21日付沖縄タイムスの主要面から気になる見出しのみ抜粋する。
■一面トップ
米軍の74%集中「誤解」
米軍司令部 施設数で算出「30%」
国・県の見解否定 矮小化
■二面トップ
基地集中69%「差別的」
15年度県民意識調査
■社会面トップ
数のマジック■米軍はせこい
施設数比較に募る不信
SNSに賛否
メディアは事実を歪曲
連日のように紙面に躍る「全国に74%の米軍が沖縄に集中」と書き立てられ、
沖縄へ誠実な姿勢なし
沖縄県民大会 超党派にこだわった翁長知事2016年6月20日 19:10 県
- 超党派でないことを懸念する翁長知事が発したのは「心一つに」
- 県民が足並みをそろえて基地問題と向き合う重要性を強調した
- 自民は選挙への影響を図りつつ「盛り上がりに欠ける」と評価
海兵隊撤退を決議した県民大会の壇上に翁長雄志知事が立った。大会は超党派にはならなかったが、翁長知事は事件への怒りと米軍基地の整理・縮小という「県民の思いの重なり合い」(知事)を重視、県民が足並みをそろえて政府に向き合う重要性を強調した。自民、政府側からは参院選への影響を懸念し、大会を過小評価する声が早くも出始めている。(政経部・大野亨恭、銘苅一哲、東京報道部・上地一姫)
「私たちは心を一つにして、この壁を突き崩していかなければならない」
知事は壇上で、事前に事務方が準備した文書にはない言葉で会場へ訴えた。
意味するのは、党派を超えて、日米両政府を動かす-。県幹部は「大会に臨む知事の決意と思いが凝縮した言葉だ」と解説する。
県幹部によると、知事は超党派での開催にならないこと、決議文に海兵隊撤退が盛り込まれることを「一番のネック」だと考えていた。「沖縄はばらばらとのメッセージを送ることにならないか」
知事が大会参加を決断したのは大会3日前の16日。知事は県庁で超党派に至らなかった点を記者団に問われ「パーフェクトではない」と言葉を濁した。
それでも参加したのは、事件を防止できなかったことに「政治家として重い責任を感じた」(県幹部)からだ。知事は、与野党がまとまる難しさを「奇跡」と表現しつつ、6万5千人の前に立った。
県政与党らが中心となるオール沖縄が主催した今回の県民大会は、自民や公明、維新から「超党派での開催ではない」などの批判や疑問の声が相次いだ。
オール沖縄会議の共同代表の一人、呉屋守將氏は大会終了後に「政治色が付いているという人たちには、6万5千人の怒りの声が分かっていない」と反論。7月10日の参院選を控える中で「県民に寄り添わない政治家は、沖縄の政治史から更迭するくらいの気持ちだ」とけん制した。
一方、自民関係者は「盛り上がりに欠ける集会だったのではないか」との見方を示す。県議選は基地あるが故の事件が政府与党の自民への逆風となった。「参院選も逆風を覚悟しているが県民大会がきっかけでさらに厳しくなるとは思えない」と影響を否定した。
政府関係者は「6万5千人」を、「一般人も参加しないとこの数にはならない。沖縄の怒りや悲しみは深い」と受け止めた。だが新基地建設などは「県民大会が開かれたからといって、政策が変わるようなことはない」と計画の変更を否定した。
別の関係者は約8万5千人が集まった1995年の県民大会よりも少なかったことに「超党派でないことが影響した」と指摘。知事が海兵隊撤退に触れたことには「機動力があり迅速に対応できる海兵隊は沖縄に必要。日米安保を理解し保守だったはずの知事はすっかり革新になったのか」とレッテルを貼って皮肉りつつも、今後、和解条項に基づく協議など、知事との交渉の場が難しくなることを懸念した。
9日の「県民大会」は、正式大会名と大会決議に「在沖米海兵隊の撤退」の文言が入った。
大会名や大会決議に「海兵隊撤退」の文言があるのを見たら、ほとんどの県民が「海兵隊を沖縄から撤退させる」、すなわち「海兵隊の全面撤退」だと思うだろう。
さらに「オール沖縄」のシンボルと看做される翁長知事が大会で挨拶をしたとなると、翁長知事自身も「海兵隊の全面撤退」に同意したものと考えるだろう。
沖縄2紙も本土各紙も「海兵隊撤退」とは、海兵隊の「全面撤退」であると印象付ける報道をした。
大会直前になっても大会への参加を明言しない翁長知事を何とか「乗せる」(参加する気にさせる)ため、大会主催者の共産党は当初の「全基地撤去」を引っ込め「海兵隊撤退」のスローガンに入れ替えた。
果たして「海兵隊撤退」とは、メディアの印象操作の通り「海兵隊の全面撤退」を意味するのか。
従来「日米安保に理解を示す」と公言している翁長知事が、「オール沖縄会議」の仕掛けに乗って唯々諾々「海兵隊の全面撤退」に同意するはずはない。
