフは必死に操作をするが、祈るようなありさま。
カメラクルーはその様子を盗撮していて、局に戻ると
スクープにしようとするが、さまざまな圧力によって妨害される。
チャイナ・シンドロームとは原子炉がメルトダウンをした時に
溶け出した核燃料が地球を貫いて中国まで達するということから
そう言われています。
1979年のアメリカ映画ですが、公開直後にスリーマイル島の事故があり
それで話題になりました。
チャイナ・シンドローム コレクターズ・エディション [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント |
炉心の制御棒を操作して発電をするとか、注水バルブを操作して
原子炉を冷やすとか、原子炉の制御と言うものがわかってきます。
一時的な事故であるから、本社にも事故を伝えないで欲しいという現場。
隠ぺい体質というのは、この時代のアメリカでもあったのか・・・。
マスコミ側も電力会社は大スポンサーであるので、報道したくない。
また、書類を揃えるだけのずさんな検査など描かれていて
こんな事はいつの時代、どこの国でもあるのかと勘ぐってしまいます。
新規原発の建設に反対する市民の姿も描かれていて、その中では
放射性廃棄物の処理はどうするのか、という台詞が出てきました。
原発に対する危険性は言われ続けてきましたが、電力会社の言うところの
「安全でクリーンなエネルギー」を信じるしかなかったのです。
映画の中では炉心溶融は起きていないのですが、福島では
後になってから炉心溶融が起きていることを公表していています。
という事は、福島の現場では映画以上に重大な状態になっているのです。
そんなところで収束のために、命がけで働いている方がいらっしゃることに
何と申し上げて良いのか・・・。
今だからこそ、見ておきたい映画と思って見ました。
いろいろ考えさせられる映画でしたが、現実はこれより悲惨と思うと
言葉が出ないというのも事実です。
TSUTAYAさんには、この映画を目立つように置いて欲しいと思っています。