鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

ばちあたり中

2005-09-30 12:40:57 | 雑事

ある方にメールで、
「腹を壊したって? 何拾い喰いしたのよ!」
と返信したバチが当たったのか、
一昨日からいきなりの下痢。
そしてゾクゾクと強烈な寒気。
昨日、病院へ行って測った体温38度7分。

あちこちの関節はギシギシ痛いわ、
下痢のせいで鈍い腹痛が続くわ、
一日中寝てると腰は痛いわ、
熱のせいでアタマは痛いわ、
食欲は無いわ。

さすがに昨日は一日倒れて寝てました。
先日、ビデオの録画を間違えて、非難を浴びたうちのダンナですが、
昨日は自分も風邪気味ということで会社を休み、
子鬼の園バスへの送り迎えやら、病院の付き添いやらしてくれまして、
かなり昨日一日でレートを上げた模様です。

今日現在、熱は下がりましたが、
まだお腹の調子が…ううー。
これはきっと、祟りだわ祟り(笑)

***

一日何もしないと、家の中がすごいことになってます。
私はもともと、片付けは超★苦手なダメ主婦なのですが、
ダメはダメなりに、多少は役立っていたんだなぁと、
部屋の様子を見ながら再確認。
いや、いっそキモチイイくらいの散らかりっぷりですよ。ハイ。

寝込んで資源ごみ捨て損なっちゃったよ…一番かさばるゴミなのに…

***

バッタだのコオロギだのを飼っている関係か、
我が家の昆虫飼育スペースに小バエが湧きました。
殺虫剤は…使えないよねぇ、やっぱ。

くそぅ。なぜ今日になって気付いたんだ自分!
こんな体調の悪いときに!
でも、見たからにはなんとかしたいのよぉーーー(汗)

***

ホラー? なフラッシュ? ゲーム?
単純に、99個ある不思議な部屋というか情景を巡っていくフラッシュです。
何もしなくても先に進める部屋もありますが、
特定の場所をクリックしないと先に進めない場面も。

個人的に、廃墟っぽいうらさびた感じが好きです。

99rooms

ドラマ最終回いろいろ

2005-09-27 10:57:48 | 雑事

ドラマ最終回いろいろ。

色々と言っても、今クールは「海猿」「ドラゴン桜」「女王の教室」をぽちぽち
見たり見なかったりしていただけなのですが(笑)
ドラゴン桜なんて、ダンナが録画時間間違えて最後の15分入ってないし。
…そこが一番重要なのにぃぃ(涙)

とりあえず、一言づつー。
***
「海猿」

映画と違い、どんどん話が深刻になっていってしまい、どうしようかと思いました(汗)
環菜と仙崎の関係も、最初の軽ノリから、どんどん深みに嵌っていって(?)
恋愛感情が消えかけている放映開始時→結婚前提当たり前、
恋人が命張ってても信じて待ちます!という状況に…
すごく感動的ではありましたが…本当に、この先遠距離になっても大丈夫かいな(汗)

うん、いや、感動…することは、するのよ…。命を懸ける仕事は男のロマンやね。
ただ、あの…池澤が死ぬ丁度その時に子供が生まれたり、
下川隊長が、仕事が原因で離婚した娘ともう二度と会えなくなるって時に
都合よく娘の身に海難事故が起こり、助けるのが隊長本人だったりと、
「あの、ちょっと…そこまでやる?」と言いたくなるご都合主義が気になって…
うみゅ。心底ひねくれものでスマン(汗)

最近のドラマでは、どうも盛り上げにわざとらしさが目について仕方ない。
海猿でも、常に気になったのが、クライマックスで流れる音楽。
映画のときは、すごく画面にぴったり合っていて感動したのに、
ドラマでは毎回毎回毎回毎回(!)流されすぎて、全然重みも感動もあったもんじゃないよ…
もう、音楽聞いただけで「あー、来る来る」と思うパブロフの犬と化してしまう(笑)

ドラマのやりすぎ感については、もしかしたら一週間に一度、っていうドラマの
放映時間のせいもあるのかもしれないっすね。
毎回ちゃんとストーリーに小ヤマ場というか「見所」を作っておかないと、視聴者は
毎週見ようって気にならないだろうから。

そんなわけで「海猿」…後半はちょっと飽きた。仙崎が悩みっぱなしだったし…。
もう少し合間合間に、息抜きみたいなコメディっぽい話や、
ふつーの心温まる話を挟んでくれたらまだ良かったなー。
***

「ドラゴン桜」

口に出して言おうとするたびに「どらごん…さくら? どらごんざくら?」と
悩んでしまう題名でした(笑)
最初から見てなかったから、タイトルの由来がわからなかったんだよぅ!!
しかし、阿部さんて、さすがに演技上手いですよね。
最近のコマーシャルで、セキスイハイムの「となりのハイムさん(このネーミング/汗)」
というシリーズCMがあるのですが、この中での彼の「少年の瞳」演技には脱帽(笑)

