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かんぽの宿問題、総務相「対抗馬の方が好条件」
朝日新聞 2009年2月20日12時57分
鳩山総務相は20日、「かんぽの宿」を落札したオリックス不動産より、対抗馬のホテルマネージメントインターナショナル(HMI)の方が好条件を出していたとの考えを示した。閣議後の会見で、「事業継続や雇用について、オリックスが常に最高の条件を出してきたと郵政が言っているのは間違いだとそろそろ断定できる」と述べた。
総務省は日本郵政から提供された入札資料を精査している。これまで日本郵政は、正社員の雇用条件の維持についてオリックスのほうが良い条件を示していたと説明。オリックスに売却を決める根拠の一つにしていた。しかし、総務省側が入札資料を読み込んだところ、そうした説明に疑問が出てきたという。
また、選考過程で日本郵政を「ROME(ローム)」、オリックスを「ORGAN(オルガン)」、HMI社を「HARP(ハープ)」と呼ぶ隠語が使われていたことも明らかにした。
◇
国民の財産であるかんぽの宿の売却は、競争原理の働く一般競争入札で売却するはずだったが、
「公明正大の入札だった」との西川社長の説明が次々と崩れて疑惑はさらに深まってきた。
入札の背後にはメリルリンチなどハゲタカの動きも見え隠れし、西川社長が行った「公正な競争を妨げる行為」は、
場合によっては業務上背任の罪を問われかねない事態に発展しつつある。
元々、郵政民営化は郵政に巣食う利権を排除し、市場原理を導入して効率化するということが主目的の一つであったはず。
だとしたら、今回の「かんぽの宿疑惑」は国民の資産を特定企業に桁外れの安価でプレゼントする背任行為といわれても仕方がない。
これでは郵政族議員・郵政官僚の利権から、構造改革利権に「利権を貪る主体が」移り変わっただけではないか。
白紙撤回された世田谷レクセンターが外れて逆に値段が上がる という矛盾や、埼玉ラフレ等「かんぽの宿の闇」は「小泉改革の闇」の氷山の一角だという説もある。
■疑惑潰しは小泉の陰謀?■
2月の第二週までTVワイドショーは「かんぽの宿疑惑」を連日報じていた。
たまりかねた竹中元郵政民営化担当大臣が11日のTBS「みのもんたの朝ズバッ!」に登場して疑惑に対する弁明にこれ努めた。
その翌日(12日)竹中氏のTV出演による弁明に呼応するかのように小泉元首相が「笑っちゃう発言」で麻生首相に批判の矢をはなった。
だが鳩山総務相の疑惑追及は止むことなく、日曜日(15日)のTBS「時事放談」、フジTV「新報道2000」に出演し
「かんぽの宿の入札にはカラクリのあるインチキだ」と重大発言をし、翌日16日は日本郵政が入札に関する答弁書を提出する予定だから、徹底的疑惑解明をする」と意気盛んなところを見せた。
そして月曜日の16日には日本郵政の資料提出を受け、
鳩山総務相は「言い訳のオンパレード」 日本郵政の説明を批判した。
本来だったら、その日(16日)からのTVワイドショーは遠山の金さんならぬ鳩山大臣がテレビ画面で「悪徳商人ども!成敗してやる」と大見得を切るはずだったが・・・。
■「泥酔会見」は疑惑潰しか■
ここで「想定外の事件」が発生した。
その結果、鳩山大臣は、TVワイドショーの主役になることは無かった。
代わって登場し、「かんぽの宿疑惑」をワイドショーの主題から消し去った主人公は泥酔大臣だった。
月曜日から始まった「泥酔会見」の模様は、
繰り返し、くり返し、クリカエシ・・・
いやになるほど、くり返し放映され、昨日の金曜日まで約一週間それは続いた。
G7に出発前中川(酒)氏は、小泉氏の「笑っちゃう」発言に対し、「首相までやられた方が…理解に苦しむ」と、小泉発言に苦言を呈していた。(2009.2.13 11:18)
同じく小泉発言に批判的だった鳩山総務相は、中川(酒)の突然の登場で完全に表舞台から消えた。
⇒「小泉氏は完全な造反」と総務相 給付金「参院と調整」発言で
■日本のマスコミが報じないG7での中川(酒)の活躍■
日本のマスコミは、中川(酒)氏の「泥酔会見」しか報道しないが、外電は中川(酒)の次のような活躍ぶりを伝ている。
以下ロイターより引用
G7で日本の外準活用し各国支援を表明へ=中川財務・金融相
