ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ロベール・アルヌー ニュイ・サン・ジョルジュ 1er レ・プロセ はNSGの模範か 

2010-01-02 | NSG
NUITS-SAINT-GEORGES 1er Les Proces 2000 ROBERT-ARNOUX
ニュイ・サン・ジョルジュ 1er レ・プロセ ロベール・アルヌー



前回の大晦日から久しぶりに開けたシェティヨン2000

まだ早いかなと予想していたよりも
果実味や甘味と酸味のバランスも今ひとつであった
それは酸味が勝ちすぎ、翌日にやっと酸味が落ち着いてきて
それでもウーンと唸ってしまった



家内は一口飲んで
「美味しくないね!」とバッサリ

普段飲みなれない人に言われるようじゃあ
五つ星は ”?マーク”ですね

・・・だから安かったのかな・・・あと一本あるんだよね
仕方ないから気ままに寝かせるとしよう

Vendanges(ヴァンダンジュ=摘み取り)が早かったのか
00の気候上できなかったかも知れないのだが
私なりには一呼吸待つと果実の甘みがもっと出てきたように思える

ステンレスタンク醸造の割に果実味が弱弱しくあるのだが
あの酸味が熟成によって
ひょっとしたら・・・・化けるかも知れないし



さて本題のNSGですが
1erレ・プリュリエでアルヌーのレ・プリュリエの区画はプロセと呼ばれる

プロセって何?
NSGにそんな畑が有ったっけ?
という方は多いかもしれません



私自身はこのプロセをNSGのスタンダードな一本だと思っている
骨格がしっかりしているというか
メリハリがあって
Vintageにかかわらず酸味・タンニン・甘味という赤ワインの基本となる要素のバランスが良く



それでいて熟成させることにより
グラスを進めさせる妖艶さとでもいうか
後を引くワインとなる

ここ2~3年程度がピークだろう
最後の1本は10年の区切りとして2010に飲むとしよう

・・・Vintage00の葡萄は強くはないから

写真の通り色調からも2010が頃合いだろう



00のNSGとして楽しませてもたらった良いワインでした


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