鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

Scramble Tale

2017-11-24 11:57:17 | フリーゲーム(ファンタジー)
「Scramble Tale」
ファンタジーRPG詰め合わせ・俺の知ってる話と違う
制作者:あまなつ様(あまなつ館

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ふー、やっとラスボスを倒して全クリできたぞ!


有名童話系RPGの詰め合わせゲームです~
一つ一つ、独立したシナリオがなんと8本(+おまけ2本)!
そして、さらにはそれらの主人公たちからパーティキャラを好きに編成して挑めるラストダンジョンと、けっこうなボリュームのあるゲームになっちょります。

あとらそふとさんのグラフィック素材に惹かれてDLしたのですが、シナリオもきっちり面白かったっす。
どの話を見ても、よく知っている童話キャラが独自の解釈のシナリオで動いていて、読み応え?がありました。
とりあえずシナリオごとにチラっと感想を!

ヘンゼ●&グレーテ●
 兄妹の微妙な距離感にニヤニヤしました。
 一途に突撃する妹と、ポーカーフェイスなお兄ちゃんが良い!
 最後のほうの、お互いの心の内が垣間見られるところの「なんでお前妹なんだよ」にはやられました。
 
 しかし、24歳と22歳でニートな二人という設定は説得力ありすぎw
 『そりゃあ家から叩き出されるわ』と思ってしまった。
 年齢が違うと全然可哀想に見えない…w

浦●太郎
 ちょいとオトナな雰囲気のあるシナリオでした。
 何をどうやってもZ姫の思う通りにしかならないシナリオに「私は怖い女よ」というセリフが綺麗にハマりますねぇ。
 そして、それをさらっと涼しい顔で受け入れる浦太郎の器の大きさ…!
 個人的に好きな話でした。

シン●レラ
 エンド分岐あり。
 私は現実見るエンドにしましたが、どうやら夢の中のほうが良い装備貰えるらしいっす。
 テーブルマナー、最近はスープ皿傾けてまで飲まないの?

●姫  
 泡になったその後の話。
 いい具合にブラックな話になっております。
  
 
●姫と彦●
 何もかも折りまくる姫と、何もかも干しまくる男…;
 まさかこの名前から、こんな設定になるなんて…;

走●●メロ●
 個人的には、一番苦戦した話です。 
 逃げまくってろくに戦わなかったから…^^;
 いや、だって途中で回復ポイントが見つけられなかったんだもの…
 レベルが低くて、途中のアイテムもあまり拾っていなかったので、最後にかなり苦戦しました。
 MP回復アイテムをきっちり買っておくことをおすすめ!

ねむ●姫
 よくあるシナリオといえば、よくあるシナリオ?
 でも王道だからこそ良い!
 ハルクさんは強くて使い勝手がいい…と思いきや!
 魔法にはめっぽう弱いため、ラスダンではほとんど使えませんでしたっす…

●●●を履いた猫
 マーニャのキャラがすごく可愛い。
 長靴ならぬニーハイソックス………いい…!
 最近近所に触らせてくれるにゃんこがいないんですよね。
 こんなパン屋があったら毎日通うわ。

ジャッ●と豆の木
 まさかの進撃…!

わらしべ●●
 産まれる前からの絆に結ばれた双子…!
 いろいろ妄想を掻き立てられる設定でした。
 死ぬまでずーっと二人一緒かぁ…


ラスダンでは、好きなキャラを使って各ボスキャラに挑めます。
ボスセレクトステージの右上には料理があって、食べ放題回復し放題なので安心!

ちなみにラスボス、私は浦太郎、マーニャ、レイラ、グレーテロでいきました。
レベルは一番育ったグレーテロが37、一番低いマーニャが24。
浦太郎が攻撃を引き付けつつ竜属性攻撃、グレーテロが回復、残り二人も攻撃です。
けっこう余裕で倒せたので、ここまでレベル上げしなくてもいい感じ。
ただ、MP回復アイテムのメレンゲは10個以上使いました。
逆にHP回復は魔法で間に合うので、アイテムはほとんど使わなかったかも。



あとは…そうですね、戦闘周りの仕様について。

シナリオの攻略順にもよると思いますが、作者様推奨の兄妹からプレイした場合…最初、ちょっと難しく感じるかもしれませんね~

えーと、なんていうか。
ドラクエの最初の街に宿屋がなくて、手持ちのやくそうのみで最初のクエストをクリアし、なおかつ次の街までいかないと回復ができないってイメージ…って言ったらわかります?
安心できる「拠点」が最初の場所に無い、のです。

