まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

生理の貧困

2021年10月26日 | 日記
静岡と山口の補欠選挙は一勝一敗。
もともとは自民党の議席だった選挙区だから
野党にとってここでの勝利は大きい。
まさしく一週間後に迫った衆院選の前哨戦で
地殻変動の予兆とも言える。


それより気になった記事が同じ一面にある。
整理の貧困という文字。
若い女性を中心に経済的な理由から
生理用品の購入に苦労するケースが増えていると言う。
公共施設や学校で生理用ナプキンの無償配布が始まっているし
生理用品に消費税の軽減税率の適用を求める
NPOや若者グループもあると聞く。
男のせいかいずれも最近になって知ったことばかりで
大いに不明を恥じるばかりである。
非正規雇用の女性に貧困が広がっているのは知っていたが
まさか生理用品の購入にも窮する現実があるとは・・・
確かにこの問題は女性特有のテーマに矮小化するのではなく
ジエンダーや男女間の所得格差など
さまざまな課題解決につなげていかなくてはと思う。
エジサンは大いに反省した。(笑)


銀杏散るなり

2021年10月25日 | 日記
雲一つなく青い秋の空。
秋の深まりとともに団地のイチョウ並木も
しだいに黄色く色づいて来ました。
最近は年のせいか真っ赤なカエデやモミジよりも
イチョウの黄葉に風情を感じることが多くなって来ました。


まだ緑の葉っぱもところどころに残っていて
言わば黄色と緑のツートンカラー。
冷たく無機質にそびえたつ団地の高層棟にも
そのコントラストがどことなく味わいを与えてくれています。
銀杏並木が一面の金色に染め上げられるのは
もう師走の声を聞く頃でしょうか。
そんな季節には決まって与謝野晶子の歌を思い出します。


  金色の 小さき鳥のかたちして 銀杏散るなり 夕日の岡に

小学校の教科書で覚えた「みだれ髪」の一節です。
大胆で官能的な恋の歌で知られる晶子ですが
こんな素朴な叙情歌もあるんですねえ。
散り落ちるイチョウの葉を小鳥に例える比喩の巧みさ。
なんちゃって川柳でお茶を濁すオジサンは
彼女の才能にただただ脱帽です。(笑)


キノコ

2021年10月23日 | 日記
公園を歩いていると
スゲェー光景に出くわすことがある。
木立のくぼみにキノコがビッシリと密集して
ムクムクニョキニョキと伸びている。
テラテラと濡れ輝いていかにも美味そうなキノコだ。


これは何というキノコだろうか。
食べれるのか食べられないのか気にかかる。
ちょっとシメジに似ていて毒キノコではなさそうだが
ウッカリ食べて悶絶の事態になっても困るので
名残り惜しいが断念した。
しばらく歩くと突然こんなキノコも出現した。


ふっくらとやわらかそうで
まるでパンケーキのようなキノコではないか。
長いこと生きて来たが
こんな得体の知れないキノコを見るのは初めてだ。
うーん、何となく怪しそうだなあ・・・

秋本番で公園はキノコの季節を迎えている。
八百屋を覗くと店先にとりどりのキノコが満載だった。
残念ながら大好きなマッタケはなかった。
今夜は寒いからキノコ鍋にでもしてみるかなあ。


山本太郎 推し!

2021年10月22日 | 日記
選挙戦たけなわである。
投開票日が31日だからとにかく時間がない。
各政党の代表は連日テレビの報道番組で舌戦を戦わす。
中でも「れいわ新選組」の山本太郎氏の発言が
明確で小気味よくツイッターでも注目だ。



先日も報道ステーションに出演していた。
限られた時間の中でインパクトある発言をするのは至難だが
テレビタレント出身だけにお手の物である。
アベノミクスを始めとする失政を厳しく批判しながら
持論の「消費税廃止」を展開。
そうそう、消費税は社会保障の充実だと言いながら
結局、大部分が法人税の穴埋めだったよな。
成長か分配かなどというアホらしい議論をするマがあったら
とにかく国債を発行して弱者を救えと説く。


先日も別の報道番組に出演していたが
就任以来、発言が次々と後退してブレまくる岸田首相に比べ
とにかく一貫してプレないのが魅力である。
この国の最高権力者は総理大臣ではなく国民である。
そのスタンスも終始一貫してブレない。
当たり前のことを当たり前に言い続ける姿勢こそが
彼の一番の魅力ではないかと思う。
死にたくなるような社会を変えたいという
ちょっと気恥ずかしくなるようなプリミティブなセリフを
堂々と恥ずかしげもなく訴えられる人間性が
山本太郎なのであると思う。


薄明光線

2021年10月21日 | 日記
え、今日も雨だったっけ・・・
と思いつつ薄雲りの空を見上げると
垂れ込めた雲の切れ間から太陽が差し込んでいます。
スカイツリーが幻想的な光に包まれて
うーん、得も言われぬ光景です。


これが噂の「天使のかいだん」でしょうか。
幾重にも降り注ぐ光の帯がまるで階段のように見えます。
天使が昇っていくのか下りて来るのか
誰が名づけたのかは知りませんが思わず見とれました。
気象学的には「薄明光線」と呼ぶそうです。
昔から美人薄命と言うだけあって
美しい光景は一瞬のことでたちまち雲に隠れてしまいました。
天使の階段はいかにもメルヘンチックですが
薄明光線にはなにやら切なく悲しい響きがありますねえ。
ああ、いいものを見せてもらった・・・
一日中、至福の気分につつまれた秋の日でした。