最近は多摩川散歩の折に菜の花の写真を加えることが多くなりました。
一番新しいのでは先週の「
それでも春は来ています」のトップの写真も菜の花でしたね。下に同じ写真を転載しておきます。
春が来たって感じるのは、もちろん早咲きの桜もそうですね、、、もっと寒いところでは福寿草なんかでも春を感じるのでしょう。
それに、ふきのとうなんかがでてくると目だけでなくお腹でも春を感じられますね。
でも、菜の花の明るさ。そして葉とのマッチング。格別にじ~んと春が来たな~って感じさせるものを持っています。もちろんおひたしにするって言うお腹への効用もありますけどね。
先日の菜の花の時には、多摩川の菜の花は排ガスと犬のおしっこの匂いがするってひどいコメントをいただきました。
多摩川の菜の花はまだ試食していませんけど、ハマダイコンの葉からはそんなにおいはしておりませんでしたよ。
なんて、なんてロマンチックではないお話なんでしょう。
ここで結界を張りましょう。
これからは格調高い、、、??? ロマンティックなお話。
多摩川の私の散歩コースへは下流のガス橋あたりから入ります。そこから上流に向かうときには、普通は丸子橋まで。このもう一つ上の橋が二子玉川なんですけど、そこには中州に若山牧水の碑が建っています。
それが今日のタイトルの
多摩川の砂にたんぽぽ咲くころは
われにもおもふひとのあれかし
歌集「路上」
なのです。
牧水は明治43年に数ヶ月、このあたりの知人のうちに滞在していたのだそうです。この歌集はその翌年に発刊され、明治45年には「われにもおもふひとのあれかし」は見事に夢が叶いまして奥さんを貰うのですけど、この奥さんの詩の碑ももう少し上流にあります。
ひとりゐはあさこそよけれ
わか竹の露ふりこぼすかぜにふかれて
若山喜志子