しかも、操作キャラのHP・MPの値と敵のパラメータのバランス設定が割とシビアめで、物理や魔法一撃ではなかなか倒せないよう調整されているので…雑魚と大体3~4回戦うと、それなりにダメージ食らって、戦えなくなってしまう。
中盤になると、アイテムも買えますし、何度でも使える回復ポイントもきちんとあるんですが。
そこにいきつくまでがハラハラしましたよー;

実際にプレイしてみればあっさりクリアできてしまって、難易度はそれほどじゃないのですが…
プレイ開始後、しょっぱなのイベントだったので「なに、もしかしてリソース管理ゲームなの??」と、戸惑いましたねぇ…


ちなみに、各シナリオをとりあえず終えてしまえば、ラスダンでは回復し放題でレベ上げも可能です。
途中のイベントでSPをきちんと貯めてあるなら、お金で苦労することもそうそうない…はず?
ラスダンはすっとばしてエンドロールを見ることも可能なんですが…
この「童話世界」を繋ぐ存在が最後に出てきますので…できればきちんと最後まで戦ってみて欲しいかなぁ。



近親もの・不倫?・復讐・窃盗などの、ややインモラルなテーマが含まれるため、地雷持ちさんは少々注意のこと。
しかし、それを置いても、それぞれがきちんと作りこまれた良いシナリオでした。
おすすめですー^^

Daybreak wizarD

2017-11-14 00:00:54 | フリーゲーム(その他)
「Daybreak wizarD」
ADVノベル・戦闘アリ・連載もの
制作者:殿下殿下(とのしたでんか)様(公式サイト

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両親がいきなり失踪し、東雲学園に転入することになった竜山蒼太。
しかしそこは、喋るネコが学園長を務め、生徒は皆それぞれ違った魔法を使う、魔法学校だった。

…というわけで、魔法学校モノの第一話でーす。

ゲーム…と言いつつ、シナリオは一本道。
ただ、合間の自由行動時に他キャラに話しかけたりすることで、思いがけない話を聞けたり、ちょっとしたサブイベントがあったりする…いわば交流中心のゲームとなっております。
最近このテのゲームも増えてきましたね…どうジャンル分けすればいいんだろう?

まず目を惹くのはグラフィック。
表情豊かで動きのある立ち絵は、セリフが変わるたびにコロコロ表情が変わって会話が楽しい。
絵自体にも魅力がありますね。あまり癖がなくて線がきれい。

で、実際にプレイしてみると…キャラ同士の会話や演出がとても面白く、一体この魅力的なキャラ達が、この先どういう出来事にあってどう動いていくのか、先が見たい気分にさせられました。
第一話なせいか、出てくる人がみんな、割と良い人ばかり(1名だけは除く)なのも安心感がありますね。
美人なのにコミュ障な流渡さんと見た目は怖いのに親切な神城先輩との3人組はいい感じ。

一本道とは言いつつ戦闘がチラホラありますが、どれもイベント戦闘で、そう苦労するような難易度ではありません。
購買では仲間の装備も買えるようになってはいますが…第一話では…必要…あるかなぁ???
手持ちのお金では全部は買い換えられないし、お金を貰えるイベントもなさそうだし?
私は買いませんでしたが、流渡さんはHPが低く打たれ弱いので、防具があると良いかもしれません。
長髪の先生との戦闘は、一回目は、倒したとしても負け扱いの仕様なのでよろしく。

あとは…そうですねぇ…
途中で殿下くん(作者様の分身?)が教えてくれるとおり、根気よく人に話しかけていると「人の悩みを解決する」サブクエストが発生します。
今回は先生3人。それぞれ、話かけられるタイミングが決まっているので、もしチャンスがあったら、繰り返し何回も話しかけましょう。
私は初回、アントニオに数回話しかけただけで(悩みを聞かずに)メインクエストを進めてしまったため、ここをクリアすることができませんでした。

…いえ、べつにサブクエストはクリアしなくても、ぜんぜん支障ないんですけどね。
解決すると、それぞれに個別のスチルが見られるようになっておりますー
ゲーマーとしては、用意されたイベント・スチルは全てしっかり見たいと思うもの。
自由行動時にはまずセーブし、行けるところすべてをチェックしてからシナリオを進めませう。

