鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

類似する物語。

2005-08-31 23:00:17 | 雑事

最近は「からっきし」ですが、私、もともと一応字書きです。
絶対的に書くより読むほうが頻度が高いので、あんまり威張って言えませんけどー(冷汗)

そして、書き手として避けきれないのが「類似」の問題。
うん、まぁ…人間、同じような舞台で同じようなテーマを描いていれば、
同じような展開をやっぱり考えるわけですよ。
結局は、誰でも想像つくような物語しか作れない程度の想像力ってことかもしれないですが…

以前、まだサイトを作ったばかりのころに、二次創作サイドで知り合った方とは、
物凄いカブり方をした経験があります。
出てくる動物が犬かネコかくらいの違いしかない物語(汗)
なんとオソロシイ。はっきり言って、モノ書きにとっては、どんな恐怖話より血の気が引く事態なのでは(笑)

タイミング的には、相手の方のほうがずっと早くに作品発表してました。
つまり、この二つの作品を見たときに、私がパクったと思われる可能性のほうが絶対高い!

なにより、これがわかったのは、相手の方からとても素敵な感想メールが届いたからで、
嬉しくなった私が相手方のサイトを訪ね、作品を読んだ私の受けたショックときたら…ガーーン(呆然)

もしかして…もしかして、パクられたと思ってる? 思ってるよね??
うわぁ、するとあのメールは様子見だったのかな。
…ううっ、こんな時、一体どんな返事をするべきだろう…
触れないのもすごーく不自然なような??
いや、でも、ロコツに疑われてるわけでもないのに、申し開きをするのも妙かな??

…などと、ひとしきりあわあわした挙句、
私が選んだのは直球勝負(汗)

”とても似ていますが、決して決して真似したわけではありません~(汗)”

という内容のメールを送ったのでした(なんて直接的な!)



幸い、相手の方がとても性格の良い方で、
そんなことは最初から気にしていませんでしたよ~と言ってくださったので、
作品を下げるとか、そういうことにはならなかったのですが、
相手の考え方や性分によっては、これ、ものすごく厄介なことになっていたかもしれません。

普通のオリジナルでも、ジャンルが同じなら、同じようなテーマの作品は多々あります。
まして、登場人物も舞台も共通したものを使う二次創作では、物語がカブっても仕方ないと、私自身は割り切っているのですが…
自分がそう思うからって、相手もそう思ってくれるかどうかは判らないしね…
そういう意味では、私はすごくラッキーでしたね(笑)

その方とは、今でも時折、一言メッセージなど送っていただいております。
瓢箪から駒というか、なんというか…偶然の生んだ、良い出会いでありました。

しかしながら、書き手の想いはともかく、純粋に読み手として見る場合、
似てるとかカブるとかは、余程共通点が多ければ別ですが、
「それほどには気にしちゃいない」というのが正しいのかな、と思います。

以前、何かで京極夏彦さんの書いた文章を見たときに、
「…ちょうどこの作品を書いたころ、他の作家さんの作品と、
設定その他においてかなり共通する部分があることがわかり、
このまま書くかどうか非常に悩んだ…」
という趣旨の部分があって…で、私はその両方の作品を読んでいたわけですが、
読んだ時、その類似には、全くと言っていいほど気がつかなかったのですよね。

うん、確かに後で物語を思い出すとき「あれ?この粗筋はどっちだった?」と
混乱する感じはありましたから、確かに似てはいたのでしょう。
でも、特別意識しなかったんですよねぇ。

そんなわけで、この件は、二重の意味で救いになったのでした(笑)
すなわち、読者はそれほど意識しちゃいない、ということと、
プロでもこういうことで悩むことあるんだ…ってこと。

見えない気配

2005-08-31 02:02:21 | 雑事

さて、先日ホラー本を読みふけって周囲がヘンな感じ、
というのを以前書いたのですが、最近ちょっと落ち着いたかなー。
マイヤヒフラッシュでハジケたのが良かったのかもしれません。

なにしろ、気配が凄かったんですよね。
あ、誰か部屋に入ってきた、と思ったらいない。
誰か後ろ通った、と思ったらやはりいない。

こんな嗜好を持ってる関係上、そういったことは別に珍しくも無いし、
気のせいで済む範囲のことでもあり、実害も無いので放ってあるのですが、
頻度がイキナリあがったので、ちょっとナンダナンダ、という感じ。

