岬の散歩道にもたくさんの梅の木が植えられています。
春には梅の香りが漂い、その中を歩くと疲れを忘れます。
梅は漢詩にはたくさん出てきますし、嫁さんにしたいくらいな人(あれ、嫁さんは鶴だったかな、なら梅はなんだったんだろう)もおりましたですね、、、分かんない?なら 山園小梅と林逋で検索をかけてみて)
衆芳揺落独嬋妍
占尽風情向小園
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花が散ってしもうた中に (梅だけは)艶やかに咲き誇ってるちゃ
小さか庭の風情を独り占めして
(なに、柳もそげん人がおったって? それは別の機会にね)
日本では?
日本でもたくさんありますよ。
道真の 「東風吹かば、、、」や 芭蕉の「春もやや景色整う月と梅」なんてのは代表作かな。
長崎生まれの私としては「春雨」(食べ物じゃないよ)が真っ先に思い浮かばれますけど。
知らん? 困ったな、前半を書いておきますね。
春雨にしっぽり濡るる鶯の
羽風に匂う梅が香や
花にたわむれ しおらしや
小鳥でさえも一筋に
ねぐら定めぬ
気は一つ
私や鶯 主は梅
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いや~、いいもんじゃの~って言っても、私が長崎にいた頃には芸者遊びなんぞできる歳じゃなかった、、、もう、記憶にも残らぬほどに大昔の話でありますよ。
絵画はというと、日本では一番親しまれているのは広重の「名所江戸百景亀戸梅屋舗」でしょうか。ゴッホの「花咲く梅の木」のもとになった絵ですね。
ところが、とても恥ずかしいことに子供のころから、梅の枝が浮世絵のように「上を向いて歩こう」って、上を向いているのは記憶になかったのですね。実家にも梅の木は何本もあって、家人は毎年梅干しづくりに励んでおりましたが、我が家のはほんらい観賞用に植えられた梅の成れの果てって(つまり、観賞用にもきちんと剪定をされていなかったんです)感じのもので、本格的に梅や梅の実を産品として扱つかうためのものではなかったので、あんな風じゃなかったのですね。
こちらに来て、散歩のコースの梅を見てみると、なるほど梅の枝はあんな風に剪定されるものなのだって合点がいきました。
いや~歳はとってみるもの、お前とは添ってみるもの、、、ですかね~
私も気になって今年の1月のブログをチェックしましたが、椿や水仙、、、おまけに桜はありましたが梅は、蝋梅しかなく、、狼狽いたしました。
たぶん、梅は2月に入ってからだと思います。
それまではなんとか生きていようと、神様に付け届けの毎日であります。はい。