鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

夢幻の館

2017-01-28 00:37:39 | フリーゲーム(ホラー)

夢幻の館」 初見殺し・探索&アクション
制作者:真紅の息吹様

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やっと念願の自力クリアを果たしたぞ!

初期バージョンで、セーブしようと来た道を戻ったらハマるバグに遭ってやる気を失い、忙しい時期だったんでそのまま放置してましたざんす。
気が付けば修正されてましたので、再びDLしなおして再プレイ。

…いや、時間かかりましたー。
こんなにボリュームのある、やりがいのある探索ゲーは久しぶり!
ほとんどのオブジェクトが調べることができて、一つ一つ、個別の文章がつけられているので、部屋を一通り調べてまわるだけでも、かなり面白い~
シナリオ的には、「不思議な館に誘い込まれたので脱出しよう」ってだけなんですが、マップは広く部屋数も多く、謎解きもアクションもバラエティに富んでいて、とても楽しかったです。

ゲームとしては、ほぼ一本道で、その時できることを全部やればいいだけ、なんですが…
ものごっつい死に覚えゲーなんですよね。コレ。初見殺しめっちゃ多し!
一仕事終えて、油断した時の不意打ちとか、どこに逃げればいいかわからない迷路の逃げイベとか。
逃げもけっこう長めで、しつこくねちっこく追撃してきますので、苦手さんはけっこう大変!
アクション下手な私の場合、死にポイント1個につき3回くらいやりなおすので、余計にプレイ時間がかさみましたわ…

あと謎解きも、アイテム持ってるだけだと使ってくれないんですよね。
いちいち「ここかな?」って場所で選択して使用しないとだめだったり。
水汲む場所とか、けっこう悩んだわ…
もちろん、鍵も、扉の前に立って使わないと開かないので注意のこと。

エンドは全部で5つ。

一番いいエンドを見るには、3つのキーアイテムが必要です。
うち一つは探す場所のヒントが出てきますし、一つは普通に探索してれば手に入ります。
ただ、残る一つ…最後に手に入るアレが、私にはさっぱりわかりませんでした。
結局実況のお世話になりましたが…どっかにこれ、ヒントありました?

残りのエンドは大別して2ルートに分かれますが、その分岐ポイントは、途中で人形を同行させるかどうか、です。
とはいえ…ここ、それまでの手記や日記を読んでいたら、無下に断れないよねぇ…

この部分だけでなくこのゲーム全体に言えることですが、プレイしていて、とても人間心理をついている…というか、プレイヤーの誘導(あるいは嵌め技)がうまい作者様だと感じました。
この伏線で、この情報をここで出し、それに基づいてこう行動するだろうプレイヤーを…ここで抹殺!
みたいな展開が多すぎて、そのたび気持いいくらい見事に殺されるのが、むしろスゴいなと。
(単に私が単純なのかもしれないが…;)

しかし…セーブデータのワクが4つしかないのは、プレイヤー泣かせでした。
分岐ポイントがけっこう中盤にあるため(大体ヒマワリあたりとカボチャあたり)アクションごとに細々セーブしてると、大体初回は「もうあんな前まで戻れない」と泣くことに…
たぶん、作者さん的には、一回は最初からやりなおさせること前提で作ってるとみた。
でも、二周目だと、1周目ではわからなかった部分に目が行くんで、これはこれで面白いかも…
一番最初の寝室に、さりげに黒い水晶飾ってあるとか…


オープニングの、館に入る前段階から、エンド後に家に帰る道、そして帰ってからの展開に至るまで、手抜きなく丁寧に作られているゲームでした。
おすすめですよ~^^

煙町

2017-01-26 12:08:39 | フリーゲーム(ホラー)
「煙町 KEMURI-MACHI」 ザッピング型探索ホラー
制作者:HIJIKI様(くらげのかえり道

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「ハンプティ」や「夢間急行」など作られた方の作品ですね~
今回は、登場人物の視点を切り替えながら進む、ザッピングを使ったホラー作品です。
基本は一本道で、謎解き難易度は低め。
他の人に影響するエピソードには、ちゃんと目印ついて、ヒントも出してくれてます。
ただ、グッドエンドに至るには、特定の場所である行動をとらなければなりません…
そのヒントは、作者様のサイトにて!…これ、私は自力ではわかんなかったなぁ…