普段、人のいない部屋に置いてあった、
振ると「シャキーン!」と音のする剣が、夜中に急に鳴ってみたり、
あとは…夢見が最悪だったのですよ。
妙にカタギじゃない夢ばかり見て、怖い夢ではないのですが、妙に追い詰められ感。

剣に関しては、私、何かの振動で鳴ってるんだなー、
くらいにしか思ってなかったのです。
しかし、帰省する義兄のため部屋を空け、その剣も普段使っている寝室に移した後はアラ不思議。
真夜中の「シャキーン!」は見事に鳴りをひそめたのでした。

我が家はどういうわけか、鳴り物オモチャが夜中勝手に鳴ります。
鳴く鳥の模型も、オルゴールも、夜中に誤作動率が高いの。
でも、それも、偶然と言えば言えるので、どうもスッキリしないわ(汗)

こんな時、霊感持ちなら、偶然かどうかくらいすぐわかるんだろうになー。
…なんて、やっぱりわからないほうが幸せなのかもしれない(笑)

確かにいるとわかってしまったら、無視できそうにないっす。

今更マイヤヒ

2005-08-29 12:27:17 | 雑事
以前から知っていた、文章系サイトさまのコラムでリンクを発見。
以前「めざま○テレビ」でマイヤヒやってた時に、
ギコ猫(なのかな? 猫の種類がイマイチよく…)のフラッシュを見て、
ありゃーこんなのもあるんだー、と思っていたのですが、
今回、やっと見ることができました!

つか、面白いし!
もともと、某巨大掲示板に出入りしない私。今日やっと、
時折よそさまのサイトで見かける「飲ま飲まイェイ」の意味が
わかりましたよ…。
(ずっと、なんなのこれ? と思ってた…)

アテ文字の歌詞はみんな微妙に違うのに、
文字と一緒に見せられると、なんとなくそう聞こえてくる不思議(笑)

どうぞ、まだ知らない方は御堪能くださいませ。

マイヤヒー系フラッシュ

遠くへ

2005-08-24 15:02:20 | 雑事

どういう性分なのか、時折、何もかもを放り出してゼロになりたい、と思うときがあります。
別に欝になっているのでも、ヤケを起こしているのでもありません。
それはまるで、友人とお茶を飲んで談笑しているとき、
ふと「あら、時間だわ」と席を立つにも似た気軽さで、
それまでの全てに「じゃあ、またね」と背を向けたくなるのです。
まるで、自分の中に見えない砂時計があるみたい。
砂が落ちきってしまったら、ぐるりと逆方向へとひっくり返すしか、再び時間を進める方法はないのです。
ま、基本的に飽きっぽい…てことかな。

大体そういう時は、趣味にしても生活方針にしても極端な針路変更をしてしまうので、
もっとこのままやればいいのに、とか、なんか勿体無いなぁ、などと
周囲に言われることも多々あるのですが、一度イキオイを失うと、なかなか元には戻れません。
昨日まで当たり前にやっていた行動に「あれ?なんでこんなことしてんだ?」
とか思い始めたら特に要注意。

世の中には、ひとつのことに、しっかりじっくり何年も取り組める人もいて、
そういう人たちが着々といろんな経験や実績を積み上げてゆくのを見ていると、
どうして自分はこうなんだろう? と呆れてしまいますが、
なんだかんだとコレで30ウン年やってきたことを考えると、きっともう直らないのでしょう。

幸い、生活の基盤たる「家族」や「仕事」に対して、
そういった気持ちになったことが無いことだけは救いですが(笑)
明日、一週間後、一ヵ月後の自分が、何に興味を持っているのか
予測できないのは、なかなかに困る事態です。
特に人間関係は、話合わなくなっちゃうからね(汗)

ああ、もうちょっと、ちゃんと落ち着きたい。

死に逝く街の怖い話

2005-08-24 01:48:30 | 本(小説)

「東京伝説 死に逝く街の怖い話」 
 平山夢明 竹書房ホラー文庫 2004年

***

とりあえず、最近は平山夢明さんの「超怖い話」シリーズと、
「東京伝説」のシリーズを読んでいたわけですが、
わりとお約束な感じの「超怖い話」に比べ、このシリーズには…
「怖い」ではなく「忌まわしい」という言葉が相応しい。

全体的に「都市伝説」めいた話ばかりなのですが、
これを読むと、本当に恐ろしいのは、幽霊や死ではないと感じます。

世の中には、確かにこんな目に遭うくらいなら死んだ方がまだマシだ、
という出来事があって、それを現実にするのは常に人間の持つ「狂気」。
そして「狂気」は、誰の身の内にも潜んでいて、ただ表に噴出すきっかけを
待っているにすぎないとも思うのです。