あーそうそう。クリアするとおまけのパスワードが手に入りますが…実は、ゲーム内では使いません!!
じゃあどこ?と思う方は、DLしたゲームファイルの中をよーく見てみましょう…
「おまけマンガ」と書いた圧縮ファイルがみつかるはず!あのパスワードは、これの解凍パスなのです。

ゲーム内メニューにも「おまけ」があるため、最初「使うところがない?バグ??」と少し悩んでしまいました…;

分岐があるわけでも、アクション要素があるわけでもないので、操作面では特に気になる部分はなかったのですが…強いて難を言えば…もう少し1話が長いと嬉しかったな~
公式の登場キャラ紹介や、ゲーム内のおまけのハロウィーン話では、メインシナリオでまだ未登場のキャラが当たり前な顔して出てきているので…もしかしたら、今作は当初、彼ら彼女らが出てくるシナリオまでを詰め込む予定だったのじゃないかとゲスパー。
蒼太に惚れる(予定)のりんごちゃんのシナリオ見たかったよ^^


次作の公開がいつごろ予定されているのかわかりませんが…魅力的なシナリオ&キャラクターだったので、今後に期待して待ちたいですね…
ていうか、この話、最終的な落としどころはどこなんだろう?
やっぱり蒼太くんの両親の事情がわかるまで?






ちなみに私の推しは購買室の変態お兄さん、村主先輩です。
癖はあるけど常識家。面倒見も良さそうないい人ー!

アルネの事件簿 case1

2017-11-13 08:33:16 | フリーゲーム(ゲームマガジン)
アルネの事件簿 case1 ラインヴァイス家殺人事件
推理ADV・読者参加型・ニコゲーマガジン
制作者:春太郎様・むらさき様(春紫

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吸血鬼にあこがれる貴族の少女、リン・ラインヴァイス。
彼女は、数年前に母を病気で亡くして以来ずっと立ち直れないでいる父を心配しつつ、せめて自分はレディらしくいようと努力していた。
ある夜、外へ出かけていく父を見かけ、後をつけたリンは、巷で噂になっていた連続殺人鬼の殺人現場に遭遇してしまう。
慌てて逃げるうちに迷い込んだのは、魔物の街リューゲンベルグ。
そこでリンは、吸血鬼にして探偵のアルネ・ノインテーターと出会い、今回の連続殺人事件と、父との関わりを調べてほしいと依頼する。


へー、今回は貴族のお嬢様&吸血鬼かぁ…ゴシック系なんだ…と思ってプレイしてみたら!
いろんな意味で、お遊び要素がふんだんに盛り込まれた話でした!
特に意外性が強かったのはリンちゃんのキャラ設定。
この見た目でこんなんなのか!と思わず笑ってしまいました。
作者さんらしいといえばらしいんだけれど…貴族のお嬢様の勝負服がアレなのは意外すぎる…!
えっ、気になりますか? そこはぜひ本編で見て驚いてほしい!

そして、探偵役のアルネ・ノインテーターは、本来は9つの心臓を持つ最強の吸血鬼…なのですが。
今はその心臓が一つしか残っておらず、血を吸わなければ子供の姿になってしまう、という…
見た目は子供!頭脳は大人!な存在であります。
どういう経緯で心臓を失ったのかわかりませんが…どうやら、人間界でリンとともに解決する事件の中で、その行方も明らかになりそうな…予感??

さらに!りるれふをプレイした方なら、ニヤリとしてしまうのは、鏡の中のオオカミ少年「ジシェ」
あら懐かしい!とか思ってしまいました!
今回は衣装が、すごく可愛くなりまして。顔つきや表情にも個性がついていい感じ。

そのほかの登場人物も、皆コミカルな性格付けがされており、起こる出来事の割には、何かのほほんとしたムードで話が進んでいきまする。
このへん、春紫さんらしい、といえばらしい雰囲気ですね~


今回は連載一回目…ということで、まだまだお話は序章。
アルネもまた過去作と同じように、読者が推理し、犯人を当てるゲームになっておりますが…
ラインヴァイス家殺人事件の詳細はどうやら、次回に持ち越しのようです。

犯人は、屋敷の中にいるとのことですが…さてさてさて?







首なしさんは身代わり目的で殺人だろうけど、あの人が死んだのは過失じゃないんだろか…?