さて、舞台は、巨大なごみ処理場の煙突がシンボルとなっている「煙町」
そこに出現する「ヤミノメ」と呼ばれる悪霊を、複数の登場人物の視点で渡り歩きながら、なんとか退治するゲームです。

最初の被害者が…すごく意外でした。えっ!?って思ったもの。
それ以前&それ以後の誰かの行動で、これを覆せって話なのかと思いましたが、そんなこともなく…
あとがき読んだら、どうやらその意外性は、作者様の狙いだったらしい。

個人的には便利屋弟のキャラが好きです。
なんだかんだと人助けしてるし、物語の中で一番重要な人だと思うの!
…そう、グッドエンドには、彼の存在が不可欠なのでした。

ちょっとだけ逃げがありますが、ある程度引き離すと敵は追尾せず、遠くでモタモタ動いているので、何回か挑戦すればなんとかなるかと…
最後の20秒間鬼ごっこは、グッドの敵が多いバージョンだとやや苦戦するかも?
バッドだと「陽動が甘かったか…」というので、ちゃんと引き付けないとダメかな?って気になりますが、実は影響するのは、それ以前のエピソードの行動です。
無理にひきつける必要はないので、逃げに徹してくださいな。


ザッピング…昔、チュンソフトで街を出して以来歴史は長く、ADVとしては面白いシステムだと思うけど、フリーでは一部の人以外あんまり使う人いない印象…?
(って私が単に、存在を知らないだけかもしれないけど;)
複数の主人公&複数のシナリオを操るタイプだと、調整が難しいのかなぁ…
今作のように、一つのシナリオを全員で解決していく方向の使い方だと、プレイヤーもシナリオの把握に手間取らなくていいかもしれない~


Birth World

2017-01-21 23:24:16 | フリーゲーム(ファンタジー)
「Birth World」 誕生日祝われゲーム・命がけの祝福の代償
制作者:りんねぐりっど様(Fickle Closet

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誕生日だというのに、友達からのお祝いの言葉も、
SNSのメッセージもメールもない、ぼっちの主人公、ショウゴ。
彼の前に、神を名乗るものが現れてこう言った。
「望むなら、その状況を変えられる」と。
神が提示する試練を受けるため、ショウゴは、
誰もが自分にお祝いの言葉をかけてくれる、不思議な世界へ…

基本は、祝福を受けて、自分が欲しいと思っているアイテムを作ること。
現世へはいつでも帰ることができますが、それまでに作ったアイテムの数で、
エンドが分岐していきます。
また、特定のキャラからの依頼を達成することで行けるエンドもいくつかあったり。

とにかく出会う誰もが「おめでとう!」って言ってくれるため、
なんだかすごく心温まるゲームだなぁ~と、思ったんですよ…
ええ、最 初 は ね …?

何回も祝ってもらうと、相手が死んでしまうという、
すごく後味悪いシステム設定には、意味があります。
実際にプレイして、いくつかのエンディングを見ると、
ゲームに対する印象はがらりと変わることうけあいですよ!

フフフ…どう変わるかは、実際にプレイして体験してみてね~
ただのハッピーゲームかと思ったら、ぜんぜん違った!



それにしても、確かに、SNSには誕生日通知がありますねぇ…
ある程度の年齢超えると、誕生日なんて全くメデタクないんで、
余計な機能だとしか思わないんですが。
作中のように、「通知機能」オン状態なのに、
誰もアクション取らないっていうのは、確かに寂しいかもしれない。

まー、でも、実際にきちんと一人ひとり誠意ある対応をしようと思うと、
そんな大勢と一気には、付き合ってられないと思うので。
うわっつらの付き合いの人100人に、次の日には忘れられてる誕生日を祝われるより、
本当に気の合う友人数人とバカ話するほうが、私的には十分満足だなぁ

深淵の辺

2017-01-20 00:54:24 | フリーゲーム(ホラー)
「深淵の辺」 ホラー探索ADV・クトゥルフ神話・ある意味乙女ゲ
制作者:花鹿ノコ様(花蒲鉾のアジト【仮】

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ほぼ1年近く前にアップされたゲームになります。
クトゥルフ神話がベースの探索ADV、ちょっと逃げアリ。