人が、人でなくなる瞬間。壊れてしまう瞬間。
それこそがもっとも恐ろしく、そして、その存在が、
もとは自分と同じ人間であるとわかるがゆえに、非常に忌まわしい。

フィクションの中に出る怪物の中で、一番生理的にイヤだと感じるのは、
「人間にどこか似ているくせに微妙に違う」といった形です。
たとえば、どこからどう見ても人間とは思えないのに、
そこにリアルで形の良い唇だけがついている、というのは気持ち悪いですよね。
ラヴクラフトの「インスマウス人」も魚と人間とを混ぜ合わせたような外見が異様さをそそりますし、
リアルな人形を気色悪いと感じるのも「人に似て人に非ざるもの」だからじゃないのかな。

話が逸れましたが、とにかく、ダークでダークでどうしようもない話の数々です。
異界を覗き込んでしまったような、触れてはいけない穢れに触れてしまったような…
読んだあと、最高に後味悪いことうけあい。

一般の「怖い話」とはちょっと趣が違います。
そうですね…そう、有名な都市伝説の「人間ダルマ」。
あの系列の話がたくさんあると思っていただけるとよろしいかと。
とりあえず、神経の細い方、影響されやすい方は読まないほうがいいでしょう。

***

検索してみたら、映像化していました(汗)
東京伝説 蠢く街の狂気 公式サイト

ちなみに「超怖い話」も映像化。すごいなぁ。
超怖い話 公式サイト

夏にホラーなアドベンチャー2

2005-08-21 22:41:30 | 商業ゲーム(コンシューマ)

もうすぐ夏も終わりだし!
というわけで、ホラーなクリックアドベンチャーです。

***

The HOUSE

アドベンチャー…というか、単純に一本道の、お化け屋敷か肝試しみたいなもの。
ゲーム性は殆どありませんので「先に進めなーい」といったイライラ感は無いはずです。
それぞれの部屋の中にある、ごく少ない数箇所のクリックポイントを
繰り返し何度もクリックしてみてください。
それに応じて、いろいろ、画面に変化が…。

作者は台湾系タイ人(多分?)の方らしい。
私自身もやってみて、その後妙なことにはなっていませんが(笑)
海外のサイトであることを、一応ご承知置きの上でご覧ください。

***

呪怨 アメリカ版プロモ?

えーと、これは多分ゲームじゃなくて、呪怨のアメリカ版のプロモーション…
なのかな。
The HOUSEと同じような、肝試し系です。

モトはソニーピクチャーズの英語版サイトなんだけど、
このサーバーは海外なんだろうか…???

***

顔風船

最期はちょっと癒し系。日本のゲームです。
可愛い絵ですが、ちょっとブキミ怖い感じのアドベンチャー。
攻略は、ちょっと途中が難しいかな…
あちこちに攻略情報が掲載されてますので、詰まったら検索してみてください。

着信アリ1,2

2005-08-21 02:51:22 | 映画(ホラー)

「着信アリ」 2004年
監督:三池崇史
出演:柴咲コウ、堤真一、吹石一恵、石橋蓮司、岸谷五朗

「着信アリ2」 2005年
監督:塚本連平
出演:ミムラ、吉沢悠、ピーター・ホー、瀬戸朝香

着信アリ 公式サイト
着信アリ2 公式サイト

****

呪怨のときも思ったけれど、アジアンホラーで二作目を作るのは、
実は難しいことなのかなと思わせる作品。
外国ホラーは、オーメンにしてもポルターガイストにしても、
13日の金曜日もエルム街も、チャイルドプレイも、果てはバタリアンまで
ちょっと人気が出れば2作目は当然だし、韻を踏むように同じパターンをなぞる
ストーリーも、別に気にならない。
でも、アジアンホラーでそれをやられると「なーんだ、同じじゃん」と
難癖つけたくなるのは何故なんだろう?(単に私の性格が悪いって話か?)

