鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

輪廻

2006-10-03 19:50:02 | 映画(ホラー)

「輪廻」 2005年
監督:清水崇
出演:優香、香里奈、椎名桔平、他
Jホラー公式ページ

***

『主演、優香』を見て一瞬、…フーン、と思ったのだけど…これが! 案外!
ことに、ラストの恐怖演技がなかなか良かった!
ストーリーのヒッカケ部分には、私は見事に引っかかりましたよ(笑)
…いや、何で主要人物に、女の子二人いるんだろう?とは思ったんだけど。
思えば、ここに至る最初の伏線は、とっぱじめの女学生だったんだな…

そういえば、「隣人13号」の小栗くんが出てました。チョイ役だったけど。


===

映画監督の松村は、実話の事件を元にした映画を撮るために、
取材を重ね、脚本を書いていた。
その事件とは、昭和45年に群馬のホテルで起きた大量殺人。
法医学教授が、自分の家族を含めた11人の命を奪い、自殺した狂気の犯行だった。

映画俳優のオーディションで、松村は一人の新人女優「杉浦渚」と出会い、
彼女を主役に抜擢。
そして、その日から渚は、見知らぬ少女や建物の幻覚に襲われるようになる。

何度も訪れる不思議な幻覚は、過去の記憶なのか。
少女は、渚に何を告げようとしているのか。

そして「本番」の掛け声とともに知ることとなる、恐怖の事実とは…

===

最後のほうの、出演者の皆さんの死体演技がなかなか圧巻です。
ちょっとゾンビ入ってる? 感じで。人形の動きも超怖くて素敵!(笑)
そして、最初にも触れましたが、優香の中盤の絶叫!&後半のガクブル演技(?)が、
癒し系のイメージを思いきりよく脱ぎ捨てていて、おぉーって感じ。
うん、なんか見直したわ(笑)ここまでやるとは思わなかった。

教授のぶっとんだ殺人動機はともかく…物語もけっこういいし、
恐怖シーンもビックリ系少なめで落ち着いてる。
舞台が『廃ホテル』っていうのもなんか好みだし、
最初に思ったより、優香も魅力的だった。特に白目(魅力感じる部分が違う?)

すごくね、バランスが良い作品。
ストーリーは良かったけどジミだった「予言」や、生理的な嫌悪感に訴えるけど、
ちょいと現実虚構入り混じって判りずらい「感染」と比べても、出来がいいと思う。
重箱のスミっこチェックを入れれば、何故11人の被害者たちは、
生まれ変わったにも関わらず、同じように死なねばならなかったのか、
とか、渚が何故少女の視点を知っているのか、とか、
8ミリを現像してくれた人は、自分じゃフィルム見ないものなの?とか、
疑問は色々あるんだけど(笑)

グロ度チェックは、ですね。
…スプラッタ好きな人には多少物足りないかなぁ。
呪怨みたいな『来る来る来る来る…来たーーーッ!!』みたいな
ドキドキ感は全くありません(笑)
どちらかというと、じんわりホラー。私的には、こういうの好みですけどね(笑)

いまのところ、情報出てないけど、次回作はあるんだろうか…
Jホラー作品、すごく期待してるんだけどな。

カブの行方

2006-10-03 11:29:57 | 雑事

51匹のカブト幼虫のその後ですが、
只今、残数10匹です!!

ムシキングブームも去り、ホームセンターでも売れ残りの虫達が死屍累々の有様な昨今、
みんなカブトムシなど要らないかと思ったのですが、
案外、貰うひとは貰うもんですねぇ。

なかには「10匹頂戴!」と言った猛者もいて、あげると言ったこちらが
『本気でか?』と思ってしまいましたですよ。
後で、隣の子供にもあげるのだと聞いて納得したけど。

正直、あげた幼虫の何匹が、ちゃんと飽きずに世話してもらえて、
ちゃんと成虫にまでなれるのか、心もとないところではあるのですが。
たいして好きでもない家庭が、子供が喜ぶから、という理由で飼った場合、
まず玄関の片隅で忘れ去られて、干からびてるのがお約束。

でも、うちにいても、多分、成虫にまではさせてやれないし。
ま、どうにかみんな、良い飼い主に巡り合って、元気に育って欲しいものです。

自分で手をかけて育てたものって、どんなものでも、手放すときは心配。
でも、まだ犬や猫なら、責任持って飼ってね、と言えるのだけど、虫だとなぁ…。
ヘンに拘ると、虫マニアなヘンな人にしか見られないからねぇ(汗)

***

今年はうちには山で採ってきたクワガタのメスがいたのですが、
今回飼って、やっぱりカブトのほうが平和だよな、と思いましたよ。
メスのくせして凶暴なんだもん!
いつの間にか足が一本なくなり二本なくなり…
しまいには、一匹が頭チョン切れていたりして(涙)

日本のカブトは基本的に『相手を殺さない虫』です。
敵に向かってツノは振り回すけれど、いいところ挟むか放り投げるくらいで、
相手を即死に追いやったりはしない。
食べるものも、幼虫の時は腐葉土、成虫は樹液と平和的だし。
メス同士なら、まず喧嘩もしない。

カブトムシが昔から人気があるのは、
そんな平和な生き様が、好かれているせいもあるのかもしれない…。