ざっくり説明すると、病院で看護師として勤めるみぞれちゃんが、
クトゥルー神話の神々に気に入られて、いろんな世界を経験する話、です。

このゲーム、雰囲気が好きなんですよね。
いろいろクトゥルフをテーマに使った商業作品が増える中で、
日本のそれは、原作から離れた独自のものになりつつあるように感じます。
二次的な作品から入った場合、最初に触れた世界がその人の「正」に
なってしまうのは仕方ないのですが…
昨今は、ジャパナイズされた印象のものが当たり前になってきている、というか。
もちろん、そっちのほうが日本人の好みにはあってるんだと思うんですけどー

私感ですが、クトゥルフは「人間が理解することを拒む」物語だと感じます。
ひとの常識に照らして、共感できてはいけないと。
そういう意味では、このゲームは、原作の雰囲気に近い、ように思うのですよ。

まあ…神々にいきなり普通の女性が好かれて巻き込まれる、っていうのは、
人によっては地雷なのかもしれませんが。
しかし、彼らに好かれようが嫌われようが、関わる人間にとって、
それは迷惑かつ悲劇でしかない、という展開だとか、
香りや音や暗示で、みぞれちゃんが、いとも容易くおかしくなってしまうところ、
そして呼び出されたヴルトゥームたちの、
全く意思疎通のできない「無機質な存在感」は、かなり良いと思います。

最後に、黄色い人の手を取って迎えるエンドは、
果たしてハッピーエンドと言えるのでしょうか?
みぞれちゃんは、本当に自分の意志で、その手を選んだのでしょうか?

彼らにとって気に入った人間を手に入れるのは、
綺麗な花をむしり取ってプリザーブにする程度のこと。
花自身の意志など考慮する必要もなく、
摘まれた時点でその命が失われるということも、たいした問題ではない…

そんな複雑な気持ちになるラストが好きです。



途中で逃げが何回か入りますが、
最初のほうの黄色い人が、けっこう足早くてギリギリ。
一回でクリアするのが難しいかもしれないので、セーブはこまめにどうぞ~


罪の国 Part1

2017-01-18 13:35:00 | フリーゲーム(ファンタジー)
罪の国 Part1」 探索アクションADV・罪人の島から脱獄せよ
制作者:雪国様(ブログ

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世界中で増え続ける犯罪者を纏めて収容するため、
海の上に作られた「オルカ更生収容施設」
そこは、一度入ったものは、二度と出ることはかなわない、
更生施設とは名ばかりの、非人道的な死刑や処刑が日々行われる場所だった。
罪人はみな、死刑を告げられる日を待つだけの日々を送り、
逆らうものはその場で銃殺されていく。

ある日、死刑通達を告げられた少女ヴィオラは、
その夜、男たちに襲われ、逆に相手を殺してしまう。
ここで犯罪をおかした者には、実験体として、
死よりも恐ろしい運命が待っていた。

もう後は無いと決心したヴィオラは、
命を賭けて、島からの脱獄に挑戦する。


…さてさて。
今回はパート1…ということで、最後まではプレイできません。
ですが、かなり面白かったので、期待をこめてレビューをば!

かなりハードな設定と、世界規模の刑務所、
島一個使って逃走劇を作るという、物語の大きさに、
まず惹きつけられますね~
また、物語の進行が、非常にドラマチックでした。
場所が場所ですので、プレイヤーは常に出会う人を信じるかどうか、
迷いつつ話を進めていかねばなりません。
時には、心を許した人に裏切られる一幕も…

犯罪者のヴィオラちゃんだけでなく、
看守のイベルとのダブル主人公で話が進むのもいい。
この二人が、どこでどう絡んで、真実に迫っていくのかが楽しみですね。

ただ、状況が状況だけあって、ヴィオラちゃんは人をなかなか信じませんし、
自分が逃げるためなら迷いなく相手を殺しちゃいますんで、
そういうのが苦手な人は注意したほうがいいかなぁ

とりあえず、最後に仲間になったあの人は……
本当に信じていいのか、私的にはまだグレー。
身内が絡むってまずい気配じゃない??



操作感は…私がプレイしたの1.0だったので…
もしかしたら、いろいろもう修正してくれてるかもしれませんが、
一応気になった部分を書いておきますね。

まず、足そんなに速くないんで、基本はダッシュしっぱなしなんですが、
それにプラスしてAで攻撃とか、sで破壊とかしようとすると、
何かうまく認識しない時がある。
あと、探し物が難しい。ていうか、一定の方向からでないと反応しないかも。
一度探して何もないな…と思ったところを、別な方向から調べると話進んだりする…
ん…あと、匿ってもらったあとのイベントで、看守の目を盗んで逃げるイベント。
…道が一見箱で塞がれて見えますが……すぐ下を通れば抜けられます。
ここ通れないと思い込んでて、えらい悩んだわー

そして私が最大詰まったのは地下の逃げイベですが、
ここはもう修正されているようなので、これから遊ぶ方はきっと大丈夫ー

最後の時間制限の逃げは…根気です。がんばれ!


