正さん日記

世の中思いにつれて

鹿児島県警は隠ぺい体質か。情報漏えいか公益通報か明確にすべき

2024-06-22 10:42:06 | 社会

 どうもこの問題は見過ごせない感じだ。鹿児島県警の元幹部警察官が、内部情報を漏洩したとして起訴された事件だ。

 鹿児島県警の前生活安全部長・本田尚志容疑者が、県警トップのキャリア警察官である野川明輝本部長が県警刑事が起こした不祥事を隠蔽しようとしたとして札幌市内のフリー記者に捜査資料を送付したことを問われて逮捕された。

 野川本部長は、隠ぺい行為を否定し、本田元生活安前部長を国家公務員法違反の罪で逮捕したとしている。

 本田前部長は、鹿児島県警の警察官による盗撮事件について、一時逮捕を伸ばし隠ぺいしたとている。

 検察は 本田被告を起訴したが、本田被告の行為が「情報漏えい」なのか、組織の不正を通報する「公益通報」なのか議論となっている。

 野川本部長は、記者会見や県議会でも隠ぺいはしていないと述べ、本田前部長の指摘を否定している。

 本田被告は、このほかにも鹿児島県警では、警察官によるストーカー事案を隠蔽したとしている。

 警察庁は、野川本部長を懲戒処分ではない監督上の措置として長官訓戒の処分をした。

 どうも野川本部長体制の鹿児島県警は隠ぺい体質があることを伺わせ、警察庁は何とか穏便に済ませようとしているが、このままでは、隠ぺい体質は払拭されない。

 また、本田被告の告発が、公益にならないとして抹殺しようとしているが、この点で法律で保障されている内部告発を否定すると、さらに隠ぺい体質を助長することに繋がる恐れがある。

 その点で、警察庁は野川本部長の長官訓戒処分で一件落着することなく、もっと内容を掘り下げて本田被告の行為が単なる「情報漏えい」なのか、「公益通報」に当たるのか白黒を明確にしないと、このままでは鹿児島県民も国民も納得しないだろう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京都知事選挙がスタート。... | トップ | 岸田首相、解散総選挙を避け... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

社会」カテゴリの最新記事