で、そこで「なーんだ、同じじゃん」と言わせたくないのか、
着信2では、なんと、オオモトから舞台を海外に移してしまいました。
他にも、着信される電話の設定が多少違っていたり、
前作との繋がりという点では、少しツギハギな印象ですが、
これはこれで…それなり…なのかなぁ。

===
着信アリ

ある日、合コンの席で、由美の友人陽子の携帯が聞き覚えのない着信音を奏でた。
着信メッセージを確認すると、発信者は…自分自身の携帯番号。
着信時刻は三日後の時刻。
しかも、そこに残されたメッセージは、陽子自身の声らしき絶叫だった。
気味の悪い悪戯…そう思ったその出来事は、三日後、陽子の死をもって現実のものとなる。

数日後には同じ合コンに出ていたケンジが死に、由美の親友なつみのもとへも同じ電話が…
なんとか死を逃れようと、テレビ局の霊能者に縋るなつみだったが、
彼女はテレビカメラの前で、無残な死を遂げることになる。
そして、ついに「死の予告電話」は由美自身の身に降りかかった。

妹を同じ現象で亡くした葬儀屋、山下弘とともに、事件に挑む由美。
山下の情報をもとに、同じように死んだ死者を調べてゆくうちに、
死者の口に残された飴玉と、若くして死んだ少女、美々子との関連に気付き、
二人は彼女にゆかりのある廃病院へと、足を踏み入れる。


着信アリ2

とあるラーメン屋の台所で、携帯電話が突然不気味な音楽を奏でた。
その電話を取ったのは、持ち主の父親である店主。
娘自身の声で話す脈絡の無い言葉を聞いた店主は翌日、不可解な死を遂げる。
そう、かつて世間を騒がせた「死の予告電話」は、まだ続いていたのだ。

電話を受けた恋人、杏子を守ろうとする尚人は、一年前の事件を取材するルポライターの孝子
と出会い、事件に深く関わっていく。
調査の末、台湾で悲惨な死を遂げた一人の少女をつきとめた3人は、
彼女が最期を迎えた廃坑へと向かう。
杏子に残された時間は僅か。果たして、彼女を救う手立てはあるのか。

===

一本めについては、以前にも書きましたが、
恐怖レベルは、呪怨が大丈夫であれば平気な程度。
柴咲コウは髪型といい、妙に険のある目つきといい、ホラーに実に向いています(笑)
自分の死に際の声が着信される、というのはなかなか怖くて良かったのですが、
テレビ局のあたりはちょっとやりすぎ感…
病院で隠れている由美の側に、次々と標本壜が差し入れられる部分とか、
何で?と思うような、恐怖のためだけ(?)の演出も随所に入っており、
そのために、ストーリーがぼやけてしまう感じ。
また、ラストがいきなり抽象的になり、「何?何?何なの?」と思っているうちに
終わってしまうのが、どうもすっきりしないのですよね。

二本目は、一作目とは違い電話の持ち主ではなく、
そのメッセージを聞いた人間が死ぬ、ということになっており、
それが今回の物語の鍵になっています。
しかし、前作の美々子の呪いとは別な、もう一本の線を追ったその先が、
台湾というのはちょっと飛躍しすぎでは(汗)
別に、台湾じゃいけない理由は何も無いのですが、
向こう特有の習慣や呪術が関係するわけでもなく、唐突に舞台を移しただけのように
思える設定は、リアリティに欠けていてちょっと醒める。
これって日本の鉱山町じゃダメだったの?
確かに、いくらイナカとはいえ、今の日本の鉱山ではこれはやらないだろう、と
いう感じはわかりますが、じゃあ、アジアのどこかの国ならいいんじゃないかっていう
考え方も安直じゃない?
ラストを見終わった感想は、恐怖がどうこういうよりも、
こんなカレシなら私も欲しい!ってことくらいかな(笑)

近況

2005-08-21 01:05:46 | 雑事

長らくご無沙汰いたしておりました~
お見捨てなく来ていただいている方々は、もうすぐ夏も終わりのこの時期、
いかがお過ごしでしょうか。

とりあえず、ワタクシは今日、ハードゲイ・レイザーラモンが私と同じ
「射手座のB」であると知り、嬉しいような悲しいような複雑な気持ちです。

ちなみにうちは夫婦そろって射手座B。
レイザーラモンは、二人ともかなりお気に入りだったのですが(汗)
それは「同類シンパシィ」だったのでしょうか…(しくしくしく)

***

さて、お盆からこっち、我が家は昆虫天国でした。
今日もバッタ類の入ったプラケースが三つとか廊下に積んであるし。
しかし子鬼はそれに懲りず、今もまた「キリギリスが欲しいー」と訴えています。
…もう要らんて(汗)

そう、ムシといえば、2匹孵ったと騒いでいたカブト幼虫ですが、
つい昨日、幼虫が一匹土の表面に出てきて死にそうになっていたため、
あー、もう食べる土が足りないんだね、と取り替えてやろうとしたところ…

驚くべきことに、総勢、9匹のコロコロしたカブト幼虫が…!!(汗)

…多すぎだっちゅーねん!!!