ゼーメンシュ-Aftermath-

2017-11-11 08:03:38 | フリーゲーム(ファンタジー)
ゼーメンシュ-Aftermath-
ADVノベル・行きつく先は常に一つ・何気にSF
制作者:東堂様

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見た目の美しさとは裏腹に、その歌を一定時間以上聞くと洗脳され廃人になるという危険な存在、人魚。
その生態を調査し、研究する「人魚博士」の豪傑博士は、ある日「人魚専門店」の店主から、珍しい「ツノナシ」を飼育してみないかともちかけられる。
人魚の中でも高位…女王のような存在であり、幻と言われる「ツノナシ」の人魚…
彼女はマイと名乗り、その美しさと素直さで、豪傑とその同居人たちを魅了していく。


残酷さの中に愛がある、不思議な雰囲気の物語でした。
たゆたう水の雰囲気のあるマップがとてもキレイ。
優し気な音楽もそれにあっていて癒されます~

「人魚」について細かく作りこんであるのが面白かったです。
人魚に自覚がなくとも、その歌はとんでもない兵器になりうるという設定。
けれど、その威力とは裏腹に、彼らの心も体もとてもデリケートにできていて、尾を人間に素手で触られるだけでも弱ってしまうほど。
儚くて綺麗で危険な生き物である人魚…ゼーメンシュたちに、プレイヤーもまた、画面のこちらで魅了されることうけあいです。
また、豪傑と一緒に暮らす3人…モコ、爛万、海貴は、みな一様に心に傷を持つアウトサイダー達。
互いをいたわるように過ごす日々の向こうに、一体どんな真実が待ち構えているのでしょうか~

シナリオは一本道。
次の行動を示すとおりに進んでゆくと終われます。
ただ、主要キャラにはそれぞれ好感度が設定されており、それが一定値に達すると、特別なイベントが起きたりしますので…それを全部見ようと思うと、少し時間がかかるかな?
人魚専門店、コンビニ、雑貨屋、本屋で売っているアイテムは、大きくわけて、使うことで特定キャラの好感度があがるものと、それを好むキャラにプレゼントすることで好感度があがるものの二種あります。
どのアイテムが誰に対応しているかは…彼ら彼女らとする雑談の中にヒントがあったり。
でもまあ、一番てっとりばやいのは、セーブロードを駆使して一度全種類試してみることかな。

ところどころに落ちている人魚のスコアは、人魚専門店で「思い出」や「キャラプロフィール」と交換できます。
ただし、この交換…ガチャのようなシステムでランダム要素が強く、全部揃えるのは難しいかも…
私の場合、スコア100枚くらいは交換したと思うんですけど…最後までマーエリのプロフだけが出ませんでした…けっこう好きだったのになぁ。マーエリ。

特定のイベントを起こさない限り、日にちが進んでもシナリオが進むことはありません。
なので、故意に進行を止めておいてお金をひたすら貯めたり、キャラの好感度をあげたり、スコアを集めることもできますよん。
また、個別エンドがあるわけではないので、一周で全員一気にあげきってもOK。

最初は通貨である「貝」がなかなか溜まらず難儀すると思いますが、スコアを交換できるようになるとザクザク溜まるようになります(ダブった思い出はお金に変えてくれるため)


とまあ、プレイ上のことはこのくらいでしょうか?

エンドは一つだけなので、どんな選択肢も、エンディングには影響しないです。
安心して、心の赴くままにプレイしてくださいね~

(とはいえ…プレイ後には、むしろ影響できてほしかったという気分になるかもしれませんがね…)

エンディングは暗めな感じなので、悲劇的な話が苦手な方にはちょっと難あり?
絶望耐性のある方におすすめです。
悲劇的だけれど、とても純粋な愛の話でもありますよん。

しかし、最近バッドエンド?傾向のものばかりプレイしてる気がするなあ…
「絶望耐性」ってやたら書いてばっかりな気がする。
べつに選んでプレイしてるわけじゃないんだけど…











モコちゃんのその後がとても気になる…強く生きてほしい。

FANTASY HAZARD

2017-11-08 14:28:08 | フリーゲーム(ファンタジー)
FANTASY HAZARD
ガンアクション・WASD移動・超イージーモード有り
制作者:OPUWA様

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つい先日プレイしたゲームで「ガンアクションも難易度設定によってはイケるんじゃね?」とちょっとやる気が出たため、いつもは絶対しないWASD移動のガンシューティングに挑戦してみました。


中古屋で120円で買った、古いゲーム「ファンタジーシューター」をプレイしていた「一二三 四五(ひふみ よつご)」は、操作ミスで主人公のアレイラをロストしてしまう。
画面に映し出された「次の主人公を選びます」の文字とともにゲームはフリーズ。
続きは明日と諦めて一夜が明けると…街はなぜか、モンスターが蔓延る阿鼻叫喚の世界になっていた。