2008年 10月 10日 13:56
[ワシントン 10日 ロイター] 7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)出席のためワシントン入りした中川昭一財務・金融相は10日未明(日本時間同日午後)、日本の外貨準備を使って各国の資金繰りや金融機能を支援する制度の構築をG7会合で提案する考えを表明した。
記者団に語った。また、地方の金融機関の機能強化に関して検討する考えも示した。
中川財務・金融相は、足元の経済情勢について「ここにきて世界の金融不安が高まり、あらゆる可能性に対応できるよう(事務方に)指示を出している」と述べた。その上で「これから国会で審議する緊急経済対策を一刻も早く成立させたい」とし、具体的には「地方の金融機関に対しバックアップをより強化する方策の1つとして、金融機能強化法の検討を指示した」と語った。
また、G7以外にも金融危機の影響が出始めた国々に対し、「連鎖をできるだけ小さくするため、日本がリーダーシップをとって国際通貨基金(IMF)を通じて資金や機能強化で貢献する用意があることを、あす(G7で)話したい」との考えを明らかにした。さらに、日本の外貨準備を使った支援かどうかとの質問に「まずはIMFができることをした上で、日本も資金提供などを含め協力していく覚悟がある」と答えた。
一方、G7に先立ちポールソン米財務長官との会談が予定されているが、議題になるとみられている金融機関への公的資金による資本注入に関して、「米国だから、自分の国のことは自分の国で処理できると期待している」と述べた。その上で「日本の不良債権処理で公的資金が注入された経験を(ポールソン財務長官に)話したい」と述べた。また「ポールソン財務長官が公的資金注入に前向きだとすれば歓迎だ」と語った。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)
◇
日本のマスコミは詳しく報じないが、中川(酒)外貨準備(米ドル)という国内では大幅ドル安だが外国では依然として価値のある外貨・米ドルを使ってIMFに協力するという国益にかなった外交を成し遂げていた。
おまけに踏み倒される恐れのある各国個別の援助は「G7各国は自分で自分の事はできる」と主張し、ハゲタカ出身のポールソン米財務長官の「金よこせ!」の恫喝には「米国だから、自分の国のことは自分の国で処理できると期待している」と、はねつけている。
日本の国益にかなう立派な仕事をした中川(酒)氏だが、元々米国にとって中川(酒)は、米国のいやなことを発言するイヤな政治家だった。
例えば「核武装論議」。
日本に核武装されるのは米国の最も嫌うこと。
そういえば同じく核武装論の西村眞吾議員も何者かに嵌められている。
そこで、「かんぽの宿疑惑」を入り口に郵政民営化の闇に迫ってくる鳩山総務大臣を目の上のタンコブと見る「小泉・竹中・神戸人脈」と米国の共同の敵は「麻生・中川(酒)・鳩山総務省」という構図が浮かび上がる。
そして米国・小泉連合に一枚加わるのが打倒麻生政権を掲げるナベツネ・読売であり、中川(酒)失脚の実行犯は読売グループである・・・この構図が「泥酔会見陰謀論ー小泉の陰謀」である。
「酔っ払い大臣」の出現により、テレビワイドショーから姿を消した「かんぽの宿」に次々と疑惑が拡大してきたが、
沖縄のかんぽの宿は水泳教室やトレーニングセンターなどでよく利用させてもらったので内部事情は良く分かる。
以前に構内レストランでクレームの応対が横柄だったので責任者を呼んだが常勤しているのは委託会社の店長であり、責任者は郵政管理事務所にいると聞いた。
だとしたら竹中氏が主張する「雇用の維持が条件」は天下りの郵政官僚の雇用の維持になるのではないか。
陰謀論の基本は「受益者を疑え」だが、郵政民営化「命」の小泉氏にとって「三年毎の見直し」を唱える麻生首相や「かんぽの疑惑」を追及する鳩山総務相は目の上のタンコブ。
「かんぽの宿疑惑」がテレビワイドショーから消えて一番ホッとしているのは「小泉・竹中+神戸人脈。
一方一瞬打撃を受けた側は「麻生・中川(酒)・鳩山邦+郵政官僚」。
「泥酔会見」の実働部隊が読売だとして、中川(酒)を嵌めたのは陰謀の張本人は小泉元首相?