オモテに出ていた一匹は、かなり弱っており、そのまま死んでしまいました。
これは中でも一番身体が小さかったので、きっとこの狭い水槽内の生存競争に
打ち勝てなかったのでしょう。
ん~、30センチのプラ水槽に、9匹じゃあね~。
(通常は2、3匹が良いらしい)

二つの水槽に4匹づつ分けてセッティングしなおしたあと、
さすがに8匹という数にメゲて、「お友達に分けてあげよっか!」と
子鬼に言ったら「絶対いやだ!」と拒否されました。
そして義母まで
「たいして好きでもない人にあげても殺してしまうだけだからあげないほうがいい」
などと言い出す始末。
いえ、私も別に好きで好きで仕方ないってわけじゃないのよお母様(汗)

どうせなら表情もわからないムシよりインコのヒナが欲しい。
ふかふかで頼りなくて、つぶらな瞳がきらきらのやつ。
クチバシがまだ黒っぽくて、無闇にあったかい毛玉。
うー、欲しいよう。

いろいろ

2005-08-11 01:14:22 | 雑事

感染が借りられない…いつも「日曜返却予定」のオビ付き。
予言は全然いつも誰も借りてないのにー。
こっちだけ、何でそんなに人気があるわけ???
それとも一人の人がずっと延滞してるのか? そんなにお気に入りなのか??

仕方ないので、平山夢明さんの本を5冊くらい買ってみた。
おーう、どれも結構読ませるぞー♪
と思っていたら、なんだか身辺が妙に騒がしいというかヘンな感じ。
モノが寄せるのか、それとも、そういったモノを見ているときの人間の思考に惹かれるのか、
いずれにしても、怪談してると寄ってくるというのは本当らしい。

***

昨日は火スペでスピリチュアルメッセージをやってましたね。
実は、私こんなマニアですが、ここ数年はテレビ放映されるそのテの番組の
あまりの実りの無さに、殆どの番組を見ていなかったため、
最近歌ったり本を出したりで有名なこの霊能者さんのことを
殆ど知りませんでしたー。
本格的にあれ?と思ったのは、ひとつ前のスペシャル見てから…くらいかな。

んで、ちょっと書籍の方の「子どもが危ない!」というのも読んでみたのですが。
んー、霊がどうこう言う以前に、非常に当たり前なことを書かれています。
「スピリチュアル」なんて意味の取れない言葉を使わなければ、
ふつーの道徳的な書籍で通るのではないでしょうかね?
扱う相談も、どちらかといえば感動系だし…妙な悪霊と戦ったりしないし(笑)
今までに無いタイプの、癒し系の霊能者?

実際、相談者に取り付いた悪霊が奇声を発するのへ、気合一閃!の霊能者とか、
突然動物のようになったスタッフに、霊の説得とか除霊とか、
悪霊と戦うのはもう今まで何年もかけてやりつくされていてオナカ一杯です。

昔やってた、幽霊屋敷探訪は面白かったな。
ああ、売り出し中のセクシー系おねえちゃんとか、若手芸人が一緒なのは
今でもけっこうありますけど(笑)
そうじゃなくてね、今は亡きギボさんのやってた奴ですよ~。
その後、真偽をさんざん叩かれて、一度テレビから去ってしまいましたが、
亡くなる前には、バラエティで出てましたね。

不思議なことに、物凄く嘘臭い演出のものって叩かれないよね。
ちょっとホンモノっぽく見える人ほど、酷く叩かれる。
別にテレビ番組なんだから、本当か嘘かはどうでもいいと思うんだけど。
嘘かもしれない、ってリスクがあることは、大体の大人な視聴者は承知の上でしょ。

むきになって否定する人を見ると、赤の他人のアナタが何故そこまで、と
ちょっと引く。
(しかし勿論、心酔しすぎる人もちょっとコワい)


怪談を楽しむための大事なコツは、真偽を問わないことと、マトモに受け止めすぎないこと。
闇の眷属とのお付き合いは適度な距離感で、常に自分のバランスを忘れずに。

というわけで、しばらく周りが落ち着くまでは、恐怖系から離れます。
お盆が過ぎれば、きっと静かになるんじゃないかと。

同じテーマを描くふたつのドラマ

2005-08-07 06:55:42 | 雑事

このあいだ、ドラマを見ようとビデオのタイマー録画を入れておいたら、
野球延長で後半入ってないよん~(泣)
だからこの季節って嫌いさ。
野球好きが日本中に何千人いるか知らないけど、みんなが好きなわけじゃないんだぁ!