というわけで…まあ、ゲーム慣れした方なら、大体、何が起こっているかは予想がつくと思います。
シナリオは、ある意味王道。
けれど、キャラ同士の会話がとても自然で、まずどうするとか次はどうするとか、けっこう現実的な判断で行動してくれるのが好印象。ファンタジー設定と現代火器兵器との微妙な融合加減がたまらない。
ヨツゴの半ばあきらめたような口調と表情から繰り出されるツッコミも何か楽しい…
難点は、名前が読みずらいことくらいですが…まあゲーム中では、ほぼカタカナ表記なのでw

難易度はベリーイージーからプロフェッショナルまで5段階。
私はもちろんベリーイージーでプレイしましたが、超初心者からゴリゴリの上級者まで楽しめる安心の仕様です。
手に入る武器の種類は、ハンドガン、ショットガン、ライフル、マシンガン、ランチャー、火炎放射器、電子銃、他に、直接攻撃用のバットだのバールだの…ですね。
ベリーイージーの場合、どんどこ弾薬が手に入って弾切れがないので、最終的に、使いやすい武器2~3種に偏ってしまいますが、おそらく厳しいモードの場合は、すべての種類の武器を使いこなす必要があるんじゃないかな?
私はほぼ、ハンドガンとマシンガンで進みました。
マシンガンは弾消費が激しいという欠点があるものの、これはもう、アクション下手専用の武器としか!
あとボスキャラのときは、ランチャーがおすすめ。装填は面倒ですが、一番少ない弾数で倒せるから!
(武器や戦闘に関しては、ベリーイージーでプレイする奴の話はあまり参考にならない気もしますが…^^;)

えーと、あとは…エンド数。
これ、分岐条件、よくわかりません。作者さんも、エンド総数は明かしていないようですね?
とりあえず、私が見られたのは、エンドCとエンドD。
エンドCは、仲間もアレイラも全員救助するパターン。
エンドDは…たぶん、4人中何人かを半端に救助したパターン?

このエンドD、最初に見たのは「3人を助けてアレイラを見捨てる」パターンだったんですが…
「男二人を助けずにナナとアレイラを救う」と「ナナだけ救う」パターンでも、同じくエンドDになったんですよね。
話の展開上、ラスボスに挑戦すれば、ナナは必ず助かってしまう仕様なので、たぶん、エンドA、Bはそれ以外の条件で分岐してるってこと…かな…

エンドCは別名、ベストエンド。
A,Bがそれよりも上位?のエンドとなると…
…えー…どっかに何か変化しそうなポイントあった?
もしかして、仲間に武器を渡すかどうかで、どこか変化したりするのかな?
(それともどっかの時点で途中バッドとか?ああ、いいエンドなのかどうかさえ予想がつかない…)

最初の小学校で、十三さんに武器渡さなかったら死ぬのかと思ったら、別にそういうことでもなかった。
ナナが鏡に閉じ込められた時も、薬類ちょこっとだけあげて武器一つもあげてなかったけど(防御100以下)普通にイベント進行したし…
これ、マトモにコンプ狙ってプレイしたら、けっこう周回が必要かもね…

参考までに。私のデータでは、全員、防御900代になるまで武器やアイテムを渡してありました。
ちなみに、渡す際に手っ取り早いのは、火炎放射器用の燃料。ほかの数量制限のあるアイテムに比べて、999まで大量にいっぺんに渡せるので、一気に数値が上がります。

で、一度クリアして、再度初めからプレイすると、二周目特典として、
全ての武器を最初から持った状態&銃弾∞モードが選べるようになりまする。
装填する手間と時間がなくなりますので、かなり無敵気分が味わえますよ!


操作面で唯一気になったのは、まるで水中で動くかのような、慣性の効いたもったりした動き…
とにかくすぐには止まらないし、すぐには動き出さない。
なにかこう…何をするにもゆったりもったり…これ気になるし、ついつい移動キーを押す指に力入る…;
もしかしたら、わざとこういう設定にしてるのかもしれないけど、アクションゲームは反応速度がイノチなので…もう少しパキパキ動いてほしいな…

あと、アイテムボックスから何か取り出す時にも、説明文が見たい…!
どの武器がどういう特徴だったか、覚えてられないっすよ。
取り出して、シフトメニュー開かないと詳細がわからないの、不便でした。



最初「プレイできるかなぁ」と思いつつ始めたゲームですが、思いがけず楽しく最後までプレイできました。
敵の動きがゆっくりで狙いがつけやすいのと…あと、多分、判定が甘目なんだと思う。
ハンドガンで遠くから狙い打っても、吸い込まれるようにキッチリ当たるのがなんともいえず快感でした!