うー、ストーリーについては、一番重要な最後の15分を見逃したので(汗)
たいして語ることも無いのですが…

長澤まさみ綺麗になりましたよね(笑)
セカチューの時は、もっと普通っぽいというか、健康的な感じ(?)のお嬢さんだった。
役柄のナチュラルなイメージは変わらないけど、今のほうがずっと可愛い。
女の子って、芸能界入るとあっという間に垢抜けちゃうね~。

最後に、東大受験で受かったのが全員でなかったことに、へぇーと思いました。
全員がスパっと受かってしまったら出来すぎてるよなー、とは思ってはいたのですが、
長澤まさみ演じる直美が、家の事情で受験不可能になったとき、
ああ、学力の問題でなく、こういう、不可抗力な形で全員は受からないようにするのか、
と思ったのですよ。なんだ、アマイな、と(笑)

そしたら…二人はフツーに落ちちゃったから、おお!と思った。
(ここらへんまではちゃんと見たのだ)

もともと、ストーリー的には東大合格を目指していたとはいえ、
根本的なテーマはそこには無いように感じていたので、
受かった人間、落ちた人間それぞれのその後において、このドラマの全てが決まる!
とか(大袈裟に)考えていたのです。
そしたら…最後15分入ってないんだもんなー…(しおしお)

てなわけで、特進クラス6人のその後を、きちんと書ききってくれたブログの記事に
(無断)リンクさせていただきました。
(3)というタイトルでもお判りのとおり、最終回だけで17日と19日にわけ
3つの記事を書かれており、どれも読み応え充分、そして何より、
ドラゴン桜という作品への「愛♪」が感じられる素敵な記事です。

D.D.のたわごと「ドラゴン桜最終回(3)6人の未来」
***

「女王の教室」

最後には、クラス全員がマヤの真意を汲んで慕うようになったことは、
嬉しい半分、ちょっと寂しい。
ストーリー的に仕方ないんだろうけど、子供たちは主要キャラクターの数人のほかは、
周囲の動きに左右される「その他大勢」にしか見えず、
自分達でちゃんと考え、動いているようには見えなかったのさ…

誰かが「こうだよね?」と言えば「私もそう思う!」
和美が「でも、こうじゃない?」と言えば「そうかもね」と応じる。
実際の子供たちも、こんな風な部分があるとは思うんだけど…
その動きがイワシの群れよろしく、足並み揃いすぎているようなのが目についたかな(汗)

援助交際のシーンは、よりにもよって、何でエンコーだよ!と突っ込みを入れたくなりました。
それだけ、マヤの神出鬼没っぷりが凄かったということでしょうが、
普通助けられないぞー危なすぎだぞー(汗)
そして案の定、危ないことになって、女生徒が「キャーーッ!」と叫んだ瞬間!
子供たちの期待を(視聴者の期待も/笑)外さず、マヤが出てきてくれた時は最高嬉しかったです(笑)
しかもちゃんと動きやすいようにパンツスーツで! 凄いぞマヤ!
もしかしたら、あんなギリギリに助けに来たのは、どっかで着替えてたとか?

子供たちを助けた後で、マヤは、初めて本気の怒鳴り声をあげましたね。
それまでは、どんな時も声を荒げることはなかった彼女の、本気の怒号は、
生徒達が危険に晒された時だというのが、いかにも「いい先生」ってカンジでした~。

そして卒業式の日、卒業式の真っ最中に(笑)抜け出して、
教室に集った生徒達に向かってマヤが言った
「…何やってるの」の一言は、非常にらしくて良かった(笑)
仰げば尊しに涙ぐみながらも、最後までポーカーフェイスを貫いて、
一度も振り返らないところもお見事~。いや、やっぱり格好いいから!

ちなみに、最後に、偶然再会した和美に、マヤが見せた微笑は、
あまりにも晴れやかすぎてビビリました(笑)
おそらく、こちらが本来の彼女の顔だと言いたいのでしょうけどね~。

***
思ったまま、つらつらと書き連ねてみました。
大体、こんな感じ…

次回クールは、ついに、鬼嫁日記ドラマが始動!
今クールは重いテーマで頭使う話ばっかりだったから、
次は思いっきりギャグなやつが見たいところでした。タイミングいいかも。
人気ブログのアレが一体、どんな話になっているのか楽しみです。

七人のおたく

2005-09-26 04:21:16 | 映画(邦画)

「七人のおたく」 1992年
監督:山田大樹
出演:南原清隆、内村光良、江口洋介、山口智子、益岡徹、武田真治、浅野麻衣子、中尾彬

***

「君も同じ目をしている」
電車男でいきなり振って湧いた昨今のヲタブーム(?)のせいか、
先日テレビで再放送してました。
すげー、懐かしいー、と思って思わず見ちゃったり。
もう10年近く前に録っておいたビデオがあるのに!(笑)