その証拠を例示しよう。
県民大会への参加を表明した16日の記者会見で、翁長氏は「『海兵隊の撤退』という言葉もよく保守の方も使ったりする。『海兵隊の撤退』は『全面撤退』ではないと思う。整理縮小、みんな入っていると思う」(17日付琉球新報)
つまり、共産党に乗せられて「海兵隊撤退」⇒「海兵隊全面撤退」⇒「全基地撤去」⇒「安保撤廃」と共産党の術中に取り込まれることを警戒し、「海兵隊の撤退は整理縮小」と明言していたのだ。
そして大会当日の「あいさつ」で、翁長氏は次のように述べ、事前の自身の発言を裏付けしている。
「海兵隊の撤退・削減を含む基地の整理縮小…に取り組んでいく不退転の決意をここに表明し、あいさつとする」
さらに大会後の記者会見で、「知事として(海兵隊)全面撤退を求めるのではないのか」との質問に、翁長氏は、「私の立場は…普天間基地の県外移設、新辺野古基地は造らせない、オスプレイの配備撤回、以上だ」(20日付琉球新報)と答え、「海兵隊撤退」は「私の立場」ではないとして共産党との立場の違いを説明とした。
翁長知事は、「オール沖縄会議」の支援を受け、辺野古移設で日米両政府と対決しているが、「オール沖縄会議」の主流である共産党とは肝心の日米安保では意見を異にしている。
米国防総省筋は大会決議の「在沖海兵隊の撤退及び米軍基地の大幅な整理・縮小」について、「具体的に何を指すのか。(日米両政府の)現行計画のようにも受け取れる」(21日付沖縄タイムス)と述べている。
社説を見る限り、翁長氏と日米両政府は見かけ上のように激しい対立はしていないのだ。
沖縄2紙の期待とは裏腹に、翁長知事は共産党との対立のほうが深刻なのだ。
沖縄2紙は、折角これまで支えてきた翁長知事をこんごも支援し続けることができるか。
問題は、「オール沖縄会議」で発言力の低下した翁長知事を、操り人形化しようと目論む共産党が、翁長知事のしぶとい「安保へのこだをり」にこれ以上我慢できるか同化に掛かっている。
【おまけ】
2016年06月25日
「県民大会」の別の顔。
シールズ琉球・玉城愛さん 「元米兵による殺人事件、本土に住む日本国民は第二の加害者」
沖縄で19日に開かれた「県民大会」では、被害者と同じうるま市に住む名桜大4年の玉城愛さん(21)が、若い世代を代表してスピーチした。
沖縄が強いられ続ける重い米軍基地負担が、繰り返される事件の原因と捉える県民の怒りは高まっている。玉城さんは、安倍晋三首相と本土に住む日本国民を名指しし「今回の事件の『第二の加害者』は、あなたたちだ」と涙ながらに訴えた。
玉城さんは、胸に白いリボンを着けた喪服で登壇。犠牲になった女性に「あなたのことを思い、多くの県民が涙し、怒り、悲しみ、言葉にならない重くのしかかるものを抱いていることを絶対に忘れないでください」と語り掛けた。
事件後に政府が打ち出した再発防止策に触れ「パトカーを増やして護身術を学べば、私たちの命は安全になるのか。ばかにしないでください。再発防止や綱紀粛正などという、使い古された幼稚で安易な提案は意味を持たない」と批判した。
さらに、オバマ米大統領の名を呼び「アメリカから日本を解放してください。私たちは奴隷ではない。被害者とウチナーンチュ(沖縄の人)に真剣に向き合い、謝ってください」と語気を強めた。
http://www.nikkansports.com/general/news/1665849.html
2013年末、通っている大学に近い名護市辺野古沿岸部を埋め立て、普天間飛行場の代替施設を建設する政府の計画を前知事が承認した。「私たちの世代で基地は終わらせないといけない」。学生団体「SEALDs RYUKYU(シールズ琉球)」に加わり、抗議活動を続けてきた。
約8分間のスピーチは、途中から涙をこらえきれなくなり「同じ世代の女性の命が奪われる。信頼している社会に裏切られる。もしかしたら、私だったかもしれない」とハンカチで目元をぬぐいながら言葉を継いだ。「もう絶対に繰り返さない」と前を見据えた。 (一部略)
http://www.nikkansports.com/general/news/1665849.html
故人利用しやがって
この事件が起きたのを降ってわいた幸運かのように喜んでる奴いるよな>>1の界隈
納得だわ
お前ら第二の加害者な
こういう偏向報道で誰か騙されると思ってるからバカなんだよ
そうか俺たちも加害者なのか、反省して償わなきゃ
ってなると思ったのかね
思考が絵本の世界で止まってんな
こういうのが嫌いだわ。
若い世代だって別な考え方ある奴おるだろ
何で沖縄だけ特別みたいな感じで言ってるの?