難易度設定が幅広いので、シューティングやアクションが苦手な人も大丈夫!
二次元と現実が入り混じるタイプのファンタジーな物語が好き&少年漫画的な展開が好き、な方にとくにお勧めです。
面白かったよ~

日照雨~そばえ~

2017-11-06 01:41:55 | フリーゲーム(ホラー)
日照雨~そばえ~
ホラー探索ADV・逃げイベント有り・パズルが大変
制作者:Note⇔Memo様

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日照雨って…そばえ、とも読むんですか?
普通にひでりあめって読んでましたっす。
漢字見ても「そ」とも「ば」とも読めないから、完全アテ字なんだろうけど…
なんか「蕎麦湯」とか思い出しちゃって美味しそう。(←全く関係ない)

話を戻して。日照雨。
えー、今作は、展開にちょっとアレな部分があるので年齢制限がかかっています。
また、何をどうやっても爽快なエンドとは言い難いので、後味悪いのが嫌いな方にはお勧めしない。
内容的には、酸いも甘いも噛み分けた大人の方向け…かなぁ???


ごく普通の会社員である輝は帰宅途中に白い狐と出会い、不思議な声に導かれるまま、見知らぬ屋敷に入り込んでしまう。
帰ろうにも玄関の戸は開かず、輝は仕方なしに、帰り道を求めて屋敷を探索してゆく。
あちこちに見つかる、悲惨な内容の日記と、輝を襲う、無残に焼けただれた女性の幽霊。
一方で、輝を導くように現れる男の霊は何者で、一体何を訴えているのか。


…という。ざっくり言うとそんな感じ?
基本は探索ゲーですが、やりごたえのあるパズルや、合間合間に挟まれる逃げイベントなど、バラエティ豊かな仕様を持つゲームになっております。
エンドは2+1エンド。初回は選択肢分岐で2エンド。周回でもう一つエンドが増える…感じかな?

一周目はパズルや謎解きで手間取って時間がかかるかもしれませんが、実はゲームボリュームはそれほどではありませぬ。
しかも二周目以降は面倒なパズルをスキップできたりするので…多分、初回の半分以下の時間で回れると思います。

そうそう。パズル。そのままの状態だとこれ、解けません。
大体、ど真ん中に縦3コマの花嫁がいる時点で、もうそこから右に鍵を出せないですもんね;
ポイントは「折る」を使う事。
折れるコマは人型のモノのみ。右下の部分に持ってくることで、ポキッ☆とやれます。
邪魔な位置にいる人型コマは全て折ってなくしてしまいましょう。
女の子と花嫁が消えると空白コマが増えて、なんとか鍵を出せるはず。

最初のコマを折る時には、これ折ったら死亡フラグじゃないの?とか、エンディング分岐に関わるんじゃないの?と迷いましたが…そんなことは全然なかったので、躊躇わずにどうぞ!
どっちみち、最後のカギも折らないと手に入りませんのでね。

そのほかの謎解きは、よく芸者さん?舞妓さん?がやる、扇子を投げる遊びの謎解き。
3回やって、合計点数を競う…らしいです。
甲と乙のうち、甲はもう3回目を終えているので、乙の最後の一回の手を作ります。
勝っても負けてもいけない…というヒントを参考に、点数が同じになるような手を作りましょう。
羽の置ける場所は多いんですが、扇子を置ける場所は3カ所しかありませんし。迷わないと思いますよん。


アクションイベント…逃げはけっこう難しめ?
うん、いや、回復ポイントはけっこうありますので、クリアできないほどではないんですが。
逃げ下手だと、けっこうダメージ入ります。
操作キャラの足が速いのはいいんですが、出入り口の判定が厳しくてですね…
案外ひっかかるのが部屋の出入り口の「襖」! 
操作を誤ると、敵が来てるのにわざわざ開け閉めしはじめて、追いつかれて、大ダメージ受けたりする…;

逃げイベの入るタイミングは決まっているので、その前には必ずセーブをしておきませう。
私は事前セーブから何回もやりなおして、ノーダメ、もしくは低ダメでクリアできるまで粘りました。

ちなみに、逃げイベは、いずれかの部屋の「行燈」にクリックすると逃げ切れるのですが。
大体2回使うと、行燈の火が消えてしまう?仕様のようです。
使える行燈がどんどん減っていきますので、常に「どこの行燈が使えて、どこに逃げればいいか」を意識して動くのが大切ー。
+αのエンディング・ルートでは、逃げイベントがほぼ倍になりますんで、ここ重要ですよ!