そう、陰謀論は元々奇想天外な方がより面白い。
その証拠に、ロシアより愛ならぬ、憎悪を込めて麻生首相に白手袋を投げたではないか。⇒小泉の乱!給付金採決「欠席」造反表明 [19日07:25
では、実際にローマで中川(酒)に睡眠薬?を盛ったのは誰か。
どうやら読売の女性記者が一番怪しくなってくる。
怪しい根拠は、読売新聞記者で、今回のG7に同行し、「泥酔会見」の直前に中川(酒)氏や取り巻きの財務官僚たちと一緒にランチ会食をした女性記者の写真が、なぜか読売新聞の人材募集ページから削除された。
削除の理由は?
読売HPから削除された越前谷知子記者
明日曜日のテレビ各局のトーク番組は、もはや「泥酔会見」などの麻生潰しの企画ではなく、小泉氏の嫌がる「かんぽの宿疑惑」がメインの話題だと思うのだが・・・。
中川(酒)氏の次に、鳩山総務大臣が、アルカイダのお友達?とでも乾杯しているところを激写され早々に失脚したりして。
ついに小泉元首相が老醜を晒し始めた。
小泉元首相の最近の一連の発言に対しては
G7に出発前中川(酒)氏の次の発言が正鵠を射ている。
⇒「首相までやられた方が…理解に苦しむ」と、小泉発言に苦言を呈していた。(2009.2.13 11:18)
ついでに鳩山大臣の小泉批判を再度掲げる⇒「小泉氏は完全な造反」と総務相 給付金「参院と調整」発言で
老いては獅子も駄馬に劣る!
老いたり、ライオン宰相、小泉純一郎。
⇒給付金再議決への欠席言明 小泉元首相 (18日 21:54)
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民主党の次期選挙で候補者をアップしているところがありましたが、元、マスコミ関係者がずらり並んでいました。
政治がマスコミと結びつく事ほど危険な事はありません。
プロパガンダのやりたい放題になってしまいます。
自由を際限なく押し進めると人間は堕落します。
義務と責任を放棄したかのような今のマスコミの「報道の自由」「表現の自由」はマスコミの完全な堕落状態なのでしょう。日本は再生できるのでしょうか?
確かに、安部元総理の時代からおかしなことが続いています。奇しくも政治理念は安部元総理、中川元財務相、麻生総理と3人は近いと思います。
対米、対中などに対しても、はっきり意見を言う方でした。
やはり、日本人としてはこの人達を攻撃して、誰が得をするのか考えるべきですね。
>今回のパターンは安倍総理を追い込んだときとよく似ていて退陣した後もしつこく叩くと言うやり方です。
同感です。
朝から晩まで一週間を通して執拗に中川叩き(麻生叩き)のくり返し。
最初は笑ったが、次第に胸糞が悪くなってきました。
G7での中川大臣のポールソンとの会談などは完全スルーでしたね。
泥酔会見しか報道するものは無いのでしょうかね。
したり顔で「泥酔会見」を繰り返す女子アナがサディストに見えてきました。(笑)
涼太さん
>対米、対中などに対しても、はっきり意見を言う方でした。
今一番喜んでいるのは米と中でしょうね。
まだ若いので臥薪嘗胆、しばらくは体調を整え、酒を止める必要はないが、酒に強くなっての捲土重来を期待しています。