2007/04/23-00:31 参院補選1勝1敗=沖縄・自公の島尻氏-福島は民主増子氏
参院福島、沖縄両補欠選挙は22日投票され、同日夜開票された。福島は民主党公認の新人、増子輝彦氏(59)=国民新党推薦=、沖縄は自民、公明両党推薦の新人、島尻安伊子氏(42)がそれぞれ初当選した。夏の参院選の勝敗ラインに直結する2補選の結果は与野党の1勝1敗となり、与党が過半数を維持するために必要な議席は一つ減り64となった。
与党は、安倍内閣が最重要課題と位置付ける教育改革関連3法案や、国民投票法案などの今国会成立を急ぐ。民主党は改選1の「1人区」である沖縄で昨年11月の県知事選に続き、野党共闘で臨んだが、及ばなかった。無党派層対策など取り組みの見直しを迫られそうだ。 (時事)
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島尻候補が接戦を制して勝利した事には二つの点で大きな意義がある。
第一に今回の補選は知事選立候補で辞職した糸数慶子氏の空席の為の選挙だったこと。
対立候補の狩俣氏は出身母体が連合沖縄(前会長)であり糸数氏は勿論社民・共産のアッチ系政党も支援していた。http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-18/2007021801_05_0.html
支援団体もコテコテの「市民団体」や「平和団体」。
日米安保にも異義を唱え米軍基地はとにかく出て行けという狩俣氏に勝利した意義は大きい。
二番目に、当選した島尻さんは現在はウチナンチュでも元々は仙台生まれ本土育ちのヤマトンチュ。
沖縄返還後の初の本土出身沖縄選出国会議員であるということの意義は大きい。
ウチナンチュは何かと言うと差別だという言葉を口にするが、
その実、この小さな島でも出身を、やれ首里だ、やれ那覇だ、ヤンバルだ、離島だ・・と云った差別的言辞を云う傾向が見られた。 これは被差別は差別の裏返しではないかという疑念を持っていた。
ヤマトンチュに対しても表面は親近感を示しても肝心な所になると、「ヤマトンチュンにヌーワカイガ(本土人に何が分るか)」といった意識が心底ではちらついているように見えた。
今まで沖縄では知事を始め各首長で本土出身者が当選した事を寡聞にして知らない。
それが今回本土出身者が始めて沖縄選出で国会議員になったことの意義は極めて大きい。
このような現象は他の都同府県では珍しい事ではない。
島尻さんの当選で、ある意味沖縄は返還35年にして初めて真の意味での本土復帰を果たしたような気がする。
あらためて、
島尻安伊子さん、当選おめでとう!
ただ、宜野湾市長が残念。
たぶん、名前が本土風なら厳しかったのでは?。良い意味で区別するというより民族主義的で、差別っぽい所がウチナーンチュにありますからね。
私のブログでも、ウチナーンチュのおかしな所を指摘して行きたいと思ってます。
知らなかったんですが島尻さんって元民主党沖縄代表・島尻昇氏の奥さんだったんですね。
当選の報を受け事務所で万歳する本人の隣で万歳するご主人を見て分りました。
先祖返りが気になりますが。
以前はともかく今後の活躍を注目したいです。