鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

類似する物語。

2005-08-31 23:00:17 | 雑事

最近は「からっきし」ですが、私、もともと一応字書きです。
絶対的に書くより読むほうが頻度が高いので、あんまり威張って言えませんけどー(冷汗)

そして、書き手として避けきれないのが「類似」の問題。
うん、まぁ…人間、同じような舞台で同じようなテーマを描いていれば、
同じような展開をやっぱり考えるわけですよ。
結局は、誰でも想像つくような物語しか作れない程度の想像力ってことかもしれないですが…

以前、まだサイトを作ったばかりのころに、二次創作サイドで知り合った方とは、
物凄いカブり方をした経験があります。
出てくる動物が犬かネコかくらいの違いしかない物語(汗)
なんとオソロシイ。はっきり言って、モノ書きにとっては、どんな恐怖話より血の気が引く事態なのでは(笑)

タイミング的には、相手の方のほうがずっと早くに作品発表してました。
つまり、この二つの作品を見たときに、私がパクったと思われる可能性のほうが絶対高い!

なにより、これがわかったのは、相手の方からとても素敵な感想メールが届いたからで、
嬉しくなった私が相手方のサイトを訪ね、作品を読んだ私の受けたショックときたら…ガーーン(呆然)

もしかして…もしかして、パクられたと思ってる? 思ってるよね??
うわぁ、するとあのメールは様子見だったのかな。
…ううっ、こんな時、一体どんな返事をするべきだろう…
触れないのもすごーく不自然なような??
いや、でも、ロコツに疑われてるわけでもないのに、申し開きをするのも妙かな??

…などと、ひとしきりあわあわした挙句、
私が選んだのは直球勝負(汗)

”とても似ていますが、決して決して真似したわけではありません~(汗)”

という内容のメールを送ったのでした(なんて直接的な!)



幸い、相手の方がとても性格の良い方で、
そんなことは最初から気にしていませんでしたよ~と言ってくださったので、
作品を下げるとか、そういうことにはならなかったのですが、
相手の考え方や性分によっては、これ、ものすごく厄介なことになっていたかもしれません。

普通のオリジナルでも、ジャンルが同じなら、同じようなテーマの作品は多々あります。
まして、登場人物も舞台も共通したものを使う二次創作では、物語がカブっても仕方ないと、私自身は割り切っているのですが…
自分がそう思うからって、相手もそう思ってくれるかどうかは判らないしね…
そういう意味では、私はすごくラッキーでしたね(笑)

その方とは、今でも時折、一言メッセージなど送っていただいております。
瓢箪から駒というか、なんというか…偶然の生んだ、良い出会いでありました。

しかしながら、書き手の想いはともかく、純粋に読み手として見る場合、
似てるとかカブるとかは、余程共通点が多ければ別ですが、
「それほどには気にしちゃいない」というのが正しいのかな、と思います。

以前、何かで京極夏彦さんの書いた文章を見たときに、
「…ちょうどこの作品を書いたころ、他の作家さんの作品と、
設定その他においてかなり共通する部分があることがわかり、
このまま書くかどうか非常に悩んだ…」
という趣旨の部分があって…で、私はその両方の作品を読んでいたわけですが、
読んだ時、その類似には、全くと言っていいほど気がつかなかったのですよね。

うん、確かに後で物語を思い出すとき「あれ?この粗筋はどっちだった?」と
混乱する感じはありましたから、確かに似てはいたのでしょう。
でも、特別意識しなかったんですよねぇ。

そんなわけで、この件は、二重の意味で救いになったのでした(笑)
すなわち、読者はそれほど意識しちゃいない、ということと、
プロでもこういうことで悩むことあるんだ…ってこと。

見えない気配

2005-08-31 02:02:21 | 雑事

さて、先日ホラー本を読みふけって周囲がヘンな感じ、
というのを以前書いたのですが、最近ちょっと落ち着いたかなー。
マイヤヒフラッシュでハジケたのが良かったのかもしれません。

なにしろ、気配が凄かったんですよね。
あ、誰か部屋に入ってきた、と思ったらいない。
誰か後ろ通った、と思ったらやはりいない。

こんな嗜好を持ってる関係上、そういったことは別に珍しくも無いし、
気のせいで済む範囲のことでもあり、実害も無いので放ってあるのですが、
頻度がイキナリあがったので、ちょっとナンダナンダ、という感じ。

普段、人のいない部屋に置いてあった、
振ると「シャキーン!」と音のする剣が、夜中に急に鳴ってみたり、
あとは…夢見が最悪だったのですよ。
妙にカタギじゃない夢ばかり見て、怖い夢ではないのですが、妙に追い詰められ感。

剣に関しては、私、何かの振動で鳴ってるんだなー、
くらいにしか思ってなかったのです。
しかし、帰省する義兄のため部屋を空け、その剣も普段使っている寝室に移した後はアラ不思議。
真夜中の「シャキーン!」は見事に鳴りをひそめたのでした。

我が家はどういうわけか、鳴り物オモチャが夜中勝手に鳴ります。
鳴く鳥の模型も、オルゴールも、夜中に誤作動率が高いの。
でも、それも、偶然と言えば言えるので、どうもスッキリしないわ(汗)

こんな時、霊感持ちなら、偶然かどうかくらいすぐわかるんだろうになー。
…なんて、やっぱりわからないほうが幸せなのかもしれない(笑)

確かにいるとわかってしまったら、無視できそうにないっす。