まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

大森一樹逝く

2022年11月16日 | 日記

映画監督の大森一樹さんが亡くなった。
私と同年代の映画ファンには懐かしい名前かも知れない。
城戸賞をとった「オレンジロード急行」や
若い医師たちの青春を描いた「ヒポクラテスたち」。
中学の先輩・村上春樹原作の「風の歌を訊け」など
忘れられない作品が多い。

京都の学生時代
私の大学の道を挟んだ反対側にあったのが
京都府立医科大学だった。
大森一樹はその大学に通う若き医学生で
学生時代に映画監督として華々しくデビューした。
ただそれだけの縁だが妙に親近感があって
彼の作品の多くをことあるごとに観て来たような気がする。
正確に言えば私より一つだけ年上で
実際に会ったこともなかったが同世代の共感があった。
そうか、大森ももう七十歳だったか・・・
心からの冥福を祈りたい。


ケヤキ並木

2022年11月14日 | 日記

団地の中をつらぬくケヤキ並木。
真っ赤に色づいた葉っぱが次々と散り落ちます。
自宅から駅へと続く一本道。
いつもの通勤路を自転車で突っ走るのが
毎朝の日課になっています。

黄色一色のイチョウ並木もいいけれど
私は真っ赤に色づくケヤキ並木が大好きです。
やわらかでどこか女性的なイチョウ並木に比べると
男性的な力強さを感じますねえ。
そんなことを言うと女性差別で叱られるでしょうか。

公園の紅葉もそろそろピークを過ぎて
木の根元は落ち葉の山です。
見ている間にも次々と降り積もって来ます。
ケヤキ並木の落葉もカラフルで風情があっていいですねえ。
今年は冬の訪れが早いと言いますが
皆様も暖かくして風邪などひかれませんように・・・

 


恒例・ベランダ紅葉

2022年11月13日 | 日記

わがウサギ小屋マンションに
今年も鮮やかな紅葉シーズンがやって来た。
団地暮らしももう20年になるが
この季節が来ると今でもウキウキとした気分になる。
よく飽きないことだと感心してしまう。

今年はいつにも増して木々の色づきが鮮やかな気がする。
やはり朝夕の寒暖差が大きいせいだろうか。
ケヤキ、カエデ、桜、ハゼ・・・
あらゆる樹木がこの時を待っていたかのように
一斉に色づき次々と散り落ちて行く。
青葉若葉の萌えるような新緑もいいけれど
落ち葉の風情も味わい深い。

しがない団地暮らしだけれと・・・
これはこれで絶景ではないかと大いに納得の昼下り。
居ながらにしての紅葉狩りに感謝の合掌。(笑)

 


郷愁のドロップス

2022年11月13日 | 日記

佐久間製菓廃業のニュースを聞いた。
佐久間製菓と言えばあの「サクマ式ドロップス」で
老若男女に愛された老舗メーカーである。
このご時世だから廃業の知らせには驚かないが
そうかあのドロッブももう食べられなくなくなるのかと
残念でならないのである。


サクマ式、という古風な名前もよかった。
ドロップスと正しく複数形になっているのもよかった。
何より「果汁入り」と断っているのが素敵で
次は何の味を食べようかとウキウキと心が弾んだものだ。
まさに「カンカン詰まった宝暦箱」だった。
食べ終わっても缶の中にお湯を入れると
ほのかなフルーツの味と香りが最後まで愉しめたものだった。

サクマ式ドロップスと言えば
やはり「火垂るの墓」の節子ちゃんを思い出す。
戦時中、神戸大空襲の混乱の最中に
14歳の兄と4歳の妹がさまざまな苦難と迫害に耐えながら
懸命に生きる姿を描いた反戦映画だった。
小説を読んでもアニメを観ても何度も涙を禁じえなかった。
その映画で妹の節子ちゃんか大好きだったのが
サクマのドロップだった。



兄を慕いながらも
最後は栄養失調で息を引き取る妹の節子ちゃん。
その胸に抱かれていたドロップの空き缶が
今も鮮烈な記憶として残っている。
まさしくあの時代からサクマ式ドロップスは
庶民に愛され続けた「宝石箱」だった。
この機会にあの懐かしい味を食べてみたいと思うのだが
探してもどこにも見つからないのである。




モズ来たる

2022年11月10日 | 日記

かつてはバードウォッチングが大の趣味でしたが
最近は忙しくてトンとご無沙汰です。
それでもこの季節はあちこちで野鳥の声がにぎやかで
ついつい鳴き声に耳をそばだててしまいます。
キーキーキーキーとひときわ高い鳴き声が聞こえて
ふと見上げた枝に褐色の鳥が・・・

今年初めて見るモズでした。
典型的な「冬鳥」で立冬を過ぎた頃からよく見られます。
モズは百枚の舌の鳥と書いて百舌鳥。
いろんな鳥の声色で鳴くことからそう呼ばれています。
つまり物マネ上手のユニークな野鳥ですが
こいつはなかなか獰猛で残虐な習性の鳥でもあるんです。
それは「はやにえ」と呼ばれる独特の習性です。
木の実からバッタや小さなネズミまで食べるような雑食性ですが
捕らえた獲物を枝に突き刺しておく習性があるんです。
うーん、怖いですねえ、残酷ですねえ。
私はまだ見たことありませんが・・・

でも、モズが里に下りてくるようになると本格的な冬てす。
寒さに身が引き締まるような気分になって来ます。
今朝も外は冷え込んでいるようです。