キャラグラも魅力的&とても演出上手な作者様です。
映画みたいな世界観に引き込まれるようにプレイしてしまいました。
まだの方はぜひどうぞ~^^




後編が楽しみだのう…


月葬ノージア

2017-01-16 11:08:46 | フリーゲーム(乙女)
月葬ノージア」 おねショタに見せかけた何か・RPGに見せかけた何か
制作者:オレヌマトオコ様(大人の道楽/人生七転八倒

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とある城のショタ王子に仕えることになった新米メイドのマチカ。
彼女の望みは「実家の借金を返すために玉の輿に乗ること」
念願かなって、王子の世話係になったマチカは、
玉の輿に乗るべく日々がんばる!という話…
…に見せかけた何か。

…なんていうんでしょう。
ファンタジーかと思えばSF。
ギャグかと思えばシリアス。
おねショタかと思えば……物体X???
いろんな意味で予想の上を行くゲームです。

ごく短くて、攻略も簡単なんですが。
多分、初回はみんなバッドに行くと思う…

攻略は作者様のブログにありますので、
あれっ? なんでバッド!?? と思った方は一読どうぞー

トゥルーエンドが非常に物悲しい…
ちょっと「セカイヲトメテ」に近い雰囲気の作品でした。




なんだかんだ一番平和なのはノーマルエンドかもしれない。

陰陽怪奇譚 ~外伝~

2017-01-16 00:09:00 | フリーゲーム(ホラー)
陰陽怪奇譚 ~外伝~」 和風ホラー探索・陰陽師
制作者:大喜係長(Twitter

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和風ホラーの「陰陽怪奇譚」の外伝です~

舞台はとある寝殿造のお屋敷。
帝の御子をみごもり、何者かの呪いを受けた秋月女御を救うため、
屋敷の怪異を暴いてほしい、との依頼に、
陰陽寮の文官、筧兼虎が調査に乗り出す。

何で文官が?と思ったら、前作とほぼ同時の出来事という設定なんですね。
追儺祭で他の陰陽師が出払ってるから、駆り出されたと…

しかし文官とはいえ、彼も立派な陰陽師。
多少ジミながら、ちゃんと特殊能力もあったりします。
どんなって? それは本編をお楽しみに!!


いくつものステージを、複数の陰陽師が担当した前作と比べ、
今回探索するのは、たった一軒のお屋敷です。
ですが、数種類の「封印」で道を塞ぎ、大きく回り道させることで、
ボリュームとやりごたえのある作品に仕上げてくれました。

そして薄暗い屋敷内を徘徊する、数々の蟲…
うん、今回も面白かった!

何しろ屋敷内は「暗い」です。
なのでダッシュで何も考えずに歩いていると、
蟲に当たってあっという間にHP削られてしまう。
一番ウロウロしてる赤い蟲、暗いとまた、すごく見ずらいんですよ…;

蟲の配置されている場所はあらかじめ決まっているので、
しっかり覚えて、気を付けて歩きましょう。

謎解きはそんなに詰まるとこなかったと思いますが、
私が一番悩んだのは「藍色の布」?ですね。
部屋の奥にある布を取ってこなくてはならないんですが、
そこは狭い道を二匹の蟲がウロウロしており、ぼーっとしてると挟み撃ちにあって死亡。
しかも例のごとく画面が暗くて、今どこに蟲がいるのかが、
一目ではわかりにくいマップになってます。

赤い蟲は、音を立てない限り襲ってきませんが…
通り道の真ん前にいたら、さすがに攻撃してきますんでね。
せっかく布にたどり着いても、その後戻れなくて死ぬとか、難易度高かった~

右の道は蟲が歩いてきてますので、まずは左の道を奥へ上がり、
一番上の道にいる二匹目がこっちに向かって降りてきますので、中の道を右側に抜け、
右上に上がり一番上の道へ…って感じで、私はクリアした…と思う。
上にいる蟲が十分降りてこないうちに布を取りに行くと、
すぐ戻ってきて逃げ場なく殺されますんで注意。

あとは…幻覚を見せる蟲? これ、耳栓があると楽なのかな?
私はかなり後まで耳栓の存在に気づかなくて、
死に覚えで道を探索しクリアしました。

耳栓はね…誰かが何かに悪戯したって記録がありませんでしたか?