そんな古い作品のビデオが録ってあるのでもおわかりの通り、好きだったんですよー、これ。
キャストも、こういう映画のわりに(!?)後々ドラマで主役張った、
江口洋介とか山口智子とか、武田真治とか出てて、けっこう豪華なんですよ。
しかも、主要キャストでは無いですが、作中ではアイドル役で京野ことみが
フリフリドレスで歌ってたりもして(笑)

確かそのころって、確か1年か2年前に宅八郎とか出始めて、世間に
「オタク」という言葉が浸透した頃だった…と思う…
(ウロ覚えなので確かではない)
なんかテレビ見るたびに、宅八郎がリカちゃん人形握って出てたような覚えが。
今は、電車男のせいか、オタクといえばアキバで漫画でゲームでアニメ美少女~
ていう感じだけど、そのころはまだ、ジャンルについてはそれほど固定イメージがなかったかも。
そんなわけで、この作品の中では、ミリタリーヲタ、格闘技ヲタ、パソヲタ、無線ヲタ、アイドルヲタなど、様々なヲタクが登場します。
この映画を見ると、元祖ヲタクの真髄がわかるかもしれません(笑)
(わからなくてもいい~という意見は却下/笑)

===

自分の趣味にのめり込み、日夜、自分の全てをつぎ込む様々なオタク達。
今日も平穏に(?)過ごしている彼らの前に、ある日、戦闘服を着た謎の男が現れた。
独自の価値観を持つ彼らに、それぞれの心を掴む言葉で仕事の勧誘を果たした彼の名は星亨。
日常生活を戦場とするミリタリーオタクである。

勧誘された一人、パソコンオタクの田川は旅行気分で星の言葉に乗り、彼女を伴って、
仕事の現場である離島にやってきた。
そこに集まる異様な人間達に驚きながらも、さっさと頼まれたことを終えてしまおうと、
言われるがままにパソコンで音声を合成する田川。

合成した音声で網元の家人をおびき出し、その家の子供を浚うことが星の目的だったが、
離島の網元といえば、その場所の最高権力者。
また、オタク達のコダワリや付け焼刃の実力が災いし、手下の漁師たちに囲まれあえなく失敗。
その後、集められたオタクたちは、ティナと名乗る外国人女性の口から事の次第を知る。

島の網元と結婚したものの、その仕打ちに耐えられず子供を連れて家出した、外国人妻。
その後、子供は父親に、跡取り欲しさに半ば人攫い同然に連れ去られる。
ティナの隣の部屋に住んでいた星は、義憤に駆られ(ついでに実戦を経験したい一心で)
その子供を取り返そうと決意したのだった。

一度は失敗して解散したものの、それぞれの事情から再び星のもとに集結するオタク達。
果たして、オタクとしての脆さや弱さを克服し、子供を奪還できるのか?

***

オタクの姿がねー、リアルなんですよね(笑)
趣味にのめりこむと周りが見えなくなるところとか、世間の常識から外れてるところとか。
譲れない拘りがある一方で、世間的な実力は今ひとつだったりするところとか。
最後に出てくる七人目のオタクなんかは、出てくるなり作戦行動のためのジオラマを
作ってくれるわけですが、その時点で「もうこれ以上は協力できない」って…
アンタまだジオラマしか作ってませんぜ(汗)
彼らの価値観は、たとえ共通の作戦行動を取ってはいても「自分の趣味が一番」。
そんな一見バラバラで、一人では半人前以下(!)な彼らが、一つの物事にかかわり、
そしてやり遂げる姿がなんだか可笑しくってね~

古い映画だけあって、その頃まだ子供だった人には、服装だの流行りだの、
色々奇異に感じる場面もあるかもしれませんが、
(携帯電話がこんなに普及しちゃった今では、無線で連絡なんてありえないわ)
バブル期を知っている人には、「あーあー、そうそう、こうだった」と懐かしく感じるかも(笑)
ところで、細部を確かめるためにビデオを出して再び見てみたら、
中谷美紀が日石のCMで踊ってるわ、西田敏行は「国際電話の~値下げです~」と歌ってるわ、
合間のCMが古くて笑いました…。しかも、みんな超若いし~(笑)

北の零年

2005-09-22 23:17:46 | 映画(邦画)
「北の零年」 2005年
監督:行定勲
出演:吉永小百合、豊川悦司、柳葉敏郎、石原さとみ、石田ゆり子、香川照之、渡辺謙

北の零年 公式サイト

んん~。地元の話ってこともあって、とても気になっていた一本なのですが。
…ジミですね。ジミ。
悪くないけど…キャストはなかなか豪華で、
中でも豊川悦司は格好よかったけど…別に感動ってほどでは…?

