まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

まろの歌会始

2022年01月18日 | 日記
新年恒例の「歌会始」が皇居で開かれました。
皇族方や一般の入選者が一堂に会し
古式ゆかしく執り行われました。
たまにヘタな俳句をひねるぐらいの私ではありますが
この儀式はやはりすがすがしいものですねえ。


今年のお題は「窓」でした。
つねに国民に寄り添われる天皇陛下の歌は・・・

  「世界との 往き来難(がた)かる 世はつづき
    窓開く日を  偏(ひとえに)に願ふ」

昨年に続きコロナ禍を歌った一首でしたが
自由に往来できる世の中を「窓開く日」と表現されました。
青年皇族となられた愛子さまも

  「英国の 学び舎に立つ 時迎へ  開かれそむる 世界への窓」

イギリスへ留学をされた時の歌だそうですが
若者らしい希望にあふれた一首ですねえ。
一般の入選者の人たちにも印象深い歌が多かったのですが
中でも特に心に残ったのは都内の主婦の方でした。。

  「パソコンの 小さき窓に それぞれの  日常ありて 会は始まる」

リモートの会議や会合がすっかり日常となった日々を
パソコン「小さき窓」と表現した秀作でした。
ついでと言ってはナンですが
せっかくなのでなので私も一首詠んでみました。

  「明々と窓辺に月はこぼるれど 眠れぬままに大寒の朝」

あまりの寒さになかなか寝つけず
睡眠不足のままに迎えた大寒の朝でした。
うーん、どうしても川柳風になってしまいます。(笑)



忘れない

2022年01月17日 | 日記
以前、ブログにこんなことを書いたことがある。
悲しい記憶を忘れない、死んだ人間をいつまでも忘れない。
それは努力ではなく、人間の能力の問題だと。
自分はこの日のことをだけは絶対に忘れないぞという
ささやかな決意表明でもあったのだが・・・


阪神淡路大震災の日からもう27年がたった。
あんな偉そうなことを言ったくせに
忘れているな、忘れてしまっているな、と思う。
十年ひと昔と言うから無理もないけれど
俺の「能力」もこの程度だったかと自嘲的にさえなる。

神戸の東遊園地で行われた今年の追悼式典。
無数に揺れる灯篭の火で描かれたのは「忘」の文字だった。
あらためてこの日を「忘れない」という
被災地からのメッセージだろうか。
震災を知らない世代が多くを占めるようになり
記憶を語り継ぐのも難しい時代になった。
ましてやこのコロナ禍でそれどころではないのかも知れない。
それでもやはりあの大災害は語り継ぐべきだと
決意の火を見ながら心の底から思う。


黒人俳優

2022年01月15日 | 日記
俳優のシドニー・ポアチエが亡くなったと言う。
失礼ながらまだ存命とは知らなかった。
近頃はスクリーンで見かけないなあとは思っていたが
94歳と聞いてなるほどと納得した。
ハリウッドを代表する俳優だったと思う。


黒人俳優と言えば皆さんは誰を思い浮かべるだろうか。
モーガン・フリーマン、デンゼル・ワシントン、ウィル・スミス・・
それぞれに個性と人気があって魅力的だが
私は何といってもシドニー・ポアチエ押しなのである。
俳優の価値と魅力に肌の色は関係ないが
黒人であることがこれほど美しく知的に見える俳優はいなかった。
「招かれざる客」「夜の大走査線」「いつも心に太陽を」・・・
人種差別が根強いハリウッドにあって黒人俳優の草分け的存在で
その深い演技とハンサムぶりは唯一無二だった。
サスペンスタッチの「夜の大走査線は」何度見ても面白かったし
名優スペンサー・トレイシーと共演した「招かれざる客」も
わざわざビデオを購入したほどだった。
映画「野のゆり」で念願のアカデミー主演男優賞を受賞。
黒人俳優ではなく一人の男優として
初めてオスカーを手にしたことが何よりの勲章だったと思う。
いい俳優だったなあと。あらためて思う。


ロウバイ咲いて

2022年01月15日 | 日記
おお、もうロウバイが咲いてますよ!
蝋(ろう)細工のような花を咲かせるからロウバイ。
その名の通り梅の花の一種ですねえ。
一般的な白梅や紅梅はまだまだ蕾固しですが
一足早く咲くのが特徴です。


蝋梅の花をを見るとついつい「狼狽」するなんて
お決まりのダジャレです。(笑)
とってもいい香りがしてウットリしますねえ。
蝋梅は早春に咲く花ですが
相変わらず寒い日が続いて春まだ遠しですねえ。
冬が大好きだったオジサンも
最近はめっきり寒さがこたえるようになって
春が待ち遠しいです。
♬ 春よ来い 早く来い・・・
なんて口ずさみながら今日も寒風の中を仕事です。


ブリ大根

2022年01月14日 | 日記
昨日は有給休暇だった。
せっかくとった休暇だったのに感染急拡大。
フラフラ出歩いている訳にもいかず
ゆっくり朝寝坊を愉しんだ後
思い立って趣味(?)の料理に挑戦してみた。


いまが旬の「ブリ大根」である。
この時期は寒ブリなどと呼ばれ脂がのって美味だ。
久しぶりに近くの魚屋を覗いたら
富山の氷見産の寒ブリが入荷していたので迷わず購入。
本当は一本丸ごと欲しかったのだが・・・
見るからに脂がのったブリの切り身に冷蔵庫の大根を加え
酒、味醂、醤油を適当に放り込んで30分で完成。
男の料理はあくまでも大雑把である。
それでも素材がいいから天下無敵のブリ大根だ!
なんも言えぬ飴色は食欲をそそる。
タップリの朝寝坊とタップリ脂がのったブリ大根で
タップリ英気を養った一日だった。