※この先、若干の内容のネタバレを含みます

シナリオは…最初にも言ったとおり、いろいろ後味の悪い…
うーん、でもどうなんだろう。最終的には、お似合い同士って気も?
どんな悪縁であっても縁には違いなく…愛と同様に、怨み憎しみも一つの絆と…言えなくもないの…かもしれない。
●し●され、幾度も繰り返すたびに、互いに深く強く繋がっていく…終わりのない物語。
なんちゅーか、ディープな世界だわー。

そうそう、立ち絵、スチルは、非っ常~に美麗です。
何か普通にハッピーエンドになってほしい感じの美男美女な絵柄だっただけに、よけいにラストが衝撃に感じましたね…
また、音楽もほぼ、このために作られた楽曲とのことで、オリジナリティあふれる一作になってます。


ホラー好き、逃げゲー得意&絶望耐性のある方におすすめです~
年齢制限描写は…シチュエーションとしてはアレなんですけど、グラ的には、そんなに露出があるわけじゃないので…男性諸氏はそこ期待しすぎないように!








なんだってお前はそんな奴にそこまで執着するんだ!と、ヒロインを小一時間問い詰めたい。




デットマンション

2017-11-04 15:29:18 | フリーゲーム(ホラー)
デットマンション
探索ADV・即死を楽しむゲーム
制作者:唐傘人形様

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夏にアツマールのホラゲトリビュートで公開されていた作品です。
好きな雰囲気のゲームだったんですが、当時は、ネコパズルで詰まって記事書けなかったっす…
ほぼ毎日新作が出てくる企画だったので、セーブデータを何日も保持しておけなかった…

あれから時間が経ち、DL版(セーブデータがいつまででもとっておける!)が出て、動画・攻略も出揃ったところで、やっとエンディングが見られました…長かった、長かったよ…


さてさて「デットマンション」
主人公は「デュラハン」の女性、ペーティ。
ホラーRPG好きな方にはお馴染み。首と胴とが別々なゴーストでございます。
彼女は何やらずっと探しているものがあるようで…今日も「首」が感じる予感のままに、とある洋館にたどり着きました。
ペーティを迎えてくれたのは、ロジーナ、シャーマ、ベージュ、ワゴンの4人のゴースト。
探し物のためにこの洋館をくまなく探索するには、彼らの持っている「鍵」が必要です。
彼らの話を聞き、望みを知り、なんとか鍵を手に入れましょう。


プレイしていただければ、すぐわかりますが一言で言って「死にゲー」です!
あっちこっちに即死罠がいっぱい。むしろ、死にイベを楽しむゲームと言えましょう。
セーブロードはどこでもできますし、即死した場合、リトライ機能があるのも便利。
そしてメインシナリオは、なんだかんだと一本道なので、迷うことはない…と思います。
(ただ、最後の最後のゴーストのイベントは、もしかしたら持ち物によっては詰むかもしれない?ので、
 セーブはこまめに、複数で残しておくのが可)

一番の問題はネコパズル…!
どの炎をどの猫に食べさせるのか、最終的に出口まで行くのはどの猫なのか。
動かせるパターンがいっぱいありすぎて、どうしていいのか途方に暮れるっていう…;
私の場合、手前左の猫をいつも最初に動かしてしまっていたのが敗因でした。
ちょっと検索すれば動画も攻略も出てきますので、詰まった方はググってみてね。

最終的には、ペーティの探し物は見つからないのですが…
ある、意外な事実が明らかになります。
…デュラハンの定義って一体……


シンプルな死にゲーが好きな方におすすめです。







しかし、全篇通してセリフや言葉が、なんというか…翻訳風?な感じなんですが…
もしかして作者さん、海外ツクラーの方だったりするんでしょうか?
タイトルも、アツマールとDL版でかなだったりカナだったり、表記ゆれがあるようだし。
いやしかし、ネタに「ゆっくり」が出てきたリ、妙に馴染んでる感じもあるような…?