===

明治維新後、四国・淡路に暮らす稲田家は、明治政府から北海道への移住を命じられた。
移民団の中心となる小松原家の当主、英明とその妻志乃は、生まれ育った四国とは全く違う、
過酷な北海道の大自然の中、ここを豊かな土地にしようと希望を語り合う。
しかし、開墾は思うように進まず、気候の違いに故郷の作物も育たない。
その上、追い討ちをかけるように、第二次移民を乗せた船が沈没。
また、新たな政策である廃藩置県に伴って、武士階級は崩壊。
もともとは稲田家の領地になると思い開拓していた土地の自治権すらも失ってしまう。
信じるものを失った絶望の中、英明は武士を捨ててこの土地に骨を埋め、
自分達の国を作ることを誓い、それに賛同するものたちとともに再び開拓に励むのだった。

だが、やはり作物は思うように育たず、このままでは皆飢えてしまうと、
英明はひとり、最新の農業技術を学ぶため、札幌へと旅立った。

しかし冬になっても英明は帰らず、村人の心も荒み、妻子である志乃と多恵への風当たりも
徐々に強くなっていった。
そんなある日、思い余った二人は英明を探すために札幌に行こうと村を出て、雪の中に倒れ、
偶然通りかかった異人に助けられる。
彼の名はエドウィン・ダン。北海道の開拓のためにやってきた農学者であった。
彼の手ほどきを受け、また、地元のアイヌ民族と暮らす男、アシリカの助けもあって、
志乃と多恵とは、数年後には立派な牧場を作り、そこで輩出された馬は素晴らしいと評価されるまでになった。

やっと掴んだ平穏な生活。
しかし、そのころあちこちで起こっていた明治政府に対する反乱は、北海道にも飛び火し、
彼女達の生活を脅かしはじめていた。
軍馬として、馬を供出せよ。一度はそれを拒んだ志乃だったが、やがてその命令は、
思いがけない形での夫・英明との再会を運んでくることとなる。

====

とりあえず今回は「地元」が災いしました。
ツッコミどころありすぎで素直に見られない(汗)
このあたりのツッコミについては、ここのブログさんのものが秀逸でしたので紹介します。
「モノクテまで馬乗れちゃうの?」そう、馬って和人が持ち込んだモノでしたよね…フフ。
verdure 北の零年
後日注:リンク先がわかりづらかったので、直しておきました。

どうもね、吉永小百合ファンのためだけの映画って感じでしたねぇ。
吉永小百合は確かに年とっても綺麗で上品で、演技も上手なのだけど…ごめんね?
やっぱり志乃役は、もう少し若い人にやってもらいたかった気がする。

渡辺謙との夫婦っぷりにはたいして違和感がなかったけれど、
なんとなくプラトニックラブな気配を漂わせる豊川悦司とのバランスが今ひとつ。
だって、母親と息子くらい年齢違わない? この二人。
それが無理なら、無理に母親にど真ん中でヒロイン張らせないで、
娘側に焦点を当てても良かったんじゃないかなー。
きっと吉永小百合なら、充分存在感のある準主役をこなせたと思う。

個人的に、石田ゆり子さんが良かったですね~。
生まれてくる子供のために、夫を裏切り、敵方の商人(香川照之)のもとに走る加代役です。
自分の罪を自覚しているぶん、自分と違う道を歩いた志乃に対しては
(商人は最初は志乃に言い寄ったが拒まれた)
辛く当たる部分もあって、すごく嫌な女の役だったけれど、
後で、妻子を裏切り出世して帰ってきた渡辺謙相手に啖呵を切った彼女は綺麗でした~。
「頭を上げてください。何も卑屈になる必要などありません。ここまでこの街を大きくしたのはあなたなのですよ」
(確か、そんな感じのセリフだったと思う)
もう何もかも終わりだ、と項垂れる香川照之の背を、そっと撫ぜる仕草とか。
むしろ、何の葛藤もなく最後まで夫を信じきった志乃よりも、ずっと印象に残る役でした。

自分を貫いた志乃や加代の女性陣に比べて、男は情けないんだよなぁ。
彼女達の想いや信頼に、答えられるだけのキャラクターじゃないというか。
しかし、志乃に関しては、あれだけの想いをかけられると…相手は辛いのじゃないかって気も。
それにちゃんと応えられるうちはいいけれど、後々自分の不甲斐なさが際立ってくると、
かえってそれが物凄く重くなるのでは…(汗)

だってねぇ。もう見るからに自分を裏切っただろう夫に対して笑顔で
「いつ帰られてもいいように、毎年あつらえておりました」と服を差し出す妻ですよ?
殆ど精神攻撃としか思えませんが…
これを本気でやってるんだとしたら、それはなおコワイと思う(ブルブル)

豊川悦司演じる「アシリカ」
ポスターでも、彼は民族衣装でど真ん中にいるもんだから、最初、
この映画はもっとアイヌ民族も関わってくる物語なのかと思っておりました。
しかし、蓋を開けてみれば、彼はもとは和人。
アイヌ民族関係の話はいろいろデリケートだから、あえて避けたのかもしれないけど、
ちょっと期待はずれだったなぁ。

ちなみに、アシリカという名前は、なんか意味あんのかと検索してみましたら、
なんでも「アシリカ~なんとかこんとか」という長い名前がフルネームで、
(新しい道を歩く人)という意味だったらしい。

最後の彼は、オイシイところ掻っ攫った感じでしたが、
銃相手に刀はちょっと無理があるんじゃないかと…(汗)
そしてアシリカを庇って銃弾の前に飛び出した、恐ろしいほどの瞬発力&反射神経の志乃(汗)
アンタ建物の中にいたんじゃなかったのかい(汗)

娘役の石原さとみ、物凄く庶民的なオーラ出しまくりで、
そこが可愛いといえば可愛いのだけれど…今回のメンツの中だと影薄い…。
普通の服だと可愛い感じの子が、時代物の格好をした途端ジミになってしまったりするのは
一体何故なのだろう?

