夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

竹里 王維

2006年09月15日 23時11分04秒 |  漢詩を長崎弁で
獨坐幽篁裏
彈琴復長嘯
深林人不知
明月來相照
   王維

竹の林の中で
琴を弾きながら歌う
知る人もないこの林にも
月だけが光を送ってくる

竹林の中で
琴を弾いて歌う
だ~れも知らんこの林にも
月だけは光を送ってこらす


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-09-21 17:07:09
來過竹里館 竹里館に来たりとい

日関道相親 日々に道と相親しむ

出入惟山鳥 出入するはただ山鳥

幽深無世人 幽深 世人無し



同詠裴廸

こんな風に、吟じあう友がいると言う事に感じるものがあります。人知らず、また、世人無し、と言っても、それは決して頑なに孤独ではないのですね。風渡る竹林で、月下に琴と酒と詩に興じて過ごす。まさに、別天地……

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Unknown (赤い風車)
2006-09-21 17:07:42
王維と裴迪が同じ題で二十首づつ詠んだということですよね。

>風渡る竹林で、月下に琴と酒と詩に興じて過ごす

私は仙人ではないので、別な日記に秋の夜長のことをパロディでレスを返していましたけど、

灰になるまで、脱色できないみたいです。

月も音楽も、花も、それは背景の小道具で、、
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