たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

土地の遺伝子

2017-06-14 10:11:06 |  無社殿神社2

<丹倉神社 あかぐらじんじゃ>

 

様々な示唆を与えてくれた丹倉神社を後にし、

再び山道を疾走しながら考えていたのは、

「土地の遺伝子」についてでした。

「丹倉神社」も「まないたさま」も、

土地の人々が古くからお祀りしてきた聖地です。

人間は大地を削って創造されたといわれるように、

縁ある土地の「磁場」を分け与えられたのが、

氏神の元で生まれた「土地の民」であり、

その場所で暮らす「地元の人」なのですね。

 

丹倉神社の氏子にも、まないたさまの氏子にも、

よそ者が持ち合わせない「巨石」の遺伝子が、

すでに心身に組み込まれているのだと思います。

聖地の遺伝子を宿す人々だからこそ、

聖地を守る役割を果たせるのでしょう。

私たちがそのような場所を訪れたときは、

土地の人々のお役目の邪魔にならないよう、

ただ静かに手を合わせればよいだけなのかもしれません。

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