香川照之・柳葉敏郎・渡辺謙。このあたりは、やはり大御所。いい演技してましたよー。
個人的には、端役で出てた吹越満もちょっと気になる(「殴る女」好きだったんだよぅ)

全体として、なんだか物語が強引に感じます。
自然と見てるほうが感動するのではなくて、音楽や、強引な盛り上げで
「ここは感動するところ!」「泣くところ!」と決められているようでー。
こっちの気持ちがついていかないところで「ここだ!」と盛り上げられても醒める。
こんなに演技派なキャストを贅沢に使ってるのになー(汗)

しかしアレですね。ここまでキャストに拘ったんなら、どうせなら平太役は吉岡秀隆に
して欲しかったな。北海道に縁の深い俳優さんだしー。

総額800円也

2005-09-22 21:30:54 | 雑事

本日は子鬼の習い事の日だったので、送り迎えついでに、
待ち時間を近くの古本屋で潰すことにしました。

今までも、そこにその店があるっていうのは知ってたんですが、
何故かいつも素通りしていたのですよね。
入ってみたら、案外これが充実してて!

惜しむらくは、棚が完全に作者名順に並んでいて、
ジャンル分けがされていないこと。
ライトノベルだけはビミョ~に分かれていましたが、
他は、推理小説も純文学系も、恋愛小説もホラーも、果ては官能小説まで
隣りあわせで並んでるんですもんね。
そこらへん、どーにかならないもんでしょうか(笑)

さて、今日の収穫は、以前から読みたかった海外の推理小説、
アーロン・エルキンズのスケルトン探偵シリーズの「洞窟の骨」

思春期の子育てエッセイ(になるのかな? カテゴリがイマイチよく…)
伊藤比呂美の「伊藤ふきげん製作所」

そして、創元推理文庫から出ていた「ラヴクラフト全集」。
今まで手元にあったのは1巻3巻5巻という、なんとも歯抜けな状態で、
今日、やっと2巻と4巻を手に入れ、全巻揃うこととなりました。

「洞窟の~」と「ふきげん~」がなんと一冊100円!
「ラヴクラフト」が一冊300円というお値打ち価格♪
しかも、今の古本って、けっこうみんな状態いいよねぇ♪

何をしみったれたこと言ってんだ、とお思いの方もいるかもしれませんが、
数百円の違いが切・実! なのですよー。
欲しい本、見たい映画全部だと、それだけで月に1万円くらいいきそうだし。
いくらなんでも、妻のシュミだけにそんなに継ぎ込んだらダンナが暴れるがな(汗)

さて、話を戻して。 古本屋の品揃えの話です。
個人的には大石圭さんの処刑列車がそろそろ入ってないかと思ったんですが、
さすがにディープなファン層が多くて手放さないのか、
文庫は「呪怨」しかありませんでした。

うーん、そもそも、ホラー文庫系は品薄でしたね。全体的に。
もともとホラーは読者が限定されるために、流通量も少ないのですけど…
それにしたって少なかったなぁ。
ラヴクラフト全集なんて、マイナーもいいとこな本が置いてある割に…?
とにかく、今日ほど、某ホラー文庫の真っ黒な背表紙を有難く思ったことはありません。
遠くからでも一目でわかるね! あれは!

カードも作ったことだし、これから暫く、張り切って通おうと思います。
とりあえず、ダヴィンチ・コードは半額切ったら考えようっと。

***

ビデオを久しぶりに借りに行ったのですが、相変わらず感染は貸し出し中です。
なんだか段々、何者かの陰謀で邪魔されているような気になってきました。
いや、返却日を確認してお取り置きしてもらえばいいだけの話ではあるのですが、
さすがに普段見る映画の傾向が傾向だけに、
「そこまでして見たいのか」とまで印象づけるのは避けたいような…(今更か)

地元の話ということで、以前から気になっていた「北の零年」を借りて見ました。
感想は…後で。
でも、キャストが豪華な割には、ものすごくジミな内容の映画でしたよー。

***

最後は感動のフラッシュ…これもすごく有名なんですって。
もう、泣くの泣かないのって、最後にはいい大人が号泣してますた(汗)
猫好きで、まだタイトルに聞き覚えの無いかたはどうぞー。