ゴールデンタイムの放送をやめろとは言わないけど、延長はやめて欲しい。
それならそれで、最初からそれ込みの時間をとればいいじゃん!
時間空いたら、スポーツニュースとか今の試合の解説入れればいいんだし。
わざわざ「他の番組を押しのけても延長しますよ~」なんて、やり方があざとい。
二千円から二十円引いてイチキュッパにして、購買者にお得だと錯覚させる、セコい手法に似ているぞ!!
(↑だんだんワケわかんなくなってるし/汗)

それはともかく、今クールの学校ドラマ「ドラゴン桜」と「女王の教室」。
ドラゴン桜は、ダンナが「面白いんだって」と聞いてきてから、
そして、女王の教室は、きみさんからの紹介で、双方、最近やっと見はじめました。
まだ、一回か二回しか見ていませんが、この二つ、同じことを、違う視点と手法で表現しているような気がします。

ドラゴン桜は、もと暴走族今は弁護士の主人公が、ダメ高校と言われる学校で特進クラスをつくり、東大合格を目指すというもの。
女王の教室は、スパルタ(?)で横暴な女教師が、権力と圧力とで生徒を支配し、
学力をあげようとする…という感じ。
(ごめんなさい。2回しか見て無いので、この人たちがどんな経緯でそこにいるのかわからないや…)

・どれほど理想を謳おうと、現実は、学歴社会である。
・そこからあぶれた人間は、負け犬として生きるしかない。
・それが嫌なら、自分のちからで這い上がれ。

と、二人の教師の言い分はけっこう似ています。
でも、ドラ桜のほうは割と人情味があるというか…豊臣秀吉みたいなタイプで(笑)
「鳴かぬなら、鳴かせてみよう」とばかりに、勉強に興味の無い子でも
興味がわくような方法を考える。
逆にモロに織田信長タイプの女王様は「鳴かぬなら、殺してしまえ」とばかりに
ついてこれないなら切り捨てます!という考えのようですね。
(でも、女王様に関しては、口と行動にアレ?と思うような齟齬があるので、
もしかしたら、彼女の真意はそことは別なところにあるのかもしれない)

私自身は受験とは殆ど無縁で、小学校も中学校も公立、高校受験もラクに入れる
ところを選んで受験したので、塾にも通わずじまい(汗)
また高校が商業系だったので、大学も行ってない。
そうですねー。がんばったのは、就職面接の練習くらいかな(笑)
モノを知ること自体は決して嫌いじゃない…むしろ好きなのですが、
押し込み形の勉強には抵抗があるし、エンが無いんですよね。

だから、受験や勉強でテンパる気持ちって、よくわからないし、
学歴や成績にこだわる気持ちも、よくわからない。
んー、まぁ、大学には行っておいたほうが、人生の幅は広がるよね。
選べる職業多いし、会社に入っても基本給違うもん。
それに、自分の好きな分野をもっと知りたい、とか、
将来こういう職につきたい!て気持ちがあるなら、もっと楽しそうかな?

んで、話を戻して、この二つのドラマ。
別に、東大に行くとか、学力をあげろとかが目的ではないように見えます。
単純に、勉強しろってだけなら、今の学校教育と、塾と家庭教師漬でもいいわけだから。
それを通して、みんなに何か考えさせるのが目的なのかな。
そう、特に、今学生である子供たちに、そして、その親たちに。
最後まで見ないとわからないけど、この二つの物語が、最後にどんなカタチで終わるのか、とても興味があります。
通り一遍の、学力偏重主義批判に終わらないことを祈る…かな。

***

そういえば、中学高校と、私は英語が物凄く苦手で、
常に赤点スレスレでしたが、最近、いろんな海外のネットゲームをやっていて、
辞書を片手にいろいろ調べたりするうちに、
「…あ、なんか、今なら英語の勉強できそうな気がする」
なんて思ったりして。
つまり! 以前の勉強方法が、全然自分に合ってなかったんでしょう。
その上、昔は英語そのものに何の興味も無かったし。
どんなことでも、それに興味があるかどうかで、全然結果が違いますもんね。
…まあ、そのきっかけが「ゲームやりたい!」なんてフマジメもいいとこですけど(笑)