Ghost Village2

2017-11-02 12:18:57 | フリーゲーム(ホラー)
Ghost Village2
探索ADV・壊し屋シリーズ・布団は必ず調べよう
制作者:九路助様、氷織荊様(蔓桜

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「Ghost Village」「7 crime Alice」の作者様ですね~
初作の「Ghost Village」の二作目になります。
今作では、一作目で、ほぼ敵役?として出てきたキャラと仲良くなれますよ!


記憶と声とを失くして目覚めたそこは、死者と妖怪と神々が住む「冥府」と呼ばれる場所だった。
「死神」が言うには、どうやら自分は死にかけて、魂だけがこちらの世界へきている状態らしい。
『現世へ戻るには、3人の管理者の試練を受け、バラバラになった「心の欠片」を貰わなければならない』そう言われるまま「夏」のエリアに行った主人公に、管理者である「鴉」は告げる。
欠片を与えるための試練…代償として、ここでしばらく働いてもらう、と。


前作同様、キャラがどっさり一度に大勢出てきます、が…「彼らが暮らしている場所」での話とあって、それぞれのキャラの魅力が詳しく語られ、個々の認識・区別がつきやすく、「これ誰だっけ?」みたいな感覚はほとんどありません。
グラフィックもより整って、みんなカッコよくなっておりますよ~

死神、竜神をはじめ、いろんな妖??幽霊??が混ざりこんだカオスな世界。
とはいえ、そこには独自のルールがあり、社会があり、常識があり…キャラも全能ではなく、ある程度それらに制限されながら暮らしている。こういう、きちんと世界観を作った物語は好みです。

そこに混ざりこんだ主人公「緑髪くん」は、現世でワケアリな男の子。
現実での彼は、リアルすぎるほどリアルな状態に置かれています。
心のカケラは、不完全な状態であっても現世に戻ることはできるのですが…
まあ、大方の予想通り。バッドエンドになってしまいます。
ただ、このエンディング、欠片をいくつ持っているかで全部違うんですよね。
ゲーマーとしては、やはり見るしかないでしょう!!

そして、全てのカケラを集めた…と思った先には、意外な事実が…!
このあたりは、きちんと登場人物たちの話を聞いていると、たぶん、予想がつくかもしれない?


そう、人の話を聞く…この物語をきちんと把握するには、実は、これがけっこう重要です。
実は、言われたことをただこなすだけならば、このゲーム、ほんとに短時間で終われるんですよ。
でも、全住人の話をきちんと聞こうと思うとね…;
一つ話が進むたびに、ほぼ全キャラの会話が違っていきますし、しかも、昼夜では聞ける話が違ったりするので…そして、その会話の中で、住人同士の関係や、過去なんかが語られてみたり。

これ、あますところなく愉しもうと思うと、すごく時間のかかるゲームになると思います。
ただ、プレイ上、必須なことではないので…そこまでできないって思う方は、個人的に気になるキャラだけを追って話しまくるというのもイイんじゃないかな?

ちなみに、私は黒部さんには欠かさず話しかけてました!
黒部さんは渋くて素敵なキャラでしたよ~ 
他人に厳しく幼女に身内に極甘なのもイイ。
本性がクワガタっていうのも、何か正統派でいいっすね。
もっとおどろおどろしい感じの虫で来るかと思ってた…

王国でのアレコレを聞く限り、女王様はたぶんカマキリ系なのでしょうか…
私はムシ系が平気な人なので、会話で聞ける、昆虫系の方々の生態?とか暮らしぶりが興味深かったっす…
ていうか、蛾ってモフモフしてて、動きがトロくさい感じが可愛いと思うんだが。


システム面も、動かしやすくて良い感じでした。
唯一残念な点をあげるとすれば、「どこでも昼夜切り替え」が欲しかったってことですかね…
エリアごとに、ベッドや布団まで移動して切り替えなきゃならないのが、何気に面倒なんですよ。
後半は、これが面倒すぎて、春エリアの夜の会話はほとんど聞いてません。

前作をプレイしてもしなくても、楽しめる作りだとは思いますが…
もしこれがお気に召したら、前作も合わせてプレイすることをおすすめします。
アリスも可愛いぞ!!










鴉さんの特殊能力…便利と言えば便利だけど…
いろいろ見えすぎたり、わかってしまうことは、周囲はともかく本人にとって、そう幸せなことではない…ような気がしました。
きっと、よほど精神力が強靭なんだな…さすがもと●●!