作品にはリンクできないので、サイトTOPへのリンク。
右上の「キミとボク」アニメーションコンテンツへのちかみち をクリック。
真ん中中段の「キミとボク」日本語版をクリックしてください。
VER2本編がお勧めです。

UNIVERSAL RADIO

オモシロすぎるエジプト神話。

2005-09-15 01:27:15 | 雑事

何か別なことを検索していて、最後に行き着いた「エジプト神話」。
今まで、神々の名前とオシリス神話くらいは知っていましたが、
創世に関してや、各神々の関係は全くといっていいほど知りませんでした。

エジプト神話って、もともと、ちゃんと解読できるタイプの記録がたいして残っていないのですよね。
その上、ヘタに古い文明なものだから、時代時代で神々の改変もものすごい。
同じような性質の神々は、或る時代は全く同一視されていたり、
別な時代では別の存在として神話に関わってきたり、
いきなり別な国の神々が昔からいたような顔で混ざってきたりと、
(ローマやギリシャと縁が深い場所なので、そこらへんの共通点も多いっす)
つまるところは、一つの物語として読んだ場合は「ツッコミどころ満載」
になってしまっているわけです。
そのへんも、きっと、あんまりメジャーじゃない理由なんだろうな…


んで、今回見つけたこのサイトさま。
詳しく、わかりやすく、しかも面白い!!
以前も、一度書籍で「エジプト神話」を読んでみたことがあるのですが、
選んだ本が悪かったのかオソロシク難解で、しかもたいして面白くなかった…ような覚えが(笑)
こういう古い神話とか古文書系って大抵、原文や直訳のまま読んでも難解すぎてわけわかめ(汗)
でも、ここのはサクサク読めました。

管理人さんは、別にエジプト研究者をなさっているわけではなくて、
単純に「趣味のエジプト好き」なかたらしいのですが、
ここまでエジプト素人(?)にわかりやすく、噛み砕いて書いてくれたところを、私は他に知りません。
この文章なら、中学生とか高校生でも読めるし、わかると思うな。
少なくとも、私のようなよく知らない人がエジプトの神様ってどんなん?と
興味を抱いたりする場合、入門編としてすごくヨイのではないかとー(笑)

…それにしても、まさかエジプトの神々をそのまんま使った二次創作があるとは思いませんでしたよ…
作りこみが面白いです。


無限∞空間 別館 エジプト神話研究所内 エジプト神話ストーリー

女王の教室 その後

2005-09-13 11:43:26 | 雑事

「先生は、本当はいい先生なんじゃないですか?」
「失礼なことを言うのはやめなさい!」
不覚にもここで笑ってしまった。
失礼なのか~、そーなのかぁ~(笑)

さて、最終回を目前にした10日放映分。
「獅子は我が子を谷底に突き落とす」方式をとってきたマヤ先生の本心の一端が、
垣間見える回でした。
つか、マヤ先生は侠気があります。か、格好いい…!

「こんな酷い番組を放映するなんて」
「子供と一緒に見られない」
放映数回で山ほどクレームがつき、スポンサーに苦情が行って、
番組クレジットまで途中からは出なくなるなど、
いろいろ問題視されていたこのドラマですが、
さすがにそろそろ、物語の本筋が見えてきましたね。

確かに最初のころの(といっても、私が見だした頃は物語中盤だったのですが)
話は、見ていてこっちが辛かった。
マヤ先生は悪魔のようだし(笑)クラスの子もみんな自分勝手にギスギスしていて、
主人公がいくら頑張っても、誰もわかってくれない。家族ですら助けられない。
マヤ先生のキャラが異常に立ってて楽しいほかは、なんて救いの無い話なの~と
正直思いましたよ(汗)

それでも、うわーうわーと思いつつ見てしまったのは、
マヤの言葉の「嘘の無さ」のせいかもしれません。
大人であれば、大抵のひとは、この世が決して楽園ではありえないことを知っているでしょう。
というか、自分自身が、楽園の住人にはなりえない醜い部分も持っていることを
知っている(んじゃないかと…)
社会には歪みやひずみがあって、正しいことだけで動いているってわけでもない。
でも、それをわざわざ、子供に教えようってひともいないよね?

マヤ先生は、最初からそれらを全く隠さなかった。
取った行動は、はっきり言って残酷だと思いますが、言っている言葉は殆どが現実的で、
(今、常識とされている地位や学歴を重く見る価値観から見れば)理に叶っている。
その上で、生徒たち全員に「世の中の不平等を受け入れ、それに対処する術」を、
それこそ身をもって教えたわけです。

ああ、もちろん、こんなやり方はドラマだからこそ出来ることですよ(笑)
何でも知ってて、何でもできる妖怪のように神出鬼没なマヤ先生だからできることで、
実際にこれをやられたら大変だ~、つか不可能でしょう(汗)
マヤ先生もそうですが、主人公の和美ちゃんも、同じくらい「ありえない」性格ですしね。

今回、主人公の和美ちゃんは、マヤが以前言った「この中の6%くらいしか幸せになれない」
という言葉に反論して「幸せは人それぞれ。私は、このクラスの全員が幸せになれると思う」
と主張しました。
それに対してマヤが「ずっとその気持ちを持ち続けていられたらいいわね」
と言ったときの表情が、すごく満足気に見えたのは気のせいでしょうか。
その言葉を、マヤは誰かが「教える」という形でなく、生徒達自身から引き出したかったのでは?