学校の校長先生像の鼻になんか詰め込んでるとか、昔よく……えっ、ナイ?


日本家屋の「昏さ」に惹かれる方は、ぜひプレイしてみてくださいね~

花子召喚

2017-01-15 20:56:17 | フリーゲーム(ファンタジー)
花子召喚」 短編・探索ゲー・異世界もの
制作者:shigure2様

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MVのキャンペーンのおかげか、最近新しい作者さんの作品が増えてますね~
こちらも初作(と思われる)短編です。

あっさり系のグラフィックが可愛い。
特に花子ちゃんのグラがナチュラルで可愛い
性格が天然っぽいところも可愛い(大事なことなのでry)

キャラ同士のかけあいも面白くて個性的。
短いながらも何か惹かれる…
さらっと最後までプレイできて、バグにも当たらなかったし。

召喚理由があまりにもアレだけど、これ、
ちょっと捻ったら乙女っぽくもできそうだね~


ところで「花子召喚」ってググったら、
妖怪ウォッチばっかりヒットするんだけど…;;;
これって何か有名なネタかなんかを意識してつけたタイトル?

ネリーと人形の町

2017-01-15 11:28:06 | フリーゲーム(ファンタジー)
「ネリーと人形の町」 探索ゲー・人形の町
制作者:まれっふぃ様(公式サイト

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まず立ち絵が可愛い。
表情付けもいいし、差分も多くてよく動きますね~^^
線画の立ち絵に合わせたのか、全篇通してほぼ画面が白黒なのも、
いい味出してると思う…
ただ、謎解きによっては、解きにくくなったり(ドレス探し)
いきなり画面がカラーに戻ったりするので(ケーキ作り)
そのへんは統一してくれると良かったかな。

ネリーのほわほわした髪型やスカート可愛い。
ティルムの、へらっとした口元や、のんびりしたキャラには癒される。
ところどころ入るフラッシュバックでもわかるとおり、
最終的にはチョイ暗めのシナリオなのだけど…
ティルムがネリーに尋ねてくる言葉に、優しい記憶を思い出せたなら、
もしかしたら、違う未来があるかもしれません。

(嫌なことがあった時、これをやれば忘れられる?ってものある?
 みたいなことを聞かれた時の、デフォルトで入ってた言葉には笑った~)

謎解き難易度は決して高くはない、と、思いますが…
間違った?選択をしても、先には進めてしまうシステムなので、
良いエンドを見たい場合は注意が必要です。

ドレスは好きな色を忘れてしまったお姉さんを。
歌い終わった後、もう一度話しかけること。

警備員は建物の隣に立ってる動かないやつ、木は町の中だけ。
終わったらもう一度話しかけ、イライラしてる様子を確認してください。
(私は初回ここで間違えて、お菓子やの届け物を渡せなかったっす)

ケーキはこんがりした色の生地を選び「1段目」は下の段。
うまくいったら、今度は役所に届け物を頼まれます。
届け物のあとは、報告するのを忘れずに。

グッドエンドの条件を満たした状態でも、
最後の選択次第で、全エンド見られますので、
一番最後、ティルムと別れたあとにセーブしておくといいかも。


あとはですね…主にうちのメモリ不足マシンのせいだろうけど、
プレイしているうちに、どんどん画面が重くなってギクシャクしてきます。
これは、たまにMV製のもので見られる挙動で…
一度セーブして立ち上げなおすとマシになることが多いかな~
もし同じような状況になった方がいたら、試してみてくださいな。

クリノイディア Ep10.Ep11

2017-01-14 18:03:59 | フリーゲーム(乙女)
「クリノイディア 風の章 Ep10.11」 ビジュアルノベル・肌色注意・キーラ最強伝説
制作者:Layla様(公式サイト
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Ep10.11は、内容の密度がすごく濃くて、
どこを語ればいいものやら悩みます…

とりあえず、キーラさんは最強でした…!
行動的で男勝りなのに、決して下品ではない。
しかもブリーダーの才能に、さらに商才もあるとかすごいな…

派手で激しくて、力強くて、存在感があって、すごく「火」っぽい。
キーラって名前も、キラウェア火山を連想しますね~
あの山の、輝く溶岩で身を飾っている姿は、ゴージャスな女性そのもので、
いかにもキーラのイメージにあっていると思います。

