正さん日記

世の中思いにつれて

白鵬、鶴竜に「注意」勧告、多い休場と白鵬の横柄な態度に横審がしびれ

2020-11-24 12:28:50 | スポーツ

 大相撲の横綱審議委員会は、11月場所を全休した横綱白鵬と鶴竜に上から2番目に厳しい「注意」の勧告をした。

 両横綱は、ここ12場所で8回休場、この間白鵬が3回、鶴竜が1回優勝しているものの、直近の2場所を共に休場したことに対し、厳しい処置となった。

 白鵬、鶴竜は、かつて横審が横綱稀勢の里が8連休した際、3番目に厳しい「激励」を言い渡されたことを基準に考えていたふしがあるが、まさか、いきなり「注意」勧告があるとは考えていなかっただろう。

 殊に白鵬は、正式に横審の処置が出る前に、休場の多さを問題にされた際、露骨に不満を表していた。

 11月場所前に、師匠の宮城野親方が「今場所が進退を掛ける場所だ」と述べたが、その後、直ぐに撤回した。これは推測だが、この発言に白鵬が怒ったため、やむを得ず親方が取り消したものと思われる。

 これを見た横審が、白鵬の専横に怒りを覚え、白鵬のプライドを傷つけるように鶴竜と合わせて厳しい勧告に及んだものと思われる。

 白鵬からすると、優勝44回の金字塔を立て、今まで相撲協会に大きく貢献をしてきたと自認しているだけに、優勝6回の鶴竜と同列で厳しい勧告をされたことは怒り心頭の境地だろう。

 相撲協会や横審は、今まで何回か白鵬の「不逞な態度」に不快感を示していたが、今回は連続休場回数を、「稀勢の里を基準にしたこと」、「親方の発言を撤回させたふしが見えること」に対し、横柄な態度を放置することができず、敢えて、鶴竜と同等の処置をしたものと思われる。

 白鵬、鶴竜が連続休場の基準にしている稀勢の里だが、実は8連休の内4場所は途中休場であり、横綱としての責任感を示したと認められた。しかし、「激励」とされたが、成績が上がらず引退した。

 横綱審議会は、2横綱に対しての「注意」勧告は、現状に即し「これからの横綱の責任」を認識してもらうための処置だとやや意味不明の理由を述べている。

 11月場所は一人大関の貴景勝が2回目の優勝をして責任を果たした。休場はしたが、大関の朝乃山や正代が力をつけてきた。

 2人の横綱には、このように周辺の環境が変わってきたことを認識して、危機感を持てというのが横審の真意かも知れない。「関連:11月24日

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