そこを含めて、今回の、マヤの長台詞と和美ちゃんとの対決の部分は、
マヤ役の天海祐希さんの演技が凄く良かったです!
いつものように無表情なのに、きちんと感情が篭っていて、すごいなと思いましたよー。
天海さん、今まで何度かドラマで拝見してましたが、それほどとは思ってなかったのですよね。
マヤ先生役は、本当にベストなキャスティングでした。
この人が演じたからこそ、女王の教室は成功(と思っていいのかな? これだけ話題になったんだし)
したのだと思います。

また、ちょっと感動したのは「学ぶ」ことの意味。
今クールで同じテーマを扱っている(ような気がする)ドラゴン桜でも、国語の勉強の部分で
同じようなことを言っていました。
「日常のすべてのことに興味を持ち、何故、どうして、と考え、推測し、それを調べて裏付ける」
ことが大事なのだと。

正直ね、これが、現役学生にぴんと来るかどうかはわからない。
むしろ、無理に勉強させられる立場でなくなったときに、身に沁みる言葉のような気がするし。
でも、大抵の子が学生のときに思う「こんな勉強したって何の役にたつの?」という疑問への、
ひとつの答えにはなるんじゃないのかなー。

実際、私もネットで資料を探していて、何かひとつのことを調べて知ろうと思うと、
イモヅル式にいろんな知識が必要になる時があるんですよ。
現実の中でなにか学ぼうとしたとき、「国語」「数学」「科学」なんてジャンル分けは無くて、
それら全てが重なり、深く繋がっていたりする。
一つのことをちゃんと知ろうと思うとき、古い古文の書籍に出会うこともあり、
それを書かれた時代背景を考える必要に迫られたり、
そのころの常識としての科学はどの程度進んでいたのか、
なんてことを気がつけば調べていたり。
そして、そういったことを深く知ると、またそこから、次の興味が出てきたりするのですね。
(もともと私がマニア体質なせいもあるだろうけど/汗)

誰のためでもなく「ただ知りたいから」という理由で得る知識は、
ある意味 とても贅沢で純粋なシロモノであるように感じます。

さて、次回はいよいよ最終回!
個人的に、マヤ先生には「失礼なことを言うのはやめなさい!」
と言った時のまま、最後までクールでいて欲しいものですが(笑)
現実では、マスコミやPTAや教育委員会に翻弄される学校や教師が当然な中、
このドラマの中で自分の信念を貫きとおすマヤの姿は、教師としても人間としても見事だと思います。

女王の教室 公式サイト
過去の放映分のダイジェストも見られますよ♪

昆虫天国。その2

2005-09-12 01:00:53 | 雑事

皆さん、最近朝晩の気温も下がり、すっかり秋めいてきましたね!
夜道を歩くと、草むらからリーコロコロ、キリリ、シャワシャワ…と虫の声も聞こえだし、
「あー、もう、今年の夏も終わったなぁ…」などと感じてはいませんか?

秋風流れ、月光振り注ぐ中の虫たちの独特なホワイトノイズは、
激しくも楽しかった夏の疲れを癒し、心を潤してくれることでしょう。

…しかし…


それも屋外であればこそ。


先だって書きましたように、我が家は今昆虫天国です。
しかも「虫を主食とする」カマキリ(愛称かまー)がやってきたため、
さらにそこに拍車がかかりました(泣)

昨日増えたもの…生餌用コオロギ10匹。

コオロギ…声はともかく、見た目が気色悪いです。
しかも、あまり跳ねることなく、カサカサカサカサカサカサカサカサカサ
底辺を大勢で這い回る様子は、どうしたって、ゴのつくアレを思い起こさせます。
直に触るのがとてもイヤです(涙)

そして、何が困るって、ヤツらは声がデカいんですよ!
…ええ、あの広い草原の中、異姓を探して子孫を残そうというのですから、
半端な声ではありません。
感覚として、風呂に湯が張りすぎなのか?とか、どっかガス漏れてんじゃないの?とかいう感じの、
警報機系の音なのがまたカンに触ります。

ダンナなどは「あの鳴いてるヤツから先に食わせれば」などと、
淡々とした口調ながら、かなりマジな目つきで言っておりました(汗)
(うちのダンナはノイズに弱く、ちょっとした騒音でもイラつくタイプ)

そしてついに昨日、我が家の昆虫天国に、キリギリスが仲間入りしました!
子鬼は大喜びです。以前からものすごく欲しがっていましたからね!
しかし、コオロギでアレだということは…と、私とダンナの頭に過ぎる、一抹の不安。