今回、イーディスは火の家が用意したドレスを着せてもらうのですが…
そのチョイスが…深紅のサテン!!
イーディスは基本なんでも似合う美人だけれど、
性格的に考えても、この色は絶対自分では選ばないよね…
それをあえて持ってくるとは…


着替え終わった後、やってくるビクターとの絡みがまたイイ!
「あの」誰に対しても動じない不敵なビクターが、
キーラの前では手をモジモジしながら冷や汗かいて喋ってるのを見て、
ニヤニヤが止まりませんでした。母は強しww
イーディスには丁寧な言葉遣いをしていたキーラさんが、
ビクターのことは超ゾンザイに扱ってるのも笑うw

このお母さんに仕込まれてるから、
ビクターは女性への礼儀がしっかりしてるんだなぁ…
……この際、ランダルも一度、仕込みなおして貰うべきかも。

そのあと、火の家では、かねてから伏線のあったエルの献上シーンが。
そして、なんとも含蓄のある、火の家に伝わるタペストリーの話が出てきました。
戦死者を包むときにも使う、と言った時のビクターの脳裏には、
もしかしたら、急逝してしまった従兄の姿があったのでしょうか…

深紅のドレスを纏って、風の家に帰ったイーディスを待っていたのは、
ランダルの空気読まない一言。
……いえ、いつものことです。なんとなく予想はつきました。

まあ、赤も似合わないわけではないけど…一番ぴったりって気もしない、よね。
きっとイーディスに一番似合うドレスは、いつの日か、
イーディスにベタ惚れになったランダルが自ら選んでくれる……はず!?

続いてEp11。珍しく冒頭に注意書きが入っています。
冒頭は水の家のアリオン。
片思いでも水の家の男の「愛する」資質は満たされるのか?
と神官マテウスに尋ねると、マテウスは、
「水の家の男は愛するものを見出さずにはおれないのだ」と答える…
そこから!まさかの!ルイスお兄ちゃんのエピソードへ。

…道理でルイスお兄ちゃん、イーディスに冷たいと思った…
愛するものを見出さずにはおれないって…女でなくてもいいんだ…

お兄ちゃんが言ってるアイツって、まだ出てきてないあの人のことでしょうか。
5日後の舞踏会で…一体何をする気なのか…
王子様の殺害?それともお姫様の誘拐??
なんにしろ、その場には土火水風の当主が揃い踏みのはず。
突然のトラブルに、それぞれがどう動くんでしょうか。

あ、でも、その前に土のエドガーのところを尋ねるイベントがあるのかな?
のび太くんぽかった子供の頃はともかく、エドガーは今までの本編を見る限り、
なかなか穏やかでオトナな見識を持つキャラのようですが…
イーディスと出会うと、どのキャラも、みんな違う一面を見せてくれますから~
一体どんなことになるのか、ちょっと楽しみですね。

そのあとは、肌色注意!!なシーンになります。
イーディスは髪を上げると、いきなり大人っぽくなる~
色白いな~ プロポーションもいい。
うーん…この状況で我慢出来たらその男は賢者でしょうねぇ…

ここでイーディスが恥ずかしさのあまり逃げ出したのを見て、
一瞬、また、子供みたいなランダルが拒否されたことに拗ねて、
不条理に当たり散らすのではと心配しましたが…
少しづつでも、確かに二人の距離は縮まっているようで。

真夜中に、嵐の音に怯えたイーディスがエルを心配して馬小屋に行き、
そこでランダルに出会ったとき、その優しい態度にホッとしました。
風の家のタペストリー、きっとイーディスが織るんだろうな…


ざっと感想を書き散らしましたが、
ep10.11は、火の家・水の家の人々の話に、ランダルとイーディスの恋模様、
天変地異の前触れ、舞踏会の招待、そして反乱の前触れ、と、
重要な伏線の多い章になってます。

舞踏会まであと5日…さて何が起こるのでしょう。
とりあえず私が一番気になるのは…
(多分アリオンが選ぶだろう)イーディスのドレスかな!←w
きっとアリオンの趣味に、ランダルは文句をつける。
だけど内心では「似合ってるのがムカつく」とか考えてるんじゃないかと予想ちう^^