大谷、打率でリーグ２位、待ちたい本塁打量産とチャンスに強い打力

　大谷翔平が加わり、１番から３番までMVP獲得選手３人を揃えたドジャースがナショナルリーグ西地区でぶっち切りの強さを発揮すると思われたが、今のところそうでもなく、今日も遠来のメッツに敗れて３連敗を喫した。

　かろうじて西地区の首位にはいるが、勝ち越しが僅か１つという意外な成績になっている。

　MVP３選手の中で最も気を吐いているのが１番を打つベッツだろう。打率は２番の大谷とほぼ同じだが、本塁打は６本、打点１８と打点で大谷の１１を大きく引き離している。

　大谷は、打率で現在ナ・リーグ２位と好位置にいるが、打点が少ないので分かるようにチャンスに打てないのが悩みだ。

　得点圏打率は１割以下で、今日もワンダン満塁のチャンスに三振を喫している。ここで大谷に一本出れば恐らく勝ち越しに成功したと思われ、打率が良いだけにチャンスに弱い状態が目立っている。

　ロバーツ監督も、その点で大谷に励ましの言葉を掛けているようだが、監督のサデッションでは、もう少しチャンスに落ち着いて構えて欲しいと言っているようだ。

　日本人選手最多となる本塁打１７６本目も７試合で出ていない。

　しかし、今日も３四球で出塁しているように、相手投手は大谷に対しては絶対に甘いボールは投げてこない。

　確かに、チャンスに打てず、本塁打のペースも遅くなっているが、相手の針の目を通すような厳しい警戒球を捉えて打率を上げている大谷はもう少しナショナルリーグに慣れてくれば、本塁打量産、チャンスに強い打力を発揮する時期はそんなに遠くない筈だ。「関連：４月１２日」