そして、それは的中しました。
最初はワケわからないところに連れてこられて大人しくしていたヤツですが、
夜中12時過ぎから突然、
ギーーーーーーーーーーーッ!! チョン!!
と恐ろしい金切り声で鳴き始めました。



…神様。もう充分です。ありがとう。もう要りません。許してください。


今朝のテレビで

2005-09-10 07:46:59 | 雑事

映画「ノロイ」にも心霊現象が映ってた! と話題になっていました。

うー。ああいう映画には、何映っててもおかしくないとは思うけどさ、
こうまで毎回毎回、この映画はここだ、これはあっちだとやられると、

「最初からネタ仕込んでるんじゃないのか??」

という疑いの気持ちが消せない…
本当に映ってたとしても、撮った時の映像チェックで大体わかると思うんだよね。
本物だったら、故意に残したりしないんじゃないかな。
普通の映画ならともかく、お祓いしてから撮影したりするホラーだったら、なおさら敏感にならない?
後で、スタッフ自身や家族に何かあったら怖いじゃん。
また、故意に残したとしたら、そこには「話題になる」って打算がきっとある!

映画を皆で見て、その箇所を探して
「わあ、映ってる!これでしょ?ここでしょ?」
って楽しみかたも好きなんですけどね(笑)

でも、最近多すぎだよー。
ホラージャンルそのものが安っぽく見えるから、話題作りにやってるんなら、
そろそろやめたほうがいいと思う…

昆虫天国

2005-09-09 12:10:58 | 雑事

注意:今回の記事は、昆虫嫌いにはちょっとツライ…
   また、生き餌についての記述があるため、心優しいかたも無理かもしれません。
   イヤだったらスルーすることをお勧めします。


東京近郊に住む知人からメールが入ったのは、つい3日ほど前。
「大雨で、カマキリが迷い込んできました。送りましょうか?」
添付されていたのは、体長10センチはあろうかという(!)立派なカマキリ画像でした。

お盆にその方と会った際、子鬼がカマキリを見たい、欲しい、と言っており、
じゃあ、来年夏にまた来るときに一緒に空輸してもらえば良い、と
いう話をしていたのを、覚えていてくれた様子です。
子供の些細な願いを覚えていて、わざわざメールで教えてくれるあたり
非常に親切♪

「では、お願いします」とすぐメールを返し、
台風14号の襲来に「宅急便遅れたら死ぬかも」とビクビクしながらも待つこと三日。
カマキリくん、今朝、無事届きました。

もともと、私の住む地域には大きな種類のカマキリはいません。
検索すると、いんやいるぞ!って話もありますが、カブトムシと同じで、
誰かが飼育用に持ち込んだものが野生化しているらしく、まだそれほど数は多くないようです。
(注:本当は、そういうのは生態系壊すからダメなのですけどねー)

初めて見るカマキリに、目を輝かせる子鬼。そしてダンナ(笑)

さて、問題は餌です。
カマキリは肉食。しかも、動くものしか食べません。
一般には、ペットショップで売ってるコオロギやら
(爬虫類や一部の熱帯魚用の餌としてふつーに売っています)
そのへんのバッタやらチョウやらが餌になるわけですが、
うちの子鬼に、それが受け入れられるでしょうか??

とりあえず、昨日のうちに獲っておいた3センチほどのイナゴを与えたところ、
途端にカマキリは石の様に気配を消し、やがてタイミングを計るように、
ゆらゆらと上体を揺らしはじめました。
すぐには捕まえないだろうと、籠の前を離れ、そして次に見たとき…
すでに、カマキリの腕の中のイナゴの頭はありませんでした。
…やはり、腹ペコだったようです。早い早い。

その後、カマキリは貪るようにイナゴを食べ、45分ほどで完食。
羽と、腹にあったらしい未消化の糞しか後に残さない、綺麗な食べっぷりでした。
うーん、ここまで残さず食べてしまうと、あまり陰惨な気がしません。
(食べてる最中はちょっとアレですけどね/汗)
ま、カマキリにしてみれば、生きていくのに必要な当然のことをやってるわけで、
それは見ているこちらが残酷だとか言える筋合いのことではないかもしれんです。

調べてみると、それなりの大きさの餌であれば、
二日か三日に一度与えればヨイという話なので、
幸い、ハンティングアワーを毎日見るという事態は避けられるようです。

***

それにしても、カマキリって、見た目なかなか優美な生き物ですね。
小さな三角の顔、大きな目、撫で肩(?)でほっそりとしていて、
くっと首を傾けてものを凝視する姿は、機械のように無機質でいて魅力的。

この描写だけなら、まるで綺麗な女性のもののようじゃないですか?(笑)

ホラー小説で、過去に2~3、カマキリと女性とを扱った短編を見たことがあるのですが、
その雰囲気がいまさらながら納得がいきました。
綺麗で残酷な女性は、確かにカマキリにチョイ似てる。