小林製薬の「紅麹」サプリメント「紅麹コレステヘルプ」などの摂取が原因と思われる腎臓障害で4人が死亡、100人以上が入院している。
「紅麹」に何か毒性の物質が含まれているのか原因を突き止めなければならないが、「紅麹コレステヘルプ」を製造した小林製薬の大阪工場が移転したため困難性があるという。
一方、小林製薬が生産している紅麹のうち、自社製品への使用は2割程度で、約8割は他社に原料として販売していたという
具体的には、食品メーカーなど約50社に供給していたと明らかにしているが、これを使用している業者が自主的に何の食品に用いているのかを明らかにしない限り、消費者には分からない。
同じようなサプリメントでも、いわゆる特定保健用食品(トクホ)は有効性や安全性について国が審議を行い、消費者庁長官が許可を与えた食品だが、サプリメント「紅麹コレステヘルプ」などは、機能性表示食品として有効性や安全性の根拠に関する情報等を消費者庁へ届出るだけで良いとしている。
つまるところ機能性表示食品販売の全責任は製造元にあると言える。
その点で、今回の問題で小林製薬の責任は大きい。また、いままでサプリメントの健康被害は余り表向きにならなかったが、今回の問題で製造元の責任は極めて大きいが、消費者も機能性表示食品であるサプリメントを購入する場合、相当注意する必要性に迫られている。「関連:3月28日」
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